道がない!?(神成山〜天狗山〜西御荷鉾山)
- GPS
- 10:13
- 距離
- 39.2km
- 登り
- 2,392m
- 下り
- 2,067m
コースタイム
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:14
16:35御荷鉾山不動尊-17:55馬庭駅
天候 | 快晴、早朝曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・城山から宝積寺までは道迷い区間で、ルート図は参考になりません。 ・天狗山〜亀穴峠はバリエーションルート。 踏み跡はほとんどありませんが、概ね尾根沿いを歩きます。 亀穴峠から西に延びる稜線にのっかる手前はトラバース気味に南東に進みますが、 トラバースの起点にテープがあるので、見逃さないように。 電波アンテナのあるピークから北東に進路が変わりますが、 東南東に明瞭なルートがあるので要注意。 ・亀穴峠〜矢掛もバリルートですが、道形が何となく残ってます。 ・西御荷鉾山北ルートは破線ですが、急登続きのタフなルート。 標高800mより上部は薄く新雪があり、ロープか木につかまらないと、 スリップして危険な状態でした。 |
写真
感想
西から天気が快復するようなので、今回は群馬県を選択。
西上州の赤線繋ぎは山の難易度が高いこともあって遅々として進みませんが、
今回は西御荷鉾山から効率よく赤線繋ぎを目指します。
といってもバリエーションルートや破線ルートが混在し油断ならないルート。
また、このエリアは公共交通機関が不便なのもネック。
今回の下山地点からは土休日はバスの運行はなく、自転車しかありません。
とても地味そうなルートですが、絶滅危惧種のオキナグサ、
小説の舞台となった国峰城跡、群馬100名山の天狗山と、
各種イベントを取り入れて、モチベーションを持たせます。
登山の鉄則としては今回とは逆回りが良かったのですが、
自転車の関係(下り主体となる)から、朝電車移動して、楽な山からスタート。
神成山は平野に突き出した丘のような存在です。
最初に目指すオキナグサ自生地は見つかったものの、肝心の花がありません。
朝早いからなのか、他の場所で咲いているだろうと思い先に進みますが、
あっという間に神成山九連峰は終了でオキナグサには会えず。
出だしから肩透かしを食らった感じでした。
次に目指すのは池波正太郎の小説の舞台となった小幡氏居城の国峰城、
昔から一度行きたかった城です。
思ったより狭い山頂でしたが、昔は景色が良かったのだろう、と思いを馳せます。
問題はこの後、林道をショートカットしようと思い作業道を進みますが、
予定の道に合流できず、さらに作業道は消滅し、
止む無く安全に下りれそうな当初予定とは反対方向に下山。
多少遠回りになるものの、地形図で実線のルートがあったので復帰を試みるも、
その道がどうしても見つからず。
このままでは果しなく遠回りになるので、強引に尾根によじ登り、
尾根伝いに進んで何とか天狗山の登山口方面に復帰できました。
地形図の破線路の道形がないのは珍しくないですが、実線路がないのは初でした。
この混乱で当初予定よりかなり遅れ、今日の行程をこなせるか微妙な情勢。
でもとにかく自転車をデポした所まで行くしかありません。
宝積寺の見学もそこそこに、群馬100の天狗山を目指します。
天狗山はしょぼい山と思っていましたが、山頂手前が大きく伐採されて、
展望が素晴らしい山になっており大変満足。
特に表妙義と裏妙義の間から浅間山が見られたのは感動でした。
天狗山からはしばらくバリエーションルート、
しかし城山から彷徨ったルートから比べると、易しく感じました。
ラストは西御荷鉾山北尾根、破線ルートなのでさほど心配していませんでしたが、
標高差1000mがとてつもなく急で、新雪が積もったこともあり足元が不安定。
通常1000m登りは一回休憩するぐらいですが、
この日は足元が不安定な中何度も休憩を取り、とてもきつく感じました。
斜度がようやく緩くなるとすぐ山頂、ほぼ360度の絶景が広がってます。
時間があれば東御荷鉾山に行く予定でしたが、
下山後の自転車移動が1時間以上かかり日没必至なので、最短ルートの林道で下山。
暗くなる直前に車を停めた馬庭駅にたどり着きました。
終わってみればとてもハードだった今回の山行、
登山中は一人も会うこともなく、完全に自己満足の登山。
でもとても地味なルートが、大変エキサイティングなものになりました。
コメント
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hirokさん、こんばんは!
相変わらず、ロングを歩かれてますね
これだけ歩いておらられば、筋力が落ちることも無く
羨ましき限り!流石は暇○クラブの切り込み隊長です
今回も、切り込み隊の面目躍如ですね。
地形図との相違に対し、強引に尾根によじ登っての見事なリカバリー!
地図読みのスキルに裏打ちされた行動なので、とても安心して
拝読できます
ただ、後半の登り、標高グラフを確認時にゲッソリだったのですが、
尚且つ新雪がありましたか!
タフなルートと言われるのも、納得です。
「鳥が休憩中」のショットですが、元サイズで見ても米粒大
やっぱバズーカ砲が欲しくなりませんか?
800mmならば、種類はおろか、羽の模様まで鮮明に写りますよ。
購入したら、私にも貸して頂きたいと思います
tailwindさん、こんばんは
山を長く歩く分には問題ないのですが、
今回の前半のように車道歩きが入ると、膝が痛くなることがしばしば。
今回も膝痛に悩まされ、後半はペースが落ちました
マラソンには向かず、登山向きの足と前向きにとらえていますが
地形図の実線は信頼を置いていたのですが、今回はそれが揺らぐ出来事
赤線繋ぎを目指すものには、厳しい現実を突き付けられたような...
何とか彷徨から脱出できてほっとしましたが、道中ドキドキでした
以前からバズーカ砲は欲しいと思っています。
山のズーム、動物や登山道から離れた花の撮影、
と用途は多々ありそうですが、重さもネックですが、
暇〇クラブ=金欠で、ここはタクシーを頻繁に使用できる
tailwindさんから是非お借りしたいものです
hirokさん、こんばんは。
以前の牛伏〜桜山の難易度をはるかに超えるルートですね。
ただでさえ人の少ないエリアですので。
牛伏〜桜山は、真似してみようかと思いますが、
さすがにこれはやろうと思いません(できません)。
オキナグサ。
山の群生地のほか、なんじゃい駅の線路の隙間に咲いていたような気がします。
今年は春が遅いですね。
sat4さん、こんばんは
結果的には自ら難易度を上げてしまった感じです。
城山は山頂直下まで未舗装の車道が通じていて、
忠実に車道で下れば何の問題もなかったのですが、
少し遠回りになるためショートカットを狙ったのが運のつき。
「急がば回れ」でした。
西御荷鉾山北尾根の破線部は、さすがは西上州という感じで、
他のエリアの破線とは一ランク難易度が違います。
駅でもオキナグサを見られたのですね。
スタートから肩透かしを食らった気分でした。
hirokさん、こんばんは。
神成山のオキナグサはまだでしたか?自分も
このお山を計画するも、オキナグサ待ちと
していました。
そして、群馬100の天狗山、どうして群馬
100なのか?なんて思いつつ、甘楽町周辺
から歩こうと漠然と考えていましたが、
伐採で好展望とは、モチベーションが上がり
ます
それにしても、歩く距離もそうですが、
自転車をデポする寄り道や、自転車にたどり
着いてからの馬庭駅までの工程、よく
知っている道だけに、気持ち的にも体力的
にもハードだなあと思います。
お疲れ様でした
youtaroさん、こんばんは
他の方のレコを見たら、オキナグサは一輪だけ咲いていたようです。
早朝だから見つからなかったのか、残念です
youtaroさんも群馬100が進んでいるので、近いうちに天狗山ですね。
何の期待も抱かずに訪れたのですが、
大規模に伐採されていて、展望がいい山(山頂除く)でびっくりでした
天狗山山頂からのバリルートも楽しく、youtaroさん向きかも
そうなんです。
自転車デポも一筆書きが理想ですが、今回のように行き止まりだと、
ピストンで車と言えども効率悪いです。
youtaroさんのように東御荷鉾山から関東ふれあいでバス停まで歩ければ良かったのですが、
そこまでの時間が足りませんでした
hirok さん こんばんはー
おっしゃる通り 西上州 赤線つなぎは わたくしも
遅遅として進みません。
御荷鉾山、 赤久縄山までは あるのですが
これをどうやって 榛名までつなげるか 考え中です。
今回の レコは大変参考になりました。
で 早速 パクリストに
車と自転車が使えないので
もう少し日の長い時期に チェレンジしようかな
国峰城にも 興味ありますし
では tsui
tsuiさん、こんばんは
早朝から車で行っても距離が延びずに効率悪い西上州の赤線繋ぎですが、
公共交通機関利用のtsuiさんがいくら健脚でも、線を延ばすのは大変ですね
でも簡単に繋げるよりも、やりがいがあって、西上州好きです。
平日だと今回下山した御荷鉾不動尊からの予約制バスがあったので、
tsuiさんなら利用可能では
どんな赤線を繋げるのか、楽しみにしてますね。
国峰城ご存知ですか?
宝積寺は小幡氏の菩提寺とのことで、居城とセットで歩けて、秘かに満足です
hirokさん こんばんは
御荷鉾山に下から登ると、標高差は1000mもあるのですね。
今年は、神流町側から登って行こうと考えていますが、なか
なか自分には厳しそうです。ところで、駅に戻る途中、夕日
に照らされている山のシルエットが綺麗過ぎです。
埼玉のchii
chii1961さん、こんばんは
スーパー林道から登ると、あっという間に登れる山ですが、
山麓から登ると北からでも南からでも標高差1000mあります。
上信越道運転していると、とにかく目立ちますよね。
割と日の出から日没まで歩くことが多いのですが、
やはり朝の景色と夕方の景色は格別です。
この日もロング歩いて良かったなあと思える瞬間でした。
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