【大菩薩嶺】登り納めと秘湯の宿でまったり。

2017年12月29日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.3km
• 登り: 508m
• 下り: 1,198m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:00
• 休憩: 0:50
• 合計: 3:50

10:00 上日川峠
10:00 10:20 福ちゃん荘
11:00 11:10 雷岩
11:15 大菩薩嶺
11:20 11:25 雷岩
11:40 賽の河原
11:50 11:55 大菩薩峠（介山荘）
12:15 富士見山荘
12:20 福ちゃん荘
12:35 12:45 上日川峠
13:25 千石茶屋
13:35 丸川峠入口
13:50 大菩薩登山口バス停

※コースタイムは概ねで刻んでいます（3〜4分の誤差）。
※水分補給は適宜行っています。
※賽の河原付近でデジカメ紛失による捜索時間を含みます。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

往路：JR中央本線　甲斐大和駅からタクシーで上日川峠へ。
復路：大菩薩登山口から路線バスで塩山駅へ。
【備考】
甲斐大和駅から上日川峠へ向かう道路（大菩薩初鹿野線）ですが、路面が凍結して滑りやすくなっています。ハンドル取られたり、後輪振られたりと、ちょっと怖いですね。昨年とは全く違う状況なので、道路の閉鎖が早まるかもしれません。行かれる方いましたら要注意です。

コース状況／危険箇所等

去年の同時期に比べて気温が低く、登山道にも着雪が見られました。アイゼンを要する場面はありませんが、日陰にある水たまりが凍っているので日陰を通行する際は注意した方が良いと思います。
上日川峠から千石平へ続く登山道ですが、昨年もそうでしたが落ち葉の堆積量が半端ない個所が多数あります。膝までは埋まらないものの、踝よりもそこそこ上まで埋まる場所もあったり、落ち葉の下に木の根っこや岩があったりするので、こちらも要注意です（この時期の落ち葉なんとかならないのだろうか）。

その他周辺情報

【裂石温泉　雲峰荘】※下山後の宿泊した宿
・今回で３度目の宿泊（同時期に３年連続）。
・秘湯を守る会の宿。
・取扱いワインの種類が豊富。夕食時に飲む事もできるし、帰りにお土産として購入する事も可能。その他、手作りジャムとか地元の野菜なども販売。
・保護犬の活動をしているので、敷地にワンコがいます（リードで繋いであるので犬が苦手な人でも大丈夫。自分も苦手だし）。
・お風呂は露天は混浴（１９時〜２１時は女性専用）。内湯は大きい浴室と小さい浴室があり、男女日替わり。内湯は源泉（結構冷たい）と加温の浴槽がある。
・ボディシャンプー、リンスインシャンプーあり。

写真

【ロッヂ長兵衛】営業している雰囲気はありませんでした。というか上日川峠に着いた時、登山者がほぼ無し（2名の方と会いました）。車も1台位。

【福ちゃん荘】小屋の方の姿は見かけたので営業はしているんだと思います。

警察車両が停まっている。今年は山梨県内の遭難事故等が多いらしいですね。自分も気を付けないと。

今回の目的の一つ…テント場を視察する事。来年春、ここでテントを張ります！（先日、テントを購入）

今年も唐松尾根から時計回りです。早い時間帯に良い景色を堪能したいですから。

下山時はあっちから来ます。

木々の間から南アルプスの峰々が見えます…気持ちいい！

雪が出始めた…去年は全く無かったんだが。

樹林帯を抜けきれば極上の景色が待っている。

南アルプスの峰々も…来年は悪沢、赤石、聖は行きたい。できれば塩見とか光も。

富士山…来年もパスだな（笑）

いつまでも眺めていたいけど、去年以上に寒い（痛さを感じ続ける寒さ）。

北ア4泊5日よりも南ア4泊5日の方が厳しいんだろうな。

聖岳…なんか名前が神々しくてカッコいい。

【雷岩】

【大菩薩嶺】誰もいない。というか雷岩からここまでの道程…寒さが半端ない。ヤバさを感じる寒さを初めて体感したぞ。

樹林の真っ只中なので日も当たらず寒さが増す。木々の間から吹き抜ける風が刃のように感じる。

アイゼンの必要は全くないです。サラサラふわふわの登山道…これもまた極上です。

この景色があるから年末大菩薩はやめられないんだよな。

2000m…おそらく2000年1月1日に、この地で数多のパリピが宴を繰り広げたに違いない（な訳ないか）。

ここからの稜線も極上の景色なんだが、如何せん、風が刃のように鋭く顔を引き裂かれているような感覚にて辛い。

【賽の河原】

【避難小屋】誰もいません。そしてこの後、うっかりデジカメを落としてしまい気付かづ前進するというアクシデント。

この地点の少し前でデジカメが無い事に気付き引き返す。つまりまた登り返した。

何度も言ってしまうが極上過ぎる。

【大菩薩峠】ここで4〜5人とすれ違う。人少な過ぎって言ってしまうが、うじゃうじゃ居れば居たで鬱陶しく感じるんだろう。

【介山荘】

この轍の部分が凍結していて危ない。

川も凍結。

毎度、人っ気を感じない。

【富士見山荘】営業していないらしい。ここをテント場にしたら面白いんじゃないかな。ただ木々を手入れする必要はありそうだけど。

【福ちゃん荘】この日陰に凍結というトラップが潜んでいる。危うく転倒するところだった（汗）

この凍てつく気候にキンキンに冷えたビールとか、変態の域だと思いますが（笑）

【ロッヂ長兵衛】ここで出会ったお二人は無事に宿を確保できたのだろうか？

冬季登山あるあるです。トイレが使用できるか否かはとても重要です。

さて、ここからは退屈であり危険な下山路です。

何が危険かって…この落ち葉にやられるんですよ。うっかりすると沈みます。踝ずっぽりは当たり前。その下に木の根があって滑ったりするんでストレス貯まります。

途中で車道に出ます（矢印のある方向＝右に進む）。

するとこんな看板ありますので、ここからまた登山道に突入します。

展望所らしいが木々が邪魔して良い眺望は得られません。

相変わらずのトラップ道。一回膝近くまで沈みかけてバランス崩しました。この葉っぱ、何とかして欲しい。

ようやく悪路から脱出。ここでトレランの方に抜かれました。よくまぁこんな悪路、走れるもんだ。

【千石平】ここまで来ると、あともう少しだなと思える。

【千石茶屋】営業していませんでした。

今年も無事に下山できましたと報告。

怠い車道歩き。

【丸川峠入口】車は8台位停まっていました。

【大菩薩登山口バス停】茶屋の自販機は来春まで稼働しないそうです。お気をつけて。

極上の景色を堪能した上に極上の湯宿に泊まる…1年の締めくくりには最高のプラン。だからやめられない（笑）

意味不明ですが…

裏返すと答えが分かります。こんな札がいくつかあります。

【雲峰荘】今年もお世話になります！

早速お風呂に入ってその後はゴロゴロ。炬燵に入るとウトウトしちゃいますよね。

この宿の定番。囲炉裏で焼いて食べても良し、持ち帰っても良しです。自分は持ち帰りました。

雲峰荘と言えば保護犬ですね。

飼い犬、飼い猫をいとも簡単に捨てるって、どういう性格してんだ、コラ！って思います。日常生活でもろくでもない人間がすることなんでしょう。

癒しの空間。

地元の野菜や手作りジャムなど販売しています。

【雲峰荘の夕食】全体的に優しい味付け。それがまたいい。

【雲峰荘の夕食】グラスワインも注文しちゃいました。

デザートは桃のシャーベット。

【雲峰荘の朝食】黒米1膳の他、白米も3膳いきました（笑）朝も優しいメニューで美味い。

あと2つ！

感想

sato-ciel

今年も昨年に続き、大菩薩からの絶景＆秘湯の宿で1年の疲れを癒すプランを実行しました。
今年も天気に恵まれ、極上の景色を堪能しまくりでしたが、予想以上に寒く、こんなに寒い思いをしたのは人生で初かもしれません（顔が切り刻まれるんじゃないかと思いました）。
大菩薩周辺ですが、今年は昨年よりも冷え込みが厳しく、峠へ向かう道路も凍結しまくりですので初日の出を見に行かれる方は気を付けて下さい。タクシーの運転手さんいわく、閉鎖期間前でも路面のコンディションによっては閉鎖してしまうようなので要注意です。

今年1年、九州から山陰、近畿、北陸、東北、北ア…色々と登りましたが、怪我無く終えられたことは良かったと思います。
今回の大菩薩では、高尾駅で乗換列車を間違える、デジカメ落とすなどアクシデントがありましたが、無事に1年の登山を締めくくれて良かったです。