焼岳(南峰) 【長野&岐阜 境界尾根から】
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 916m
- 下り
- 920m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:00
天候 | 快晴:無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※県境稜線上に危険個所はないが、尾根が不明瞭なため、キリが濃いとルーファイが難しい。下りは猶更。 ※標高2100m付近から2240m付近まではやや急斜面だが、南峰への冬季ルートほどではない。私は終始12本爪アイゼン+Wストックで歩いた。 ※標高2000m付近か、地形図にブルーの水線が引かれている北側で噴煙が上がる。かなり離れた地点でも硫黄臭があった。硫化水素ガスに要注意。 |
写真
感想
焼岳は今回5度目(中の湯から2回、上高地と新穂高から各1回)。
今回の山行には特別の思い入れがあり、長年の夢でもあった。
親不知から乗鞍岳までは全区間歩いたことがあるが、縦走ルートは白馬岳北方の鉢ヶ岳や赤男山など、ごく一部を除き、全て稜線である。。
私が歩いた焼岳から乗鞍までで、焼岳〜白谷山間が稜線ではなく中の湯経由となっていた。
これを”解消”すべく、登りは登山口→細池→白谷山北側のコル→ほぼ境界尾根経由で焼岳南峰まで上がり、トレースのある冬季ルートで登山口へ下る。
剣御前山北方のように通行困難とされる稜線ではなさそうで、残雪期に登りだけで歩くなら大丈夫だろうと思い、旧道(R158)入口の冬季ゲート開放と、仕事が休日で晴天の日を待っていた。
白谷山や安房山から焼岳を眺め、森林限界を抜ければ無雪期でも困難ではなさそうに思い、昨年6月に境界尾根経由で登ろうとしたが、猛烈なスズタケに行く手を阻まれ、地形図1879mの凹地の先で退却せざるを得なかった。
平地ならともかく、斜面の笹は必ず下方に傾いている。
地形図を見れば分かるが、2124m標高点付近や2318mの標高点西側は地形が複雑で、地形図からは読み取れない岩山を巻くことがあった。
どうしても通過できない場合は引き返すか、ずっと東へトラバースして南峰への冬季ルートで上がることも考えていた。
登山届は前日に長野県警へ電子申請していた。
樹林帯には僅かだが目印のピンクテープがあり、縦走者がいるようだ。焼岳から乗鞍への赤線つなぎは無雪期には実質的に困難といえるだろう。
安房峠から南を無雪期に歩いた時、踏み跡が全くなかったのは安房山から十石山までだった。白谷山〜安房峠間にも踏み跡があるとは思えない。
今回、白谷〜焼岳間の最低コルから焼岳へ上がった感じでは、焼岳南峰を朝早く下りだせば、無雪期の境界尾根を最低コルまで午後、夕方には中の湯まで下れると思う。
森林限界より上では、乗鞍・剣ヶ峰が圧倒的な存在感で山塊を引き締めている。
当日、焼岳へ登ったのは10人弱だろうか?
私が独自ルートで登頂した11時半には3人が先行していた。
森林限界より上ではトレース明瞭だったが、樹林帯の尾根は明瞭ではなく、トレースをずっと辿っていたら登山道から細池方面へ入った所へ下った。
上りで、『細池方面へ入って引き返した人が多いなぁ』と思ったが、上から降りて来た人たちの足跡だった。あの見通しの利かない樹林帯の尾根では、残雪期でトレースがない場合はルーファイに気を遣うだろう。
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