「秀麗富嶽12景」3座を繋ぐ(冬の低山足馴らし尾根歩き:田野倉駅〜九鬼山〜高畑山〜倉岳山〜簗川)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 09:36
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,763m
- 下り
- 1,874m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:31
天候 | 晴れ午後一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
・復路:JR梁川駅(無人、SUICA・PASMO等使用可)まで、車道にも要所に指導標あり、分かりやすい道。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・九鬼山の直下はいずれも急阪、スリップ注意。高指までの尾根道は、倒木等も多くややルートが分かりにくい区間あり。特に、小ピークを迂回する顕著な巻き道へ引き込まれ、そのまま下山する作業道へ入ってしまう箇所あり、進行方向に要注意。 ・大桑山〜高畑山の間の稜線、一部細い岩稜の区間あり。よく見ると向かって左側に巻き道もありますが、通行注意。 ・立野峠から梁川駅への下山路は、沢沿いの徒渉を繰り返すルート。要所には小橋や赤ペンキの表示あり、特に迷いやすい区間はないものの、一部沢筋が荒れ、歩きにくい箇所あり。特に夕暮れ時の下山は方向等注意。 |
その他周辺情報 | 梁川駅周辺には適当な日帰り温泉ナシ。(時間があれば、高尾でJR下車、高尾山口の京王高尾山温泉が最もお手近でしょうか?) |
写真
装備
備考 | 消費水分量:PET(500ml:ソルティライチ)×1、ガッツギア×1、昼食スープ・コーヒー用お湯(THERMOS)約500ml(倉岳山から梁川方面の下山路前半に美味しい水場あり。) |
---|
感想
先週土曜、夏の転倒・骨折の回復状況を掛かり付けの整形外科で定期検診、順調な回復を確認、主治医からも「ひとまず定期チェックは今日で終わり」と嬉しい仮卒業許可。家族からは「喉元過ぎれば…」と冷やかな視線を浴びながらも、週末の好天と週明けの大雪予報に背中を押され、日曜未明から足馴らし(手慣らし?)にこの時期ならではの中央沿線・低山尾根歩きに出撃です。
前夜、全豪テニスの見過ぎでいきなり寝坊、京王線の始発を逃しますが、何とか予定の30分遅れでスタート地点の富士急・田野倉駅に降り立ちます。早速取り付きの尾根から本日最初のピーク、小生未踏の九鬼山を目指します。途中、眼前のリニア実験線と朝靄の富士、更に天狗岩からの三ツ峠〜富士〜道志の大展望に早くもすっかり満足。急坂をクリアすると、九鬼山頂には朝イチで結構多くのハイカーが。ここは「秀麗富嶽12景」の1つ、樹間越しに額入り油絵のような富士の美しい構図と、小生自身の登頂証拠写真をカメラに収め、早々に賑やかな頂上を辞します。
その名もズバリ・富士見平から尾根縦走路へ足を踏み入れると、一転して行き交う人も疎ら、ルートもやや心許ない倒木混じりのか細い小路に。途中、顕著な巻き道に引き込まれ、本年お初のヤブ漕ぎで正規ルートに復帰したりするうち、すっかり腹の虫が音を上げ、小ピークでスープスパ軽食の後、高指山で早くも弁当昼食タイム。時刻は昼前、日の短いこの季節、食休みであまりノンビリもしていられず、低山の割には意外に激しいアップダウンにアゴが上がりながらも、どうにか中間点の鈴ヶ音峠に到達。ここからは暫しの車道歩き、NTT中継局取り付け道路の紛らわしい「この先行き止まり、立入禁止」表示に眩惑されタイムロスしながらも、突坂峠からようやく正規の高畑山方面への尾根道へ。この先も大桑山の急坂でヘロヘロになり、途中の岩稜をビビりながら通過、コースタイムオーバーで高畑山に辿り着く頃には、このまま鳥沢駅にエスケープしようか、と弱気の虫が頭をもたげます。
それでも、山頂からの低山と思えぬ好展望に力を得て、再び元気に最終ターゲットの倉岳山に午後3時前到達。ここも未踏峰、しかも本日3座目の「秀麗富嶽12景」 ということですっかり満足。居合わせた男性ソロの方と「富士はどこだー」と目を凝らして夕映えの霊峰の展望を楽しみ、フルーツヨーグルトのご褒美を流し込んで、立野峠から計画通り梁川駅への下山路へ足を進めます。このコースは意外にタフな沢沿いのルートで、一部荒れている区間や、昨夏の北アでの転倒場所を彷彿とさせるビミョーに怖い小橋を慎重に通過。どうにかトラブルなく、明るいうちに瀟洒な造りの簗川駅へ無事ゴール。
ということで、翌月曜(1/22)に予報通り関東は4年ぶりの大雪、大寒波襲来で気温もぐっと下がり、近郊の低山も暫くはアイゼンなしでは歩きにくい状況が続きそうです。今年こそは、300名山ラスト1で最近小康状態の箱根・神山の登山規制解除を期待したいところですが、折悪しく昨1/23、これまた想定外の草津・本白根山の噴火が発生。火山防災の規制緩和は益々遠のきそうな雲行きです(涙)。噴火後も火山性微動の続く草津白根はじめ、山の神々のご機嫌が早く治まることを祈るばかりです…。(この場を借り、草津白根山噴火で犠牲になった方、負傷された方々に心からのお悔やみ、お見舞いを申し上げます。小生もスキーや山登りで同山域にはかれこれ10回近く足を運んだだけに、他人事とは思えません…。)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する