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Yamareco

記録ID: 140166
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

残雪の戸隠山(途中撤退)

1996年05月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:30
距離
5.8km
登り
636m
下り
636m

コースタイム

8:50奥社入口-9:30-50戸隠奥社-11:00百間長屋-
11:40-12:00胸突き岩(ここで引き返す)-12:30百間長屋-13:20戸隠奥社-14:20奥社入口
天候 曇り
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸隠奥社入口に駐車可
コース状況/
危険箇所等
この時期の登山道は、雪と岩のミックス状態で、アイゼンを着けても、着けてなくても、かなり登りにくい。鎖場の鎖はだいたい出ている。
登山道の途中より戸隠山の稜線部を望む
2011年10月06日 15:18撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/6 15:18
登山道の途中より戸隠山の稜線部を望む
岩と雪がミックスした登山ルート
2011年10月06日 15:18撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/6 15:18
岩と雪がミックスした登山ルート
登山道の途中より、飯綱山方向を望む
2011年10月06日 15:18撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/6 15:18
登山道の途中より、飯綱山方向を望む
登山道の途中より、西岳の横に、遠く、ぼんやりと北アルプスの稜線が見えた
2011年10月06日 15:18撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/6 15:18
登山道の途中より、西岳の横に、遠く、ぼんやりと北アルプスの稜線が見えた
まだまだ、岩と雪の険しい道が続いている。これは頂上までちょっと無理だなと思い、敗退を決意
2011年10月06日 15:18撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/6 15:18
まだまだ、岩と雪の険しい道が続いている。これは頂上までちょっと無理だなと思い、敗退を決意
だいぶ降りてきた。奥社から少し登ったあたりは、雪の多い斜面
2011年10月06日 15:18撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/6 15:18
だいぶ降りてきた。奥社から少し登ったあたりは、雪の多い斜面
ところどころ、このような雪の少ない場所もあった
2011年10月06日 15:18撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/6 15:18
ところどころ、このような雪の少ない場所もあった

感想

【山行No 228】

・ゴールデンウイークを利用して、妻と2人で信州旅行。
 上高地などを妻と散策したが、1日ぐらい本格的な春山登山もしてみたいと思い、
 この日のみ日帰り単独で、戸隠山を登ってみることにした。
 前日は戸隠高原のロッジ「戸隠小舎」泊。

8:50 奥社入口 発
 ・ここから登山開始、奥社までは雪は多いが、通常の参道なので、妻と二人でのんびり歩く。
  この年(1996年)は雪が多く、観光客の人たちも、木の枝を杖替わりにして
  歩いている。

9:30-50 戸隠奥社
 ・ここでお参りをし、ここより妻と別れ、一人で登山道に入る。
  社殿裏側からの登りはいきなりの雪の急斜面となっている。
10:20 尾根に出る
 ・尾根に出てようやく斜度も緩やかになった。
  下山者が1名いたので上の様子を聞くと、鎖場は鎖が露出しているとのことで、ちょっと安心した。
  雪面にトレースはついているので、それをたどって登る。
11:00-10 百間長屋
 ・ここは大きな岩壁の下にある、長い岩屋状の場所
 ・ここから先は雪の斜面をトラバースする感じで、少し嫌らしい。
 ・「西窟」という場所を過ぎると、いよいよ急な岩場の登りとなる。
  鎖場の連続で、長さは短いが、次々と鎖場が出てくる。
  一見すると容易そうだが、プラブーツで登ると、足がかりが悪く、
  結局、手の力で鎖を頼りに力任せに登る感じとなり、かなり疲れる。

11:40-12:00 胸突き岩
 ・「胸突き岩」の標識があるあたり、鎖場の連続で、さらに上を見ると
  一層急な岩場が連続しているように見える。
  登るのは登れても、下りにスリップして滑落しそうな不安が出てきて、
  上空の天気もどんよりして、山の雰囲気も暗くていやな感じがつのるので
  いさぎよく登頂は断念して、ここで引き返すことにした。

  軽く昼食をとり一休み。
  上空はどんよりしているが、眺めはまずまずあり、西岳の向こうには
  北アルプスの稜線(穂高、槍ヶ岳、燕岳あたり)が、曇天の下、鈍く光っている。
  南方〜東方には、美ヶ原、蓼科山、浅間山、四阿山などが灰色の姿をボーとさらしている。
  すぐ近くには飯綱山が大きい。
  登山者の影も見えず、静かすぎるほど静かな山、ちょうど麓から12時の鐘の音が聞こえたのを機に、引き返す。

 ・下りは、鎖場の下り、登りより一層難しく、鎖を頼りに必死に下る。
12:30 百間長屋
 ・ここよりようやくなだらかな道となり、ほっとした。

13:20-30 戸隠奥社
 ・ようやく危険な登山を終わり、登頂できなかった残念感よりも、正直いって、ほっとした。

14:20 奥社入口
 ・登山口に帰着。
  
 ・登山口には、救急車がいて、レスキュー隊がそりを引いていた。
  これが、今日の不安な気分の元だったか?

 ※翌日の地方新聞を見ると、
  「11:30頃、戸隠山への単独登山者が足を滑らせて30m滑落、ろっ骨を折る怪我、自力で神社まで下山」
  と出ていた。
  おそらく途中で出会った単独行者のうちだれかだろう。
  自分が新聞沙汰にならずに良かった、と正直思った。
 

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