野伏ヶ岳へ 滑り込みセーフ
- GPS
- 07:50
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,092m
- 下り
- 1,086m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:51
3:00 安曇野穂高発 高山市 高山西IC〜高鷲IC 白鳥高原経由
7:20 石徹白 白山中居神社着
<復路>
15:40 神社発 〜高山IC経由
17:30 自宅着
天候 | ポカポカ陽気・春霞 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白山中居神社🅿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道入ると雪 かなり重い 暖かな日が続くので帰りはズボズボ スギ林の短縮も気を付けないと踏み抜く ダイレクト尾根から山頂への最後の部分 トラバースして推高谷からの尾根に取り付場所がもう少しで通れなくなりそう(藪こぎになるかあるいは雪崩れる) トラバースも何気なく通ったが危険ではあった(踏み跡、カットされているので慎重に行けば問題ない) 私を入れて5人の登山者、2人はスキー(推高谷方面へ滑り降りて行ったが 和田山牧場から下は杉枝の落下、林道はだいぶ切れているので大変そう) |
その他周辺情報 | 白鳥高原 満天の温泉 |
写真
感想
2018年(平成30年)4月3日(火)
野伏ヶ岳へ 滑り込みセーフ
「春の雪 滑り込みセーフ 野伏ヶ岳」
スノーシュー&アイゼンを両方使い登頂
この積雪のある春にしか登れないと言われている山
野伏ヶ岳(のぶせがたけ)へ今でしょ!
と登りに行ってきた。
しかし幾多の不安があった。
まず体力的に
多少は登っていたが
今シーズン本格的な山は初めてのため足腰に不安がいっぱいあった。
気候がおかしい!
あまりの暖かさで雪解けが早まっているのではないか。
まず山頂付近の藪が。そして雪の状態が。
3月後半までは何とか登っているが
最後の登りに雪解けで危険があるとか藪こぎをしたとか
このような情報が不安を掻き立てていた。
しかし今登らなければ、私の技量では冬そして夏の藪こぎは無理。
ということで行けるところまででもいいからチャレンジしようと決めた。
白山中居神社と石徹白川手前の広場に計3台の車が止まっていた。
ということは私の前に少なくても何人かは先行して登り始めているのが
期待できた。
思った通り林道に入るとすぐに雪道となり足跡、
そしてスキーの新しい跡がついている。
これで幾分安心し、新しい足跡を追うように登った。
林道の雪は解けている所もあり
すでにズボズボと柔らかな状態だった。
スギ林の中を短縮して徐々に高度を上げていく。
気温が高く汗が出てくる。
雪の状態も良くない。時々膝辺りまで踏み抜くこともあり気を付ける。
それでも重いスノーシューを付けて歩くまではないのでそのまま歩き続けた。
和田山牧場跡に着くと
目の前にいきなりどっしりとした野伏ヶ岳の山頂が目に飛び込んだ。
まだ遠い。
そして雪がなだれているのが分かる。
不安を抱えながら牧場の脇を先行する足跡を追った。
普段ならば雪が多くダイレクト尾根への登りもさほど問題ないのだろうが
回り込む池が融けていて尾根取り付きまで行けない。
急登を尾根まで一気に登る。
ここでかなり深く雪を踏み込むことも多くなったので
スノーシューを付けた。
結局ダイレクト尾根までの急登とダイレクト尾根の最終急登手前まで
スノーシューで登る。
ダイレクト尾根に出ると尾根の先に山頂が見え
何とか行けそうな道筋が見えていた。
それでも山頂付近には黒い割れ目が大きく開いていて不安はあった。
ダイレクト尾根の登りは快適だった。
スノーシューがぴったりの雪質だった。
しかし最後の急登は安全のためにアイゼンへと履き替えた。
そしてスノーシューはデポしていくことにした。
山頂への急登を登っていると先行した方が下山してきた。
まず山頂への道は大丈夫かを聞いた。
すぐに雪が付いていて全く問題ないとの返事が返ってきた。
そして二人目の方が急登を登り切りそうなところで下りてこられた。
あともう少しですよ。雪も付いて藪に入らなくても大丈夫。
ということで二人の方の話を聞き登頂できると確信した。
そして余裕ができたので周りの山名をお聞きすると
大変詳しい方で目の前の大日ヶ岳を知ることができた。
山頂では白山方面が見えてきていること
荒島岳も見えますとの話をしてくれたのだ。
そのほか周りの山名も教えて下さったのだが頭に入らなかった。
山頂へは正面右手急斜面をトラバースして
推高谷方面から延びてきている尾根へ出るように足跡があった。
急斜面のトラバースはしっかりとカットされ道が作られていて
下を見ないようにしてすいすいと通過することができた。
きっと躊躇すると恐怖感が出てしまうだろうというほどの急斜面だ。
そして尾根への渡りは踏み込みそうなところもあるので
ポールで雪面の硬さを推し量り素早く渡り切った。
滑り込みセーフ!
きっとここが切れてしまうと後はどのように山頂に登るのか
笹藪に入り笹をつかみながら尾根に登り上がるしかないのかなと思った。
それを考えると比較的簡単に登れたのではないかと思う。
最後の斜面を登り切ると雪面の山頂が広がっていた。
360℃の大展望が待っていた。
白山、荒島岳そして大日ヶ岳が確認できた。
その他名前は分からないが
美しい雪解けの始まった山肌を持つ峰々が見渡せた。
登れるかどうか半信半疑のところはあったが
登り切ることができ達成感、満足感が涌いてきた。
下りは和田山牧場跡付近までアイゼンで快適に下ることができた。
しかし左足、右足と交互に違和感と共に吊ってくるではないか。
先は長いので慌てず休み休み歩くことになった。
牧場跡の長い雪面を過ぎ
スギ林を通過するようになると足の調子も戻り何とか無事下山。
白山中居神社へ登頂と無事を感謝し、
今シーズンもできる限り山へ出かけられるようお願いした。
ふるちゃん
コメント
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最後にすれ違った二人組です。
トラバースは恐怖でしたが、あの後無事に登頂できました。
適切なアドバイスありがとうございました。
コメントありがとうございます。
お互い無事登頂、下山できよかったです。
本当に登ることができ感動した野伏ヶ岳でした。
私、帰りはへとへとでした。
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