天が岳☆満開のシャクナゲ尾根〜鞍馬へ縦走
- GPS
- 02:08
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 729m
- 下り
- 790m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし シャクナゲ尾根の取り付きはテープはあるものの、森林作業道にもテープがあり、ルートがわかりにくい箇所あり。 |
写真
感想
午前中は霊仙山の登山から京都に帰り着くと、北山ですら気温が30度もある。躑躅の咲き始めた宝ヶ池をランニングで周回することことを一瞬、考えたが、この4月とは思えぬ暑さの中をランニングするほどの熱意というか禁欲的な自虐性は持ち合わせていない。しかし、昨日、皆子山から天ヶ森の向こうに天ヶ岳を眺めるうち、早くもこのような暑い日が押し寄せる今年の春はシャクナゲ尾根のシャクナゲも早いのではないかと考えていたことを思い出す。そうだ、シャクナゲ尾根の様子を見に行こう・・・
R477から林道に入ると不覚にも登山口を見過ごして先に行き過ぎる・・・気が急いていたせい以外の何物でもない。林道がかなり泥濘んでおり、足元ばかりに気をとられていたという言い訳があるのだが。登山口から杉の植林地の急登に入る。この急登、意外と整理されていない・・・人気ルートの筈であるが矢鱈とテープが付けられており、分岐ではどちらに進んでよいか分からない・・・お陰で迷路の如き様相を呈している。とはいえ、この斜面でルートを失うことはないだろう。適当に踏み跡を辿り杉林を登るとすぐに尾根に上がる。
尾根筋をゆくと早速にも満開のシャクナゲがお出迎えだ。尾根を進むにつれてシャクナゲの花はますます賑やかになっていく。登山路には既に散ってしまったミツバツツジの花が目につくが、シャクナゲの花は散っているものはほとんど見られない。この数日で開花したのではなかろうか。石楠花は時には官能的でもあり、時には楚々として繊細で・・・目立つけれども押し付けがましくなくて・・・そんなところがいいのかもしれない。石楠花は当たり年とハズレ年が交互に巡るというが、時期は早いものの、今年は当たり年ではないだろうか。
後半のスピードアップを考慮して、超軽量の一眼レフを携行してきたのだが、ホワイトバランスや絞り、露出をいろいろ変えてみても、どうも花の写真を撮るにはOM-Dとはカメラの性能の差が歴然としている・・・当然なのであるが。そうは云っても素敵なシャクナゲの株に出会う度にカメラを向け、写真の出来栄えを気にせずシャッターを切ってしまう。後から写真を見返してみると、カメラの性能にしては善戦していたようにも思う。
シャクナゲ尾根は終盤に差し掛かるとさらに花の勢いが増していくようだ。シャクナゲを愛でているうちに時間は私の歩行よりも足早で送電線の鉄塔広場に辿り着いた頃には日は天ヶ岳の肩に傾いていた。焼杉山が目の前に聳える。ここでもこれらの山々にむけてシャッターを切るのだが、露出の調整がレコにアップ出来るような写真が撮れていなかっのが残念だ。
寂光院からのルートと合流する604m峰に向かうとシャクナゲはパタリと姿を見せなくなる。シャクナゲはこのコース上にはないのだろうかと思い始めた頃、天ヶ岳の東稜に入ると再び満開のシャクナゲの株に出会う。一際美しい深紅色のシャクナゲに出遭ったので、露出や絞りを変えて撮ってみたのだが・・・
天ヶ岳山頂からは予想通り、この薬王峠にかけての長い尾根に入るとシャクナゲどころか花の類は一切、お目にかかれない。人によっては冗長と捉えられるかもしれないが、北山を愛する者にとっては北山の前衛らしい静かな尾根歩きの魅力を堪能出来る筈・・・しかしながら、前半のシャクナゲ尾根で時間を喰ってしまった分、スピードアップしたいところだ。トレラン・モードに入る。傾いた陽光が投射する直線的な杉林の陰翳を愉しむ余裕すらない。私の足音に怯えて慌てて駆け去る鹿の足音が林の中に谺してゆく。
時にこうしたトレランもどきの山行をすることがあるが、正直なところトレランの魅力を理解してはいないように思う。コースタイムを競うような気にはなれない。しかし、この尾根は走りやすくてトレランにはうってつけかもしれない。走るなら登山客に迷惑をかけないこの夕方の時間かいいのかも。この時間に歩く人はさすがにいないのか、最初から最後まで誰にも会わなかった。
鞍馬駅に何とか18時に辿りつき、登山の終了ボタンを押す。18時04分初の電車の発車の前に購入したスポーツ飲料は瞬く間に喉元を過ぎていった。何とか子供達との約束の夕食の時間に間にあうことが出来た。今晩は霊仙の登山を頑張った次男のリクエストに応えて、庭で牛肉のBBQだ。
私のレコにコメントありがとうございました。あのルートを2時間で?? びっくりです。
今回は、重量優先で Nikon 1 J5にされたとのこと。Nikon 1だと素子はCXフォーマットでしょうからコンデジに比べれば随分いいかと思いますが、夕方の撮影だったことが要因なのかなと勝手に想像しておりました。
OM-Dと比べたら、素子の大きさだけじゃないのでしょうね。
カメラ好きの友達は、フルサイズのα7も使っていますが、どんな綺麗さなのか私のレベルでは想像できません。
コメントどうも有難うございます。前半は写真に夢中になり、スローだったのですが、後半はトレラン・モードで走っております。前半もシャクナゲがないところではところどころ、走りましたので・・・ということで、ジャンルをトレランに変更したのと、感想を改訂しました。確かにトレランでなければ不可能なスピードですね。
Nikon1も充分に使いこなせていないのかもしれませんが、確かに夕方というのは露出やホワイトバランスが難しいですね。感想の文中に書きましたが、展望の良い鉄塔広場での写真がほぼ全滅でした。
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