堂津岳(厳冬期名峰)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,545m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:00
5.37 1385m 奉納山下稜線
6.17 1510m 奉納山
8.56 1845m 堂津岳主稜線
9.46 1926m 堂津岳
10.10 1926m 堂津岳発 北西沢エントリー
10.41 1118m 登り返し
11.46 1385m 奉納山下稜線
12.10 690m 小谷 中土着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
堂津岳周回は雪崩のリスクもあるので雪の状況を十分チェツクした上で |
写真
感想
今日は名人と堂津岳に出かけた。昨夜は仕事を終えて医師会の会議に参加してその足で小谷へ向かった。数年前に初めて厳冬期の堂津岳を訪れてその素晴らしさに感動した。是非また再訪したいとチャンスを伺っていたがようやくその時が来た。
小谷には雨飾山を始め天狗原山、金山、大渚山などがあるが堂津岳はその展望は一級品で山スキーのためにあるような山である。山頂からの滑走もまさにこれぞ山スキーと言う急斜面の激パウが楽しめる。標高も1900mを超え雨飾山に引けを取らない。ただこのコースは体力、雪を読む力、読図力、滑走力など総合力を試される玄人好みの山である。特に雪の状態を見極めないと雪崩に巻き込まれるリスクも高い、今日は雪の状態は最高で結合は良く、最高の滑りが楽しめた。
当初4時発という約束であったが雪崩のリスクを考えて出発を1時間早めて3時過ぎとした。取り付き沢の前には広い空き地がありここに車を止めていざスタート。この沢も急で時間を選ばないと雪崩の危険性が高い、所々水も出ているので注意が必要である。雪崩の危険性が高い時には沢の両脇の尾根を選んだほうが良い。ガシガシ激ラッセルを回して登り上げる。気温は低くて雪の結合はバッチリで雪崩の心配はなかった。
二時間チョイかけてようやく奉納山の稜線に出た。うっすら暗がりの中に堂津岳が見える。まずは奉納山、ピークからアップダウンを経て堂津岳の稜線に向かう。ようやく夜が明け天狗原山にまず朝日が射してきた。振り返れば雨飾山、左手には焼山、火打と贅沢な眺めだ。名人は風邪をひいて体調はいまいちのようだが、ラッセルは辛いので交代で頑張ってもらおう。正面に堂津岳の稜線が壁のようにそびえている。
頑張って登り上げる。雪の状態が悪ければここも雪崩のリスクが有るだろう。急斜面をジグを切ってガンガン登る。稜線に着くと今度は黒姫山、乙妻山、戸隠山が飛び込んできた。更に堂津岳に続く稜線はシュカブラが発達して岳人の魂を揺さぶるような景色だ。待ってなさい堂津岳!堂津岳まで小さなポコも幾つかありポコポコ巻きながらピークに近づいていく。さあピークがすぐそこだ。夏は藪で展望も悪いだろうがこの時期の展望は最高である。
ピークからの大展望はマンダムでした。さあいざ山頂から北面の急斜面にエントリー激パウを頂こう。滑るというより落ちて行くと言ったほうが合っている。雪の結合は良いので安心してエントリーできた。それでも雪崩には警戒して交互に写真を取り合った。ガンガン落ちていく。パウダーでこの急斜面はよほど条件が良くないとあり得ないかもしれない。
あっという間にボトムまで滑って次は奉納山の稜線に200mの登り返し流石に雪は腐り辛い登りになった。奉納山の稜線に這い上がりここから県道までは北西の良く滑る雪で二度目のパウダーを楽しんだ。これは癖になる滑りだ。あっという間にパウを蹴散らして県道まで全く無駄のないコース取りだった。
この周回コースは小谷を起点とするコースの中でも天狗原の浅海川周回に並ぶ素晴らしいコースだと思う。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する