西表島横断「軍艦岩〜大富口展望台」

2018年02月18日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 17.0km
• 登り: 530m
• 下り: 513m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:55
• 休憩: 0:35
• 合計: 6:30

10:00 軍艦岩 スタート地点
10:29 カンピーレの滝
10:38 10:40 横断道入口
11:22 第二山小屋跡
11:42 12:00 板敷川出合
13:02 １２番標識
13:31 13:41 中間広場
14:08 14:13 第一山小屋跡
15:18 ２２番標識
15:45 大富口
16:26 第二ゲート
16:30 展望台 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車 船 飛行機

住居地〜那覇空港〜石垣空港 航空機
石垣空港〜離島ターミナル バス
石垣港〜大原港 定期船
大原〜南風見田キャンプ場 徒歩

コース状況／危険箇所等

軍艦岩〜カンピーレの滝：遊歩道
カンピーレの滝〜大富口：
1番〜24番までの標識は有るが、密林の鬱蒼たるジャングルでの藪漕ぎや倒木越え、沢と沼の渡渉、本土の登山道のような踏跡のはっきりした箇所、ぬかるみの断崖等バラエティに富んだバリエーションルート
大富口〜大富バス停：林道歩き、一般車進入禁止のため、鍵の掛かったゲート2箇所有

その他周辺情報

南風見田キャンプ場

写真

2/16 8:25

2月15日雪の降る金沢を脱出し、快晴、気温24度の那覇で一泊。翌16日08:10石垣空港に降り立つ。

2/16 11:59

ガスカートリッジCB缶を買おうと連絡船を1本やり過ごしてまで石垣港周辺を奔走しても見つからなかったけど、西表島の玉盛スーパーにあった。

2/16 12:00

2/16 13:01

西表島大原港に到着した途端に土砂降りの雨！カッパを着て25kgのパリセード80を背負って、手には玉盛スーパーで仕入れたCB缶3缶と請福2L紙パック、ミネラルウォーター2Lを入れたレジ袋を持って土砂降りの中、南風見田キャンプ場まで6kmの道のりを歩く。レインカバーを付けていたリュックと靴は雨で、体は汗で全身ずぶ濡れ。

2/16 14:00

1時間半かけて、ようやく南風見田キャンプ場に到着。

2/16 15:38

初日は雨が比較的弱い森の中にテントを設営。

2/16 15:57

濡れたウェアとリュックをビニールハウスに干して東屋で暖を取りながら一服。

2/16 16:06

早速、ドラム缶風呂で汗を流してさっぱりさせてもらいました。

2/17 10:42

夜は長期滞在の皆さんと泡盛宴会で盛り上がり、翌日は5年ぶりとなる南風見田の浜へ。

2/17 10:43

南風見田の浜でハマグリ採り。

2/17 12:08

1時間で96個採りました。

2/17 12:08

アダン

2/17 12:14

浜を探険。

2/17 12:14

2/17 12:17

環境省が建てた東屋

2/17 15:16

14年間南風見田キャンプ場に通い続けているKさんが採ったギーラ(シャコカイ)。

2/17 15:16

シマダコ

2/17 16:25

芝生の上にテントを移動させた。

2/17 17:48

めちゃくちゃ美味かったギーラの刺身。

2/18 9:15

2月18日 西表島横断の日。
昨夜の泡盛パーティも盛り上がり過ぎ！
8時に南風見田キャンプ場までガイドさんに迎えに来て貰って浦内川下流にある遊覧船の船着場へ。ここで登山届提出。ジュースの自動販売機とカップラーメン、ちょっとしたお土産が売っていた。

2/18 9:19

1日遅らせて天気は上々、渡渉箇所の水位も下がって絶好の縦走日和。

2/18 9:36

マングローブの森

2/18 9:36

2/18 9:37

2/18 9:40

ミサゴが空を舞っている。ミサゴは急降下して魚を捕る名人。

2/18 9:40

カンムリワシも空を舞っている。

2/18 9:44

2/18 9:51

2/18 9:58

軍艦岩に到着。ここからカンピーレの滝まで猛ダッシュ。ここを30分以内で歩ける脚力と体力がないと17時までに大富口に辿り着けないと判断されるようだ。

2/18 10:07

早速、キノボリトカゲとご対面。この後、キノボリトカゲには何度も出逢うが、頭から尻尾まで5cmの超可愛いキノボリトカゲにも遭遇。

2/18 10:29

カンピーレの滝

2/18 10:30

2/18 10:38

横断道入口で記念撮影。

2/18 10:56

早速、オオタニワタリとご対面。

2/18 11:22

第二山小屋跡

2/18 11:22

2/18 11:41

板敷川出合。ここから膝上までの渡渉。

2/18 11:42

2/18 11:42

板敷川出合

2/18 12:04

先を歩くガイドの吉村さん。

2/18 13:02

この標識が横断道入口から大富口まで24本あり、それぞれ番号が付けられている。

2/18 13:02

2/18 13:30

2/18 13:31

中間広場。

2/18 13:55

聖紫花の花弁。

2/18 14:05

2/18 14:05

2/18 14:06

2/18 14:06

ヒカゲヘゴ

2/18 14:08

第一山小屋跡。

2/18 14:08

ここでテントを張って一晩過ごしたかった。

2/18 14:28

キノボリトカゲ

2/18 14:32

キシノウエトカゲ。大きいのは体長40cmにもなる日本最大のトカゲ。

2/18 15:18

22番通過。あと1.1km。

2/18 15:45

15:45 ゴールの大富口。迎えの車は17時にならないと来てくれないので、更に展望台まで歩く。ズボンはドロドロ。

2/18 15:48

2/18 15:54

ヒカゲヘゴ

2/18 15:59

名も知らぬ花

2/18 16:03

巨大なクワズイモの葉。

2/18 16:05

イリオモテヤマネコの糞

2/18 16:12

ガイドさんの足から血が出ていたので、自分もズボンを捲り上げたらやられていた！
自分の足にくっついていたヤマヒル。思いっきり血を吸って丸々と太っていたがライターで火焙りの刑に処してやった！キャンプ場に帰ってもまだ血が止まらなかった。

2/18 16:26

第二ゲート。鍵が掛かっていて一般車進入禁止。

2/18 16:27

ギランイヌビワ

2/18 16:27

ギランイヌビワ。ヤエヤマオオコウモリの大好物だそう。

2/18 16:30

2/18 16:31

2/18 17:30

カンムリワシ

2/18 17:32

ガイドの吉村さんと。

2/18 21:14

夜は長期滞在の方がタイドプールで捕ってきた2m超えの巨大ウツボの切身をステーキにして泡盛パーティ！
これが身も皮も絶品でめちゃくちゃ美味かった！

撮影機器：

HERO5 Black GoPro

iPhone X Apple

装備

個人装備

南風見田キャンプ場へは テント泊装備一式 冬用衣類 夏用衣類 食料１週間分 塩・胡椒・バター・醤油・山葵・ほんだし等２５ｋｇ＋ガスボンベ 泡盛２Ｌ ミネラルウォーター等５ｋｇ。更に缶ビールや野菜等は日々調達。<br />横断装備は アタックザック アクエリアス1.5L ポカリスウェット１L オニササ２個 カロリーメイト１箱 レインウェア上下 ポイズンリムーバー 虫よけスプレー ムヒアルファ 抗生物質軟膏 ヘッドライト iPhoneX ライター等。

備考

長期テント泊にはタープと椅子が必需品だと悟った。

感想

くろゆり

念願だった西表島横断を遂にやりました。

前回4年前の3月に来た時は無謀にも大浜までリーフトレッキングしようとして高波で断念。やっぱり島を横断しとけばよかったと後悔し、ずーっと西表島に来る機会を窺っておりました。そして西表島に泊まるなら南風見田キャンプ場しかないということでテント泊装備でやってきました。

前回3月にテント泊した時は、玉盛スーパーでアルバイトしていた長期滞在の女性とシーカヤックで島を1周しようとして南風見田沖で転覆沈没して着の身着のままで浜に辿り着いたという60歳男性と自分たちの4人だけだったけど、今回は毎年2月と10月に2週間ずつ来ているという大阪の男性二人組と14年前から毎年1月〜2月をここで過ごしているという南風見田キャンプ場の主みたいな方がいて、毎晩、シャコ貝やティラジャー貝、シマダコなどのご馳走が並ぶ泡盛宴会で盛り上がり夢のような5日間を過ごすことが出来ました。

さて、西表島横断ですが、遭難による行方不明者が多発し、未だ多くの方が発見されないことから一人での入山は許可されず、連絡船として利用する遊覧船にも乗せてもらえないので、南風見パピヨンのガイドに同行してもらうことにしました。
横断道にはほぼ等間隔に立派な標識が24箇所設置されており、迷いやすいところにはピンクテープが下がっているのですが、それでも全く遠くを見通せず目の前の足元も見えない鬱蒼としたジャングルと腰までの深さの沢、沼、断崖絶壁の連続ですから1人だったらとてもこんなに速く歩けなかったでしょう。かなり難しい箇所も何箇所かありました。

ガイドに同行してもらってのトレッキングは初めてで、向こうさんもこっちの脚力とか体力を見極めたいとの思いから、軍艦岩からカンピーレの滝までは通常40分のコースを30分切るようにかなりの速足で歩かされます。これを軽くクリアしてガイドさんも安心したらしくこの調子ならついでにマヤグスクの滝もサービスで案内しましょうかと言われましたが遠慮しときました。

ガイドの吉村さんは今年になってからでも14回も横断しているベテランで全く不安なところがなく、大船に乗ったつもりで付いて行きました。子供のころから爬虫類とか野鳥が大好きだったらしく、特にトカゲを捕まえるのが上手かったです。
キノボリトカゲ、キシノウエトカゲの他、サキシマカナヘビともご対面できてよかった。それとリュウキュウイノシシの猟の話とかもおもしろかったです。

自分は普段の山登りでもハイドレーションなので休憩はいらなかったのですが、ガイドの吉村さんは水分補給とニコチン補給のために12番の標識を過ぎた後半は結構休憩が入りました。迎えの車が17時にならないと来ないので早く着いてもしょうがないというのもあったんですけど。

大冨口に着いて林道を歩きながら足元をチェックしたら、ガイドさんの足にも自分の足にも、いましたいましたヤマヒルが！北アルプスや白山にはいないので全く注意していませんでしたが、その姿を見た時には鳥肌が立ちました。しかも左足は血だらけ！ヤマヒルは俺の血を吸って丸々と太って道に転げ落ちたのでライターで火炙りの刑に処してやりました。
それ以外にも足まで到達出来なかったヤマヒルが3匹もフェルトブーツにくっついていたのには参った！
でも西表島の脅威の大自然を満喫できて大満足のジャングルトレッキングでした。

横断自体もいい思い出になったのですが、それ以上に今回の南風見田キャンプ場での滞在は夢のように楽しかった！
南風見田キャンプ場には来年以降も是非また長期滞在したい！

コメント

にし

凄いですね！
クロユリさん、こんにちは♪
登山と言うよりもアドベンチャーと言った方がよさそうなマニアックなルートですね
凄いとしか言いようがないです
たいへんお疲れ様でした_(_^_)_

くろゆり

Re: 凄いですね！
ni-shiさんこそ、毎度の登山お疲れ様です！
晴天のシェイクスピア氷瀑群、お見事でした。
今年は異常で金沢も昭和56年以来の豪雪に見舞われまして
登山どころではありませんでした。
毎日の雪すかしに嫌気がさして南の島に1週間ほど逃げてました。
３月になったら秩父周辺の百名山に出没しようと思ってますが、
天気がどうなることやら…。