爺ケ岳 東尾根
- GPS
- 10:19
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 2,001m
- 下り
- 1,297m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは鹿島山荘玄関にあり |
その他周辺情報 | 薬師の湯 小木曽製粉所(安曇野ICすぐ) |
写真
感想
積雪期にしか行けない後立山エリアに行きたかったが、どこも人気ルート。
ラッセル覚悟のノートレースを狙った平日山行のはずが、蓋を開けてみると、好天で土日のトレースが全く消えておらず、しかも貸し切り!という贅沢な山行となりました。
●計画
雪山が好きで体力ルートに付き合ってくれそうなTommyちゃんに声をかけ、賛同を得る。お互い直前の土日も雪山なのに、ね。
せっかくなので(?)、計画書を作ってもらう。
2018/3/27(火)
●取付〜稜線
鹿島山荘裏の沢沿い登山道(探索路)から入り、右斜面(雪無し)でも左斜面(雪あり)でも尾根に乗れるが、アイゼンを付けなかった為右斜面を選択。踏み跡はしっかりしているが、両足を着いて休める場がほぼない急登。1250m付近で尾根に乗るくらいから雪が残っていたが、そこからは踏み抜き地獄。樹林帯もグズグズだが、しっかり雪あり。
●幕営地
翌日の天気次第ではP1直下の幕営も検討していたが、雪の状態悪化&翌日も好天&踏み抜き歩きが疲れた(苦笑)為、P3で幕営。
P3は貸し切り。山を肴に午後まるまる呑んだくれるという贅沢。
雪の腐り具合が酷かったのと山頂までのトレースが明瞭だった為(ヘッデンでも迷う心配なし)、翌日の出発を30分早めることにする。
2018/3/28(水)
●P2〜P1〜稜線
P2、P1ともダブルアックスで前爪を利かせて登れば問題なし。ロープ不要。
ただし、雪が緩んだ下りではクライムダウン。
ナイフリッジは半分木の上だったが、雪がしまっているうちに通過した。
多少風は吹いたが、それほどでもない。
●ヴィクトリーロード〜爺ヶ岳山頂
目指す爺ヶ岳を正面に、その奥に鹿島槍を見ながらの白い稜線歩き。
山頂直下の急登を登ると山頂!
●下山
感動に浸った後は、雪が緩む前にとっとと下山。
標高を下げたせいもあるが、10時には既に雪が腐り始める。
昼前には下山出来たが、雪ありを選んだ最後の急な下りが嫌らしかった。。。
東尾根〜爺ヶ岳〜鹿島槍がぐるりと見える良いルート。
トレースの無い時にがっつりラッセルしながら来てみたい。
平日山行に付き合ってくれたTommyちゃん、ありがとうございました。
また、雪の後立山に行きましょう!
爺が岳東尾根、リーダー学校の同期が卒業山行で行きたいと言ってたので、このルートを知った。
調べてみたら積雪期限定のバリエーションだけど、ロープは出さないし、体力ルート。まだ行けてない後立山エリアだし、鹿島槍見たい!とそそられる。
そんなところにyachimayuさんから平日に行かない?とのお誘いが。ぜひとも!とご一緒させていただきました。
月曜、近所のコンビニで拾ってもらい、0時半梓川PAに着き仮眠。そこから1時間ほどで鹿島集落へ。路肩の駐車スペースは「登山者の方へ」的な看板が立つところにあるので、意外とわかりやすい。出発してすぐにただの民家っぽい鹿島山荘がある。計画書をポストに入れて、冬山探査路へ。堰堤を越えて、右斜面と左斜面に分かれる。右は雪がなく、左は全体に残雪、どっちも見るからに超急登。アイゼンも履いてなかったし、右を選んだけど、土がサラサラで踏みしめても滑り、350m標高を上げるのに休める場所はほとんどない。ナイス急登。ふくらはぎが痛い。1240m地点でひと息つけるけど、その後もひたすら急登。土日のトレースがはっきり残っていたが、気温が高く、踏み抜きも多いのでトップを交代しながら進む。途中で鹿島槍から縦走してきた2人組とすれ違う以外は人に会わない。
順調ならP2、P1でテント張ろうと事前には話してたけど、雪が緩んだ状態でやせ尾根を通過するのは危ないので、P3に張ることに。綺麗に整地されたテン場が残っていたので、使わせていただきました。結局アイゼンは使わず。
雪のテーブルをつくり、お外で宴会。爺、鹿島槍ヶ岳を眺めながら、まったりと飲みつつ、yachimayuさんのふるさとの味「とり野菜みそ鍋」をつくっていただく。きのこたっぷりでとても美味しかったです。
2日目、暖かそうなので出発を30分早めて、5時前にアイゼンつけて出発。ご来光、爺モルゲンもばっちり。P3付近は特に急だし、木の上に積もった雪の上を歩いてるのがわかるほどのヤセ尾根が怖かった。ずっと前爪使うのでヨレながらも、ずっとピークに繋がる尾根が見えているから気持ち的には楽。矢沢の頭からは剱、立山も間近に見えて、八峰が一際かっこよかった。山頂で記念撮影して、風も少し強いのですぐ下山。帰りは1400m付近の分岐で行きに選ばなかった雪ありの急斜面を下ったが、サラサラの土よりは滑らなくてよかったかも。アイゼンは最後まで付けた。
下山はだいぶ巻け、全般的に順調過ぎるくらい、ざまあみろ!な山行でした。
yachimayuさん、腰を痛めてる中、運転ありがとうございました。良いルートで、めっちゃ楽しかったです。またご一緒させてください〜
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