縞枯山
- GPS
- 03:28
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 274m
- 下り
- 280m
コースタイム
天候 | 快晴。気温はマイナス17度ということでしたが、風がないのでそんなに寒く感じませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■雪の状況 6本爪の軽アイゼンで行きました。モフモフの雪ですがトレースのところは圧雪されており、この日はアイゼンが最適だったのではと思います。トレースを外れるならスノーシューですかね。トレースを少しでも外れると踏み抜きます。踏み抜くと膝上か股下あたりまで雪がきます。 ■トレース トレースはしっかりありますが、迷いやすいところで(道標なし)複数のトレースがあり、正規のルートから外れたほうがしっかりしたトレースのように見えるところもありました。今回はガイドさんが一緒のツアーでしたので問題ありませんでしたが。雪山なのでGPS必携ですが、スマホのGPSを利用している場合、電源が落ちないように対策が必要です。この日は日差しもあり風もなく低温のわりには暖かかったのですが、それでも外に出しておいたコンデジカメラの電源が1回落ちてしまいました(スマホはしまっておいた)。 ■危険箇所 切れ落ちて滑落しそうなところはありません。しいていえば、坪庭の階段の急な下りに注意するくらいです。 |
その他周辺情報 | 小斉の湯 http://www.kosainoyu.jp/hotspa.htm |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
行動食
非常食
水筒(保温性)
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
エマージェンシーシート
バラクラバ
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感想
夏の北八ヶ岳ロープウェイは何度も利用したことがありますが、雪の季節は初めてです。坪庭周辺の夏道は結構石がゴロゴロしていたような気がしますが、今回は雪に覆われとても歩きやすかったです。坪庭の階段下りが少々急ですが、その箇所だけ。また縞枯山への上りが急登ですが危ないところはありません。稜線も幅が広く展望台もけっこう広めです。この日のように快晴、ほぼ無風、トレースもしっかりあれば初心者でも気軽に来られるような気がしました。展望台からは北・中央・南アルプスが見えて浅間山や秩父方面も良く見えました。装備をしっかりしておけば歩いていても暖かく、汗をかくほどで、冷たい空気の中を暖かく歩いて本当に贅沢な時間を過ごすことができました。ウサギや、テンかイタチのような小動物の足跡も見ることができ、冬の自然を満喫した1日でした。
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初心者に雪山歩きのイロハを教えてくれる初心者対象の雪山歩きシリーズのツアーで縞枯山に行って来ました。初心者がこの日に学んだ分の備忘録を記しておきますので、初めて雪山に行く人は何を感じるのかに興味がある人は下記もご覧ください。間違い・勘違いをご指摘いただければありがたいです。
1)雪山を歩くスピード
前回の講習(三つ峠1時間程度)や一人で練習に行った雪の南高尾山稜や宝登山に比べ、北八ヶ岳の気温はかなり低く、そのためか講師が歩くスピードは、単独で行った時に比べると速いと感じました。そのせいか、気温は低いのに身体はポカポカと暖かく(レイヤイングも多めだったのですが)心地良い山行となりました。寒くない歩き方を学べたのがとても良かったです。
2)急登がキツイ
これは早く歩いたからというよりも標高が高いせいかもしれないと思っています。急登といっても速度が速いとは思わなかったのですが、久しぶりに息が上がりました。他にも結構キツかったという声を聞きました。縞枯山の標高は2400mで夏山ならなんということもないけれど、2000m級の山は9月末の燕岳2700m以来ですから息が上がったのかもしれません。標高差が1000mくらいの山行は1月初めの大岳山以来なので、サボっていたことが影響したのかもしれませんが(そうは言ってもここの標高差は300mくらい)。
3)踏み抜き
トレースを少しでも外すと膝上くらいまで雪にはまります。1回はまりました。ここでは一人で上手に脱出できましたが、雪の深さによっては一人なら冗談ではなくなるかも。
4)道標のないところでトレースがいくつもある
ガイドさんは両方のルートを確かめて正規ルート選んでいました。正規ルートよりも迷いトレースの方がしっかり踏まれている場合もあります(戻ってきたからしっかり?)ヤマレコMapの雪道レイヤーを選択すると、少しだけ道迷いの跡も見ることができますね。今回の山行もほんの少しだけ登り返した場所があります。ツノのような軌跡になっているのでそこは残してあります。そのあたり、つまり茶臼山鞍部からが迷いやすい地点なのかもしれません。雪山は快晴でも、それが下山まで続くとは限らないのでGPSは必携ですが、私のようにスマホGPSの場合、見るだけでも注意が必要だなと感じました(今回はホッカイロつきで衣類にくるんでザックに入れるという過保護ぶりで、その上ツアーだったので結局見ることもしませんでしたが)
5)手袋に御用心
休憩場所でオーバーグローブを雪の上に置いたら「風があるときは飛ばされると非常事態になるので手袋は手首に紐でつけたままにしてください」と講師から注意を受けました。確かにオーバーグローブには手首につけたままにできるような紐があり、正しい使い方を理解していなかったのです。その後は、つけたまま外すことができるようになり、大変重宝しました。帰宅するとTV番組「イッテQ」で南極ヴィンソンマシフ山を登っているイモトさんもオーバーグローブを手首にぶら下げていました。今回は予備の手袋を含めて3つ持っていったのですが、次回は4つ持っていこうと(万が一のため2セットにしようと)心に決めました。
6)バラクラバとサングラス
気温が低いので顔周辺の保護は大事ですが、サングラスがどうしても曇りがちになり、白い雪面の踏み跡が見えずらくなりました。この辺りは鼻の息をどうかわすかが大事な気がしますが試行錯誤が必要かな・・
yoshimiさん
山行記録を見て下り、どうもありがとう。確かに縞枯山に行ってみて雪山と雪が降った後の山という違いが少しだけわかった気がします。降雪後の低山はもちろん滑り止めも必要だし寒さに注意も必要だけど、マイナス10度以上ともなれば、最後にアイゼンを外すときにインナーグローブとアイゼンがパリパリとくっついていました。学ぶことがたくさんありそうだと痛感しました。
えー、そうなんですか!
次回講師の先生に色々聞いて見たいと思います。
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