四十八滝沢〜三ッ峠山


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,155m
- 下り
- 1,155m
コースタイム
天候 | 晴時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三ッ峠山北口登山道入口にポストあり。 登山道は断続的に数か所デブリが横切るが、気温が低いので問題なし。(3連休前半の温暖な時に崩れたと思われる) 初滝(標高1,100m付近)まではアイスクライマーの往来多く、しっかりしたトレースあり。その先は徐々に減り七福の滝より上は自分含めて二人分。 四十八滝沢内は七福の滝まではクライマーのトレースあり。 |
写真
装備
個人装備 |
・アックス2本(ベノム アッズ&ハンマー)
・クランポン(セラックストラップ) いずれもブラックダイアモンド ・ヘルメット (普通の冬山登山装備で冬の沢歩き) |
---|
感想
気が付けばいつのまにか三連休も最終日。今週末も好天は関東のみなので、近くて便利な三ッ峠に。
5年くらい前の夏に四十八滝沢を遡行したことがあるので、ついでに季節が違うとどうなるかも感じてみようと、マイナーで最近はガイドブックにも載らなくなった北口登山道から登ることにしました。
宝鉱山のバス停広場にクルマを停め、積もった雪がカチカチに凍る林道と登山道を1時間半ほど歩くと、最初の氷結滝「初滝」に到着。
ここで氷の感触を確かめるためトップロープで2か所くらい登ってみると、昨夜からの冷え込みで硬さはちょうど良い感じ。
アックスを打ち込むと刺さらずに砕け飛ぶのは、研いでない上に、それ用のものではない(普通の縦走用)からでしょう。
登山道を左岸に見送り、無理しない範囲で四十八滝沢の中を行く。
高さ数メートルくらいの小滝は全て氷結しており、快適。
夏は石鹸を塗ったかと思うくらい岩が滑るが、同じ滑るでも氷は刺すことができるから全然楽チン。
すぐに見えてくる大滝も、氷が成長して夏より全然傾斜がユルそう。
だけど、近寄ってみると中が空っぽなので、右岸から巻いてしまう。
落ち口のすぐ上は七福の滝が連なるが、最上部のメインの滝以外は凍っておらず、引き続き右岸を巻き続けて最後の氷塊の下へ。
近寄ってみると氷結しているのは上部三分の2くらいだが、パンパンに凍りついている。夏登るときに中央を横切る「く」の字のバンドの面影がうっすらあるものの、一人ではとても登れん ということで、左岸を小さく巻いて落ち口へ。
岩も草もしっかり凍っているので、スリップの心配はないものの、結構な高さで慣れないことをするもんでビビりまくる。
七福の滝から白竜の滝までの間は、フリーで登れる小滝が息をもつかせずに連続し、調子こいてのぼっているうちにヘロヘロになる。
ほとんど境界のない一連の滝なので、沢登りのときはどこからが白竜の滝なのかわからないまま通り過ぎてしまうが、冬は違って一目瞭然。コチコチの連瀑となっていた。
登ってしまった後にどうするかを考えなければ、非常に快適で面白そうな滝だ。
先へ行きたい魅惑にかられるが、この先は確か両側が切り立った急なルンゼとなり、登山道へ登るにも嫌らしい小沢を横切らなければならないはずなので、ハイカーは行ってはいけない領域だろう。
ハイキングに戻るべく左岸の登山道へ登り、滝を見下ろしながら歩く。
登山道には先ほど初滝でお会いした(練習中に通過していった)先行者の方のトレースがついており、御巣鷹山までありがたく使わせいただく。
本日このルートからただ一人三ッ峠山に登ったトレースの主の方は、地元都留市にお住まいの男性で、山頂付近で再会して下山時にご一緒させていただいた。
こちらと違ってコースを熟知されておりルート取りに迷いはなく、もし同じ日に登っていなければ、雪に埋まる小径にロストを繰り返して山頂には行けなかったのではないだろうか。
そうはいっても、北口登山道は厳しいながらも良く手入れされている道で、見失わない限りは安心して歩けた。話によると崩壊の度に工夫して付け替えられているとのことだ。
そして下山途中に、登山道が七福の滝の下で沢のすぐ横を通っていることが判明した。しかも、小さいながら表示板まであるぞ。
20メートルくらいしか離れていない沢の対岸に、さっき通った自分のトレースがついているが、全然気付かなかった。。。
気付いていれば、あんなにコワい思いをして滝を登らなくとも良かったのに。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する