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Yamareco

記録ID: 138175
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ハイキング
甲信越

黒姫山(新潟県青海町)

2003年06月07日(土) [日帰り]
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GPS
07:10
距離
11.5km
登り
1,238m
下り
1,237m

コースタイム

登山口発  7:30頃
山頂着  11:00頃
山頂発  11:50頃
登山口着 14:40頃
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2003年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口の案内板
谷全体に広がる電気化学工業の工場群
谷全体に広がる電気化学工業の工場群
カモシカ
ヤマシャクヤク
ヤマシャクヤク
コシノコバイモ
ササユリ

感想

(以下、歩いた当時の記録を掲載しています)

国道8号から入って、ループ状の道路を通って道なりに行くといきなり電化の
工場の敷地の中へ入っていってしまった。登山口が分からず、通りかかった作
業員の方に聞いても登山口は知らないという。でもたぶんあっちの方へ行けば
いいというので指示された方へ進んでみると、いったん工場敷地を出て間もな
く案内板もありすぐに登山口を見つけることができた。

途中ザックを背負って歩いている人がひとりいた。事務所で許可を得る必要が
あるとガイドブックには書いてあったので、事務所のなかに入ってみると、事
務室はまだ鍵がかかっていた。見回すと、張り紙がしてあり当事業所で登山道
の管理をしているわけではないことなどが書かれており、その下に届け出用の
ノートが置いてあったので、とりあえずノートに住所と名前を書いた。

さっき歩いていた人もやってきた。駐車は事務所前でなく50mくらい下った
ところに置くように書かれていたので、車をそっちへ持っていき、準備をして
登山口へ向かった。

しばらくはコンクリート舗装された作業用の道路を歩く。少し登ると眼下に電
化の工場群が見える。谷全体が工場に占拠されているといった感じだ。

やがて舗装が終わり砂利道となるが作業道はまだ続く。途中道ばたの崖にカモ
シカが1頭いた。逃げることもなくじっとこちらをうかがっていた。

50分ほどでようやく作業道は終わりとなった。ここで先ほどの人とまた一緒
になった。この人は100名山はおわり、今は300名山を目指しているという。
この山は300名山に入っているのだそうだ。山道に入って最初はゆるやかな草
むらの中だが、すぐに雑木林の中に入り、だんだんきつい登りとなる。

ササユリがあったが、まだつぼみの状態だった。やがてナルコユリやユキザサ
の姿も見られた。数は少ないが、コケイランもあった。

その先も雑木林中のきつい登りが続く。サンカヨウの株もあったが、花はほと
んど終わっていて、丸い実がなっている株が多かった。ショウジョウバカマは
ぽつぽつとあったが、カタクリが全く見あたらなかった。だいぶ登ったあたり
からヤマシャクヤクがぽつぽつと見られた。

また、頂上近くではコシノコバイモもわずか2株だが見つけることができた。
壊れた山小屋のあたりまでくると登りもだいぶ緩くなってきて、ようやく視界
が開けてほこらの建っている山頂が見えてくる。ごつごつした石灰岩の露出が
多くなり歩きにくいが、それもわずかで山頂に着く。山頂には途中で追い越し
て行った人がいた。間もなく後からも4人のグループが到着した。しかし、3
00名山の人はとうとう山頂までは登ってこなかった。

山頂にはほこらが建っていた。先客の人が何か一生懸命探しているので、化石
でも見つかるのかと聞くと、昔のほこらの遺跡を探しているという。この山は
昔から海の漁師のランドマークになっており、信仰の対象にもなっていたらし
い。見つけた古い釘や茶碗のかけらを見せてくれた。

山頂からの景色は近くには明星山、やや離れて北アルプスの山並みや日本海と
360度の展望だが、全体的に霞んでいてぼんやりしていた。お昼を食べ、1
2時前に下山を始める。途中4人組や遺跡探しの人にも追い越された。

登るときには、1輪も開いていなかったササユリが2株だけ開き始めていての
で、カメラに納めた。

下りでも作業道はとても長く感じられた。勾配もきつく、標高差も結構大きい
ため、1200余りという標高のわりにはきつい山だった。花はそう多くない
という印象だったが、私にとっては初めて自生を見ることができたものもあり
がんばって来たかいはあった。









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