愛宕山 亀岡-明智越-水尾-愛宕山-清滝
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,585m
- 下り
- 1,575m
コースタイム
10:30 明智越尾根入口分岐--ここで道間違える
12:00 明智越尾根入口分岐--間違いの始まりまで戻ってきた
12:30 水尾バス停--10分だけ昼休憩
14:00 水尾わかれ
14:20 愛宕神社鳥居
14:40 愛宕神社本殿
15:00 愛宕神社発
16:40 清滝バス停
天候 | 朝方の亀岡エリアは濃霧。後快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
明智越は想像したより整備されたルートだったが、 一部今年の台風の影響か倒木や崖っぷちの侵食で通路が狭まっている箇所あり。 元からかもしれないが。。滑落注意したい箇所が2箇所位あった。 また明智越で尾根から水尾分岐に降りるまでのルートが非常に悪路だった。 真ん中が削れて深く沢状になっていて、しかも水が出ていて非常に滑る。 粘土質なので転倒したら見事な状態になると思われる。 その悪路を降りきった水尾付近で地図を過信して迷子に。。 まったく関係の無い沢を登って行ってしまった。ルートを探してプチ遭難。 明智越でスズメ蜂事故多発らしい。特に水尾付近でたくさん遭遇した。 愛宕山の表参道は階段地獄。苦手なので辛かった。 |
写真
感想
去年の比叡山に続いて京都の山第二段として、こちらもメジャーな愛宕山を選択。
去年の食料難を教訓に、食料はオヤツに至るまで準備して出かけた。
ルートは色々あるようだが、亀岡の出雲大神宮参拝を兼ねて亀岡から登る明智越ルートを採用。
途中水尾付近で一度沢に下りるルートなのでアップダウンが想定されたのと、意外とロングコース。でもチャレンジ。
想定外な事として、前日に都内某商業施設内で大転倒して全身各所を打撲。
両膝も打っているので多少影響があったかも。
朝は電車で6時半位に京都駅から千代川まで行き、出雲大神宮行きの始発バスに乗った。
大神宮参拝後に再び亀岡行きのバスに乗り、亀岡駅の手前のバス停保津で降車。
そこから愛宕山登山道の道標があったので、心配した登山道入口を見つける難しさは無かった。
入口のスズメバチ注意の具体的な警告はちょっとびびった。というのも、今月初めに明智越で登山グループ数人が襲われたらしい。確かに今が一番凶暴な時期。
気をつけて静かに登ろう。。
登山道を登り始めると、非常に整備されたコースなのに驚く。
見所各所にちゃんと立派な看板があったりする。
岩場やゴロ石・土の複合ルート。
尾根に出るまでは多少登りが苦しかったが、程なく尾根道に出ると、非常に気持ちのいいコース。
途中鉄塔に行く分かれ道の道標で少し迷ったが、そこでは正しいルートを取れた。
ただ、その正しいルートが尾根から少し外低い崖道で、滑落に注意したい箇所もあった。
高瀬山と、水尾方面に分かれる分岐で初めて登山客に遭遇。
私は愛宕山に行くので水尾に降りるルートを取ったが、その水尾の村落を臨む鉄塔を過ぎたあたりから、本当にルートなのか?と思うような悪路となる。
登山道が掘れてしまっていて沢状になっているし、非常に滑りやすい。
というか、これは沢であって、道ではない、という箇所もあった。
そういうことろはさすがに通るのを憚るのでコースアウトして進んでみたりするが、文字通りのイバラの道で体や手にひっかかって煩わしい。
そうこうしている内に地図で確認できる水尾の分岐に到着した。と思った。
それで、道標には無いが道が続いている沢沿いにルートを取ったが、それが大きな間違いだった。地図を一見しただけでは、間違える人がいるかもしれない。
よく見ていれば気づいたはずだ。。
そうは言っても、何も気づかず更にワイルドになっていくルートに初めは楽しさまで感じていたが、沢の左右に道のような道でないようなルートをどんどん登っていくが、辿り着きたい水尾に一向に出ない。
おかしいと思って、ルートを少し外れているのかと、沢の右岸を尾根に登れば正しいルートがあるのではないかと思って、30度から40度程度の崖っぷちを木につかまりながら登っていくが、尾根近くまで登っても全くそれらしい道は無い。
どうやら、全く思ってもいないところにいるらしい事にようやく気づく。
道と道無き道が不連続に沢の左右にあるが、倒木もどう考えても多すぎるし。。
尾根を探して、崖を右往左往し過ぎて自分の登ってきた沢の位置が怪しくなってきているのと、元来た崖を降りるにも、その険しさで足と気持ちがすくむ。。
午前11時過ぎのプチ遭難パニック。
足元の見えない藪を踏みしめる時には、トカゲ?が飛びまくるし、沢にはアクティブなサンショウウオ?のような動物が跳ねるわ大小の蛇には遭遇するが、構うも驚くもなくスルーして元来たルートに戻っていく。。
1時間半のタイムロスでようやく間違いの分岐地点に戻りついたが、心身共に疲労困憊。。
そこではなく、地図に記されている分岐がもっと先にあった事が判明。
すっかり足が棒になっているのに、そこから水尾まではしばらく舗装路で更に足に負担がかかる。
そんなで、水尾から水尾わかれまでの登山道は、全く足が上がらず進めなくなってしまった。。
通常の倍程度の時間がかかるし、普通は取らない休憩も必要だった。時に立ったまま。時には、座り込む始末。。
これは体力的に愛宕山は絶対無理と判断して、水尾わかれからはひたすら参道を降りる計画で必死で歩みを進めた。
ようやく辿り着いた水尾わかれで少しだけ休憩する間に、知らず元気が回復してきた。
なんだかわからないが、断然神社まで行く気になってしまった。
気分が上がると、体力も本当に回復してきてそれまでの進み具合とはうって変わって登れるようになった。
そうは言っても、これでもか?の苦手な階段地獄。鳥居が見えた時には、感動の涙で霞む程だったのも束の間。本殿までは更に急な階段が連なっていた。
ようやくの本殿。
水尾からの足取りを考えれば、神社に参拝できた事は奇跡。
うれしさもヒトシオ。あとは無事に下山するだけ。
得意の下りも、階段、特に石段は足に堪える。
しかも、水尾わかれから清滝までのルートはほとんどが階段なのだ。。
これは驚いた。あっという間に膝が笑ってくる。
しかも、1時間半というロングウェイ。
途中、京都市内の眺望が良い休憩場所では休んだりしたが、暗くなる前に清滝のバス停に辿り着きたかったので、なるべく先を急いだ。
その甲斐あって、バス停に着いた直後に1時間に1本の京都行きのバスが出た。
なぜか、道中飲む気になれなかったワインと残りの食料をこっそりバスの中でいただいた。
無事下山できて良かった。一時は本当にパニックになりかけたから。。
さて、明日から歩けるかな。。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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reikoさん、はじめまして。
以前から奥多摩の長い距離を歩かれていて、
時々拝見していました。
今月の’山と渓谷’に地図読み・遭難特集があり
どうすると道迷いが発生するかなど考えさせられています。
ちょうどこのタイミングにプチ遭難とあり、コメントさせていただきました。
道迷いから焦って崖から滑落や疲労で動けなくなることが
多いそうなのでお気を付けください。
reikoさんは健脚で、トラブル時も冷静そうなので
大丈夫なのでしょうけど。
今週は京都シリーズになるのでしょうか?
toratora48さん
地図の読み間違えは何度か経験があります。
でも間違えて迂回路に入るような程度だったので、今回のような事は初めてです。
プチ遭難とは言ってますが、本当に危険です。
それ以上のトラブルが無かったので良かったですけど。。
おっしゃるように、去年の比叡山といい今回といい疲労が意外と怖いです。意識がちょっと遠くなって記憶が覚束なくなったりします。当然集中力も怪しくなって怪我や事故という事も考えられます。
今回は特に精神的な消耗が体力に影響したので堪えました。(冷静とは言えません)
地図も読めるし方向音痴ではないつもりなのですが、山ではそれもただの過信です。
山で迷子なんて最悪なので、本当に気をつけます。
ここ数日は京都シリーズです。
今日は山じゃないけど宇治で散策。
明日以降は未定ですが、ちょっと歩きつかれたので市内散策でしょうか。。
ところで、プロフィールの写真がかっこ良くてびっくりしました!
京都シリーズなら南禅寺と琵琶湖疏水とか、
大文字山に下鴨神社良いところが沢山有りますよ、
京都を堪能してください、
ちなみに紅葉時の京都は人混みで遭難しそうになります。
kidekiさん、こんばんは。
去年に続いて修学旅行の復習です。
紅葉はまだほとんど色着いていませんが、想像するだけでも鳥肌です。
人混みはあまり想像したくないですけど。。
これだけ神社仏閣をまわっても、まだまだ行きたいところはたくさんあります。
今回は、お祭りニ連発と本当にてんこ盛りでした。
山レコ趣旨からは外れますが、また京巡り記録を残しておこうと思います。
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