乗鞍岳 剣ヶ峰(快晴暴風の頂)
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- GPS
- 04:10
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,444m
コースタイム
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 4:09
天候 | 晴れ・暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日曜限定の2時間券(2000円)にて、かもしかリフトトップまでアクセス。 2時間券は、「湯けむり館」の無料入浴券付き。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。 |
その他周辺情報 | 温泉に入らず直帰。 |
写真
感想
土曜の午前中にマンションの理事会があり、やむなく日曜の山行。
湯沢方面は連日雪が降り続いているようで、
この日もまだ天気の回復が期待できない。
今週は山へ行くのはやめようかと一旦は思ったりしながら散々迷って、
晴れるが暴風予報の乗鞍岳に行くことにした。
リフト売り場では、予報通り、
「風が強いので今のところ山麓リフトしか動きません」とのこと。
今日はリフトアクセスを考えていたので、今からフルハイクでは遅すぎる。
とりあえず2時間券を買い、リフトに並ぶ。
8時45分に山麓リフトが動き出した。
降りてクワッドを見るとすでにリフトは動いていて運行の準備をしていてる。
ボーダーが1人、リフトに並んでいる。
リフト券売り場のアナウンスとは違い、どうやらリフトは動くようである。
クワッドの乗り場に着くと、すぐに運行スタート。
そのまま次のかもしかリフトも問題なく動いて、
予想外にスムーズにゲレンデトップまで来ることができた。
現場の状況とリフト券売り場での情報は、大きく違うことがある。
今回は良い方向に振れて良かった。
せっかくなので、かもしかリフトを2周して、しっかりとゲレパウを頂く。
風で結構叩かれてはいるが、ほぼほぼファーストはとても気持ちいい。
リフト券売り場の情報に惑わされ、上まで来るのに出遅れた人が多いようである。
パウダーにひと満足してから、切り開きを登り始める。
スタスタと登って行くスノーシューの登山者が自分の前に一人いて、
良いペースメーカーとなってくれた。
合計10名ほどの登山者・山スキーヤーとすれ違う。
前日、位ヶ原山荘に泊まっていた人たちだろうか。
切り開きが終わるところが、位ヶ原山荘方面と剣ヶ峰方面への分岐である。
ペースメーカーの登山者はこのあたりで引き返していった。
森林限界を超え、いよいよ風が強くなる。
見上げる山頂は風で雪が舞っている。
頂上はすぐそこのように見えるが、なかなかたどり着かない。
途中でスキーを背負ってアイゼンを装着。
斜面は風で叩かれているので、そこそこ硬い。
時々の突風で身体がよろめくので、ウィペットのカバーは外して登る。
身体がよろめいたついでに、四つん這いになって登ったりもする。
ようやく頂上に着くも、風が強くて落ち着いて周りの景色を眺める余裕はなく、
ましてセルフタイマーで記念撮影する余裕もない。
寒くて手が痛かったが、岩陰で風を避けていたら、痛くなくなった。
最低限の写真を撮り、逃げるように滑走準備をする。
頂上付近は、氷化斜面ではないにしてもかなり硬い斜面なので
念のためウィペットのカバーは外して慎重に横滑りで滑り出す。
無事に斜度が緩い風の通り道のところまで滑り終えたところで、
シュカブラにスキーが引っかかり転倒した。
後で気づいたことだが、この時にウィペットの先でウェアーの胸あたりを
引っ掛けてしまい、今年新調したウェアーに穴を開けてしまった。
ウィペットのカバーを外して滑る時には、最低限必要な場所だけとする、
というのが高い補修費用で学んだ教訓。
穴に気づいたのが下山後だったのは幸いで、
その後スキー場までパウダーを楽しく滑る。
最後は平和なスキー場を滑り、駐車場まで戻って終了。
頂上の暴風がまるでウソみたいだ。
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