甲斐駒ケ岳(黒戸尾根日帰り)
- GPS
- 13:15
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,427m
- 下り
- 2,435m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道の問題は無い。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
本来であれば絶好の行楽3連休のところ、節電対策のとばっちりを受けた休業日の変更のため、通常の2日間だけの休みになったが、今年の仕上げの山行を行いたいと思っていた。そこで、今年一番気になっていたことを実行に移すことにした。黒戸尾根日帰りである。
しかし、日の短くなったこの時期で、しかもコースタイム上は15時間以上かかる場所であるため、朝3時には歩き始めないといけないのではないかと考えていた。
金曜日は早めに仕事を切り上げて、9時には就寝、11時に目を覚まして活動開始。12時に家を出たら2時半には竹宇駒ケ岳神社駐車場に着いた。しかし、周りの様子も分からない真っ暗闇のため、すぐに出発する気にならずしばらく車中でごろごろしていた。しかし、そのうちに新たな到着者があり、中には出発して行く人もいるようである。そこで、3時半ごろに朝飯を食べて、トイレに行き、出発することにした。
10分ほど歩くと駒ケ岳神社に着いたので、お参りして旅の安全を祈る。
吊橋を渡ると全くの暗闇の世界、ヘッデンだけが頼りである。
5時を回るとようやく空が白み始め、笹の平付近で日の出になる。右側の日向山の稜線が樹間に見え隠れするが、まだ向こうが高い。八丁登りのだらだらした坂を登り終えると名物刃渡りに到着。昔の記憶とは全く異なる鉄製の手摺付きだ。その先の刀利天狗を過ぎて一旦下ると五丈の小屋跡に着く。ここで初めて駒ケ岳の全貌が顔を出す。小休止の後最大の難関七丈までの梯子の連続に取り掛かる。まだ下山者は少なく、自分のペースで登れるが、後から来る方々にどんどん抜かれて行くため、不安が頭を過る。
それでもコースタイムより1時間近く早く七丈小屋に着く。ソフトドリンクを飲んで一息ついて、いよいよメインイベントである。小屋のすぐ上で森林限界を過ぎると、右側に鋸岳の岩峰、左には摩利支天と北岳の雄姿を見ながら高度を稼ぐ。
最後の鎖場を超えると山頂稜線に着き、前方に山頂を見ながら登る。もうシャリバテ寸前で足が出ない。それでも8時間少しで山頂に到着。残念ながら途中で上がってきたガスと光の具合で北岳や仙丈が岳の展望は十分に得られなかったものの、登頂の満足感にしばらく浸る。
しかし、帰りが暗くなるのが心配で、20分ほどで山頂を後にする。登りで撮影しなかったシーンをカメラに収めながらまずまずのペースで下山したが、途中七丈小屋で仕入れた南アルプス天然水2箸膝にずっしり堪えたか、後半は膝を庇いながらになってしまった。それでも何とか5時過ぎに下山することができた。
帰りはアクセルを踏む右足に痛みが走るので、ゆうぷるにらさきで汗を流し、腹ごしらえもして帰宅、遅くしたおかげで渋滞もなく10時前には到着したのであった。
こんにちは。
山行の時刻からして、登りは笹平分岐〜刃渡りで追い抜き、帰りは山頂〜御来迎場の間ですれ違った、黒いザックを背負った方ではと推察しているのですが・・・(間違っていたらご容赦下さい)
先輩なのに下りの時間は5時間弱と私よりも短時間なので、さぞ健脚な人なんだな〜と感じています。
これからも良い山行を積み重ねて下さい。
コメントをありがとうございました。お説の、黒いザックの者です。
ただ、笹平−五丈小屋辺りで数名の方に追い抜かれましたので、いつものとおり自分の遅さに先行きの不安を感じながら歩いておりました。帰りは何とか暗くなる前に、と必死の形相で歩いた結果ですよ^^。おかげさまで帰りのアクセルコントロールで膝に違和感があり、休みながらの帰京でした。
またどこかでお目にかかれればと思います。
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