快晴&絶景☆白銀の谷川岳(天神尾根から〜今年もゲレンデ板でなんちゃってBCスキー♪)


- GPS
- 05:31
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 849m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 5:31
・GPS(ガーミン・etrex 30J )のログデータをそのまま添付しています。
・各ポイントの通過時間や移動距離については、GPSのログデータ通りで、
写真の撮影時刻と数分のズレはあるものの、当日私が実際に歩いたデータと
ほぼ相違のないものであると思います。
(今回も漏れなく全線ログ採りすることができました)
*装備重量
・雪山日帰り装備(10.4kg)+ゲレンデ板(6kg)+ゲレンデ用ブーツ(4kg)で合計20.4kg
*今回のルート概要
・登りは上記の装備で天神平スキー場から天神尾根をスノーシューで登り、
そのままトマノ耳〜オキノ耳、ここで折り返して肩の小屋まで。
肩の小屋でスキーに換装し、下山はスキー滑走で肩の小屋〜天神尾根
〜天神平スキー場、最後は田尻沢コースにて麓まで下山。
(熊穴沢避難小屋から下の登り返し部分は一部徒歩の区間あり)
・下山はゴンドラを使用せずのコースタイムです。
・下山時の滑走ルートは基本的に登山道脇の斜面(登山道沿い)を滑っています。
天候 | 天候:午前中は快晴☀ 昼過ぎから冬型の気圧配置で高曇りとなる 風:下部(熊穴沢避難小屋付近まで)終日無風〜微風 上部は断続的に5〜10m/sec前後の風 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・自宅出発(5:10) ・圏央道in〜鶴ヶ島jct〜関越道/水上out 〜R291〜谷川岳ベースプラザ着(8:05) *自宅からここまで2時間55分 (途中、関越道での小渋滞が数回、コンビニでの朝食購入時間も含む) *水上ICからR291利用で30分程度(渋滞無し)で着きます。 *コンビニ:水上ICからベースプラザの間に数軒あります。 ・谷川岳ベースプラザ(立体駐車場)&ロープウェイの情報はこちら ⇒http://www.tanigawadake-rw.com/ropeway/ ●ロープウェイの営業時間● 【4月〜11月】 平 日:8:00〜17:00 土日祝:7:00〜17:00 【12月〜3月】 全 日:8:30〜16:30↓↓ *日帰りの場合、この時期の山での行動時間は8時間未満となります。 ・約3分間隔で常時ゴンドラが発車しています。 ・所要時間は片道約15分(最速7分) ●ロープウェイ料金● ・大人2,060円(往復) *今回は天神平スキー場の田尻沢コースをスキー滑走で下山した為、 片道分(大人1,230円)のみ購入。 ●駐車場料金● ※12月1日〜4月30日の平日は駐車無料(1月2日3日は除く) その他の期間及び、休日 ・5月1日〜11月30日 大型 1,000円 小型 500円 ・12月1日〜4月30日 大型 1,000円 小型 1,000円 (今回は12/1〜4/30の土曜日なので小型 1,000円でした) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道路状況、駐車場、トイレ、山小屋など】 2018/01/13 時点 1)道路の積雪状況 ・高速(関越道)は東京方面から水上ICまで道路上に雪は無し。 ・水上ICからベースプラザまでの一般道(R291)も 1/13時点では道路上の雪は一切ありませんでした。 *しかし、この時期は一度降雪があればすぐに圧雪路となりますので、 スタッドレスタイヤとチェーンなどの滑り止めは必携かと思います。 2)駐車場 ・谷川岳ベースプラザ(立体駐車場)を利用しました。 晴天の土曜日でしたが、満車になることもなく余裕がありました。 *料金、その他は上記”アクセス”に記述の通りです。 3)トイレについて ・本行程でのトイレは、ベースプラザ内及び ロープウェイ天神平駅舎内にあります。 ・この時期、天神平スキー場より先のルート上にトイレはありません。 (山小屋での利用も不可となっています) 4)ルート上の山小屋について ・熊穴沢避難小屋は完全に雪没中で、 ルートが屋根の上を通るようになっていました(写真23参照方) ・肩の小屋は中に入って休憩等ができます。 (但し無人で営業はしていませんので、水や食料の補給は出来ません) 【コース状況、積雪状況等】 2018/01/13 時点 ・今回の天神尾根ルートは、スタート地点の天神平スキー場から 山頂まで全線に渡り明瞭なトレースがありました。 道標となる旗竿も所々にあります。 ・雪質の方も氷剝き出しなどのクラスト箇所もなく また、パウダーなどのラッセルや大きく踏み抜く箇所もなく 程よく締まってアイゼンの爪がよく効く非常に歩き易い雪質で、 スノーシューもしくはアイゼンどちらでも良いコンディションでした (私は登りスノーシュー、下りは登山道沿いをスキーで下山しました) *下りのスキーで登山道脇の斜面を滑ると、時々クラストした箇所が ありましたが、トレース上を歩いていれば問題ありませんでした。 *今回は天気も良く、イージーなトレースがあり難なく登れましたが、 ここは豪雪で有名な上越国境の谷川岳です。 この時期(厳冬期)は、当日の天候によりルート状況は一変します。 特に天神尾根の上部及び山頂付近は広大で樹木もなく真っ白です。 ガスに覆われれば方向を見失い、身動きが取れなくなりますので 最新の気象情報の確認と、万全の装備で臨むようにして下さい。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉はここで↓↓ ”ホテル 湯の陣” http://www.enjoy-minakami.jp/spa.php?itemid=145 ・入浴料/大人(中学生以上)1,058円(税込) 日帰り用の浴場は大きめの内湯と露天の計2槽でゆったり浸かれます。 ・ホテル故にアメニティーも充実。 *谷川岳ロープウェイのチケットで入浴料の割引きあり。 (詳細は写真7を参照方) *日帰り入浴の場合、夜8時までに退館とのことです。 |
写真
下から延びる天神尾根とその上には肩の小屋、そして双耳峰のオキトマまでクッキリ
今回はスキー板も持参。あんなところを滑れるのかと思うと興奮が抑えきれない!
今回はスキー板運搬用に75Lザックを使用(スノーシュー無しで10.4kg)
ゲレンデ板6kg+ブーツ4kgで総重量20.4kg
ザック内には飲物1L、12本爪アイゼン、防寒着他、雪山登山装備一式
今回ブーツはゴンドラ乗車まで黒のバックに入れて手持ちで移動しました
今日はこんな感じで板&ブーツを谷川岳山頂まで運びます
2年前のここで、この運搬方法を初めて試した時は固定がうまくいかず
板がグラグラ動いてまともに担げず、結局途中でデポして初BCを諦めました
堪らずヒールリフターON!これがあるのと無いのとでは大違い
こまめにON・OFFすることで無駄な体力の消耗を防ぎます
ちょっとしたアップダウンを繰り返して進んで行きます
パッと見、上部は滑り易そうだけど、この辺は幅狭だし登り返しもあるし…
私ごときの技術でまともに滑れるのかな…
で、足元を見るとやっぱり裸足(当たり前ですが)
しっかし、よくそれで大丈夫だよね・・・やはり動物は強い!
(というか、人間が弱すぎってことかもネ・・・)
かなりビビりながら滑っていることを示していますネ(^^ゞ
それでもやっぱり気持ちイイ♪谷川サイコー!板持ってきてよかった〜
非常に変化が目まぐるしいのですが、それでも気分は最高(^^)
画面中央に見える天狗の留まり場まで、今季の初滑走を楽しみます♪
天狗の留まり場から下はこのように細尾根形状になるので、
登山者が見えなくなるのを待って、この脇をゆっくり下っていきます
ここで朝は閉鎖されていた下山コースの”田尻沢コース”が
オープンしているとの情報。これでゴンドラ要らずで下山できることに♪
(元々開くと予想して片道分のチケットしか買ってなかったし(^^ゞ)
このスキー場の最盛期である12月と4月はいつもかぐらだったし…
コースは連絡路的な構成ですが、斜度もそこそこあり雪も締まっていて
思いの外板が走りました。また登山と山滑走で足を使っていた為か、
板の操作に少々苦慮しました。とはいっても所詮は整備されたコース
天然山斜面の雪に比べれば、どうってことないというのが正直な感想…
・・・って、ありゃ?このコースはスキー場の正規コースなのに
あの先に見えるゴンドラ乗り場に直結してないの!?(^^;)
ということで、ここからゴンドラ乗り場(ベースプラザ)まで
車道を歩いて戻ります。勿論、荷物はここにデポしていきました
(てか、あのゴンドラで下りた方が断然ラクで早かったんじゃないの?)
感想
今回は私の厳冬期恒例登山のひとつである雪の谷川岳へ。
抜けるような大快晴の空の下、ゲレンデ板を担いで登ってまいりました。
2年前のこの時期に初めてゲレンデ板とブーツを担いで、ここ天神尾根で自身初のBCスキーをやってみようと思ったのですが、現実はそんなに甘くはなく、それまで板を担いだ経験がないことによるザックへの板の固定方法の不備から運搬中に度々板が動いてしまい、何度も降ろしては担ぎ直すという、まともに歩くことができない状況となってしまいました。
結局、このままでは初BCどころか山頂も踏めなくなりそうなペースだったので、早々に板とブーツをデポして、結果的には普通に登頂しただけという、BCスキー的には大失敗の初BC挑戦なのでした。
今回はそういう意味で、自分の中ではちょっとした雪辱戦でもあったのですが、昨シーズンに北穂や乗鞍の山頂まで板とブーツを担ぎ上げた経験もあってか、今回の谷川・天神尾根は無問題で板とブーツを山頂まで担ぎ上げられました。
しかし難なく登って楽しく滑ってきましたが、私は本式のBCスキーヤーではないので、あくまで自分の足で登って自分が滑れることを確認できた道を滑るのみ。下山の際に利用するスキー、いわゆる移動手段としてのスキーなので、これからもゲレンデ板で十分だと思っています。
移動手段とはいえ、この滑走だけでもゲレンデスキーとは違った楽しさや雰囲気が味わえますし、下山は歩くより楽になるので、元々大好きだった雪山登山がますます楽しみになってくるというものです♪
正直なところ、ゲレンデ板とブーツのセットは重い上に、滑走時に登山靴からの履き替えが必要だったりと、何かと手間もかかり使い勝手も悪いのですが、私ごときのスキー技術ではこの装備とこの程度の滑走範疇で十分だと感じています。
私は大した滑走技術も知識もないので、本当のBCルートへ足を踏み入れることは出来ませんし、自分の実力相当でBCスキーを楽しむという意味ではこの程度の内容で見合っていると思っています。
やはり自分の力を過信して本当のBCルートやバリルートへ滑りに行くようでは危険行為そのものですし、また真のBCスキーをする為にはまだまだ多くの壁があると感じています。
そんなことで、次回のなんちゃってBCスキーは私の大好きな白馬のあの尾根で
白銀のゴタテ稜線を眺めながらゆっくり登って、また自分の辿った道の滑走を楽しみたいと思います。
(でもその前に…そろそろ12月初めの仙丈以来となる雪中テン泊で、
シュラフに包まれながら丸くなって雪の上で寝たいなぁ♪)
いくら天神尾根とはいえ、そんな重たいもの背負って良くやるわ〜〜〜
Mでんな〜〜〜〜
いっそこれでもつけてみたら?
https://zigsow.jp/item/209260/review/161724
もう売ってないから手に入るかどうかは不明だけど・・・
ま、これじゃないけど、私も登山靴でスキー履いて滑ったことある〜〜〜
まったく滑れなかった
ということでおススメはしません・・・だったら書くなよって〜〜〜
冬山、今年も思い切り楽しみましょうね
今、そちらの雪キャンプレコ読ませて頂いてコメでもしようかと思ったら
ちょうどこちらにコメが・・・
で、ちょっとちょっと「Mでんな〜って」
今さらtekuさんにそれ言われてもしょうがないでしょ???
すでに”ドMコンビ”ってことになってるみたいですから〜〜〜
情報どうもです!
ほぉ〜・・・こんな優れモノ?があるんですね
確かに上でスキーブーツに履き替えて、脱いだ登山靴をザックに入れて…
こんなコトやってるんですけど、重いのもそうですが、
それ以上にホントめんどくさいなぁ…って感じです
(だったらさっさとBC道具買えよって!?
でも今時期と同じくワタクシのフトコロ厳冬なもんで…
(…って、またそれかいっ!
リフターさん、こんばんは
高いBC道具が部屋の隅でホコリかぶってる私なんかより、
星飛雄馬に徹するリフターさんは、潔いです
〔自分の足で登って自分が滑れることを確認できた道を滑るのみ〕
ウンウン、石橋を叩いても、雪山では100パーの安全はないですもん。一番はどんだけ楽しめるかってコトですね。
それにしても、Mですね
negiさん、どうもです〜
先ほどはワタクシがほぼ理想とするような雪山レコを見させていただき、
本当に楽しかった&羨ましかったです
星飛雄馬の真の理由はねぇ・・・
やっぱり踏み切れないんですよ。。。(えっ?散財の件じゃないですよ
本当のBCルートって、バリは勿論ですがそれ以上に、
登ってないところを下りに行く(この目で見てない)っていうのが
どうも怖くて…でも、ルーファイ技術やキチンとした雪崩などの知識、そして経験、装備などで徐々に慣れていくのかなぁ…なんて最近は思うようになりました。
でもその為には本腰入れてやらないと
…となると、あんなゲレ板&ブーツじゃ何かにつけて不利になる、
て、コトはやっぱりBC道具買うしかない!?
(答えはやっぱり散財だったぁ〜〜〜
お疲れ様でございます。
なんでそんなに空が蒼いんでしょう〜(*゚▽゚*)素敵だなぁ〜。
ほ〜んとスキーができるって羨ましいです。
重いもん持って登るのはイヤですけど、
潔い(笑)滑りを見ていると私も滑ってみたくなる〜!!
気持ちよさそうやわ(´∀`)
いや、担ぐのはイヤですけどね。
いいなぁ〜スキ〜
いいなぁ〜谷川岳〜
今回はこの上なく良いお天気に恵まれて抜けるような青空!
厳冬期特有の凛とした空気を感じました。
そしてどこまでも続く白い峰々。上越国境の冬景色も最高でしたよ
スキーはご覧の通りのヘッポコ技術しかないので、
それに見合ったレベルのルートしか滑れないんですよ。
それでも、肩の小屋直下のあの大斜面での滑走を実現できたことは
自分的には大満足で、本当に気持ちのイイ最高のひと時でしたよ
冬期谷川岳はお天気の良い日なら(厳冬期は殆んどないけど
ロープウェイもあるのでキチンとした計画と装備、そして安全第一で、
ochadaさんもぜひトライしてみてはいかがでしょうか
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