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Yamareco

記録ID: 1439007
全員に公開
山滑走
白山

白山(東面台地滑走)

2018年04月27日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 石川県 岐阜県
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
11:52
距離
40.8km
登り
2,756m
下り
2,753m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:46
休憩
1:06
合計
11:52
距離 40.8km 登り 2,756m 下り 2,757m
4:22
120
6:22
178
白水湖(自転車デポ地)
9:20
60
P1911m
10:20
80
2250m地点
11:40
19
御前峰、剣ヶ峰コル
11:59
12:49
6
12:55
15
2500m地点
13:10
109
P1911m
14:59
15:15
59
白水湖(自転車テポ地)
16:14
道の駅飛騨白山
天候 曇り一時晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅 飛騨白山に駐車させてもらった。駐車スペースは40〜50台はある。
コース状況/
危険箇所等
・道の駅〜白水湖 
白山公園線のゲートは冬期閉鎖中。横から出入りできる。現状では工事はしていないと白川村役場で事前に確認して入山した。道に雪はないが、荒れた舗装路であり、MTBが望ましい。

・白水湖〜標高2250m
取り付きは白水滝を過ぎてすぐの橋のあたり。急な斜面に灌木があるが、地肌が見えており、慎重を期す。そこから藪漕ぎが始まり、台地の雪があるところまで来るとあとはスキーを履いて、ルンルンシール登行ができる。あとは読図しながら東面台地を自由に登る。

・標高2250m〜剣ヶ峰と御前峰のコル
クトーを装着して、ジグを切りながら登る。途中クラックなどもあり、それを避けながら緊張のハイクアップ。

・コル〜山頂
シートラーゲンして、アイゼンで登る。急斜面でけっこう雪が固まっており、慎重に登った。

・山頂〜転法輪谷〜東面台地
滑走は雪も緩み、楽しく滑ることができた。
その他周辺情報 道の駅飛騨白山に隣接の大白川温泉しらみずの湯がおススメ。600円なり。露天もあって休憩室などでまったりできる。
10キロ以上の重荷を背負ってヒルクラの図

終盤は重荷でお尻が痛いのと格闘でした(ko)
2018年04月27日 04:55撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/27 4:55
10キロ以上の重荷を背負ってヒルクラの図

終盤は重荷でお尻が痛いのと格闘でした(ko)
取り付き到着
2018年04月27日 06:19撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/27 6:19
取り付き到着
コウエイさんも

マイペースで行かせていただきました(ko)
2018年04月27日 06:19撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 6:19
コウエイさんも

マイペースで行かせていただきました(ko)
相変わらず壁です。
2018年04月27日 06:20撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
4/27 6:20
相変わらず壁です。
まずはチカさん先頭で引っ張っていただきます。
2018年04月27日 06:32撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
4/27 6:32
まずはチカさん先頭で引っ張っていただきます。
取り付きの斜面登りは緊張する

アプローチシューズとしてトレランシューズ使用でしたがこれがだめでした(ko)
2018年04月27日 06:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/27 6:41
取り付きの斜面登りは緊張する

アプローチシューズとしてトレランシューズ使用でしたがこれがだめでした(ko)
台地に登るとあとはスキーで・・・
2018年04月27日 07:18撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 7:18
台地に登るとあとはスキーで・・・
さあまだまだ先ですね
2018年04月27日 07:21撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
2
4/27 7:21
さあまだまだ先ですね
気持ちよく登る
2018年04月27日 08:13撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 8:13
気持ちよく登る
コブラツリー

初めまして(ko)
2018年04月27日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
3
4/27 9:00
コブラツリー

初めまして(ko)
コウエイさん、今日も元気いっぱい

このあたりは暑くて汗だくです(ko)
2018年04月27日 09:08撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 9:08
コウエイさん、今日も元気いっぱい

このあたりは暑くて汗だくです(ko)
御前峰と剣ケ峰が見えてきた
2018年04月27日 09:20撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/27 9:20
御前峰と剣ケ峰が見えてきた
最高のロケーション
2018年04月27日 09:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 9:21
最高のロケーション
転法輪谷をチェック。

滑降が楽しみ(ko)
2018年04月27日 09:31撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
1
4/27 9:31
転法輪谷をチェック。

滑降が楽しみ(ko)
これで北アルプスが見えていたら最高なんですけどね。
2018年04月27日 09:31撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
2
4/27 9:31
これで北アルプスが見えていたら最高なんですけどね。
この真ん中を登る予定
2018年04月27日 10:22撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/27 10:22
この真ん中を登る予定
急登が始まる
2018年04月27日 10:23撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 10:23
急登が始まる
北アルプスが見えてきた。
2018年04月27日 10:26撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
2
4/27 10:26
北アルプスが見えてきた。
なんとなく黒々してきたような…
2018年04月27日 10:27撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
2
4/27 10:27
なんとなく黒々してきたような…
だんだん急斜面になってきた。
2018年04月27日 10:51撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 10:51
だんだん急斜面になってきた。
このあたりはもうガチガチ斜面に変わっている。
2018年04月27日 11:23撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 11:23
このあたりはもうガチガチ斜面に変わっている。
振り返ると下が見えないくらい急斜面。
2018年04月27日 11:23撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 11:23
振り返ると下が見えないくらい急斜面。
ジグをきりながら
2018年04月27日 11:38撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/27 11:38
ジグをきりながら
コルまであと少し、この辺りはガリガリで怖かった
2018年04月27日 11:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 11:39
コルまであと少し、この辺りはガリガリで怖かった
大汝峰が見えてきた。

今度はあの斜面を滑ろう(ko)
2018年04月27日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 11:48
大汝峰が見えてきた。

今度はあの斜面を滑ろう(ko)
急斜面でガチガチ、岩もあるので緊張する場面だった。
2018年04月27日 11:49撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 11:49
急斜面でガチガチ、岩もあるので緊張する場面だった。
コウエイさんも登ってきた

ここまでくると雪も緩んでリラックス出来ました。
2018年04月27日 12:05撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 12:05
コウエイさんも登ってきた

ここまでくると雪も緩んでリラックス出来ました。
山頂直下
2018年04月27日 12:05撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 12:05
山頂直下
あと少し
2018年04月27日 12:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 12:10
あと少し
山頂到着、コウエイさんご満悦

東面からの登頂は初ですからいつもとは違いますね(ko)
2018年04月27日 12:15撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
4/27 12:15
山頂到着、コウエイさんご満悦

東面からの登頂は初ですからいつもとは違いますね(ko)
チカさん登頂!
2018年04月27日 12:08撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4
4/27 12:08
チカさん登頂!
大汝峰と剣ヶ峰。
2018年04月27日 12:08撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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4/27 12:08
大汝峰と剣ヶ峰。
奥宮にお参りします。
2018年04月27日 12:08撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 12:08
奥宮にお参りします。
別山は雲に包まれそう。
2018年04月27日 12:10撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 12:10
別山は雲に包まれそう。
ヘリコプターがホバリングしていた。荷揚げかな。
2018年04月27日 12:13撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 12:13
ヘリコプターがホバリングしていた。荷揚げかな。
山頂から滑降。
マンダムでした(C)
2018年04月27日 12:52撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
1
4/27 12:52
山頂から滑降。
マンダムでした(C)
転法輪谷に向かってドロップ
2018年04月27日 12:53撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 12:53
転法輪谷に向かってドロップ
2018年04月27日 12:53撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 12:53
広大斜面を滑る
2018年04月27日 12:55撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 12:55
広大斜面を滑る
快適なザラメ。
2018年04月27日 12:55撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 12:55
快適なザラメ。
気持ちよさそうですね!
2018年04月27日 12:55撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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4/27 12:55
気持ちよさそうですね!
各々自由なシュプールを描く。
2018年04月27日 12:58撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 12:58
各々自由なシュプールを描く。
まだまだおいしい斜面は続く。
2018年04月27日 12:58撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 12:58
まだまだおいしい斜面は続く。
2018年04月27日 13:00撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 13:00
山頂から滑ってきた
2018年04月27日 13:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 13:03
山頂から滑ってきた
広大な斜面
2018年04月27日 13:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 13:03
広大な斜面
コウエイさん、かっとんでます
2018年04月27日 13:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 13:03
コウエイさん、かっとんでます
ショートターンを決めて
2018年04月27日 13:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/27 13:03
ショートターンを決めて
ダイナミックな斜面

こんなところがあったとは!(ko)
2018年04月27日 13:05撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/27 13:05
ダイナミックな斜面

こんなところがあったとは!(ko)
高速でロングターンも

自己陶酔の世界ですね(ko)
2018年04月27日 13:06撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/27 13:06
高速でロングターンも

自己陶酔の世界ですね(ko)
あっと言う間に
2018年04月27日 13:06撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 13:06
あっと言う間に
落ちて行く
2018年04月27日 13:06撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 13:06
落ちて行く
転法輪谷は快適だった
2018年04月27日 13:08撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 13:08
転法輪谷は快適だった
最高でしたね。
2018年04月27日 13:06撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 13:06
最高でしたね。
どんどん行きます
2018年04月27日 13:08撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 13:08
どんどん行きます
楽しいっす
2018年04月27日 13:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/27 13:10
楽しいっす
縦溝があるけど、コウエイさんには関係ない
2018年04月27日 13:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/27 13:10
縦溝があるけど、コウエイさんには関係ない
御前峰を振り返る

毎年通うこと確定です(ko)
2018年04月27日 13:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/27 13:11
御前峰を振り返る

毎年通うこと確定です(ko)
ダケカンバのツリーランも楽しみ。
2018年04月27日 13:17撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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4/27 13:17
ダケカンバのツリーランも楽しみ。
さようなら、また来ます(ko)
2018年04月27日 13:20撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 13:20
さようなら、また来ます(ko)
ブナ林に変わる。
2018年04月27日 13:46撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 13:46
ブナ林に変わる。
なんとも言えないいい雰囲気で心が癒されます。
2018年04月27日 13:48撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 13:48
なんとも言えないいい雰囲気で心が癒されます。
カツラかな。
2018年04月27日 13:48撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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4/27 13:48
カツラかな。
根本は空洞。熊が冬眠でもしていたのかな。
2018年04月27日 13:48撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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4/27 13:48
根本は空洞。熊が冬眠でもしていたのかな。
新緑もチラホラ。
2018年04月27日 13:59撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 13:59
新緑もチラホラ。
あとは消化試合
2018年04月27日 14:07撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/27 14:07
あとは消化試合
立派なブナの木。
2018年04月27日 14:16撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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4/27 14:16
立派なブナの木。
安定のクライムダウンです。
2018年04月27日 14:47撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 14:47
安定のクライムダウンです。
クライムダウン、慎重に

帰りのルートはつかまる根や木があり兼用靴だったので落ち着いて下れました。(ko)
2018年04月27日 14:59撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/27 14:59
クライムダウン、慎重に

帰りのルートはつかまる根や木があり兼用靴だったので落ち着いて下れました。(ko)
ひとまず安堵。
2018年04月27日 14:57撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
4/27 14:57
ひとまず安堵。
林道も飛ばさない様に

パンクしましたけどね…(ko)
2018年04月27日 15:24撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/27 15:24
林道も飛ばさない様に

パンクしましたけどね…(ko)
ゲート到着、お疲れさまでした。また行きましょう。(C)

最高でした。毎年行きましょう!(ko)
2018年04月27日 16:15撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
4/27 16:15
ゲート到着、お疲れさまでした。また行きましょう。(C)

最高でした。毎年行きましょう!(ko)

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ピック付ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール ゴーグル クトー アイゼン 自転車(MTBが無難) チャリロック
備考 次回は30mロープ一本、下降デバイスを検討する。

感想

白山東面台地、その名はいつも私の心を揺さぶる。スーパーヤマスキーヤーYSHR先生が開拓したルートの中でも私にとっては一番のお気に入りだ。北陸のヤマスキーヤーの端くれとしては、チャンスとパートナーが揃ったら即Go!という気分であった。

YSHR先生のHPで地獄軍団の若手のホープパクミン氏がコブラツリーと記念撮影をしている写真が掲載されていた。これは今年は行けるチャンスありかと思っていたらコウエイさんも行きたがっていて、サンちゃんにも話題としてふっていた。同行希望を述べるとコウエイさんは快諾してくれた。さらにここ数日は白山公園線の工事がないことを電話で確認して、天気も上々でモチベーションも高まる。

当日は4時間の睡眠時間を確保して、集合場所に向かう。車中泊の車が6台、そのうち一台はコウエイさんで、挨拶をかわし、自転車を組み立てた。スキーからすべてザックにつけて(11キロくらい?)やおらスタートだ。今日はヒルクラも私にとっては試練なので、MTB用クリップオンペダルシューズを履いて、万全を期す。

事前にいろいろ調べて、行けるだろうと思っていたが、それでも平日なので若干心配していた。ゲートに到着すると横はスカスカで風嵐ゲート状態。ここからはヤマ屋として自己責任で白山公園線を通過させて頂いた。

長い白山公園線をのんびりとヒルクラし、明るくなってきたら東面台地の取り付きに到着だ。自転車をデポし、取り付きを見上げると以前より灌木が少なくなっていた。人気の場所だから人の出入りが激しいのだろうか。今日はなんとか上り下りしたが、今後はロープと下降デバイスで確保も必要になるだろう。

しばらく藪漕ぎをして、雪のあるところまで進む。ここからはスキーを履く。ブナの新緑が眩しいし、気の合う仲間と二人で並走し、話題にことかかかない。今日は高曇りで視界がバッチリ。剣ケ峰も見えているし、雪もたんまり残っている。ルートはさほど迷うことはなく、ときおりGPSで確認しながら二人でルーファイする。数日前と思われるパクミン氏のトレースが部分的に薄く残っていた。

途中から御前峰も顔を出してくれて、気持ちを奮い立たせてくれる。休憩をしながら最後の詰めの相談をした。転法輪谷の状態を確認して、滑れそうなので、帰りに使うことにした。まずは剣ヶ峰と御前峰のコルを目指し、クトーを装着して標高差400mほど急登を詰める。ここはさすがに二人とも無言になり、多少距離をおいて黙々と登る。最後はガリ斜面になり、より丁寧にターンをしてコルに乗り上げた。

コルでは風も強くなり、アウターを着込んで、シートラアイゼンに換装。御前峰までの最終アタックとした。アイゼンが良く効いたが、それでも滑落したら岩にぶつかり大変なことになるので、慎重に登る。東側の稜線まで登ったらあとは日差しの関係で雪も緩み、なんとか山頂まで無事到着。青空も出てきて、360度の視界を堪能した。

山名碑横で記念撮影し、すぐにお参りした。今月は私は二回目。コウエイさんは毎週来ている。ちょうと昼時なのでまったり休憩とした。ヘリが荷物を室堂に運んでおり、夏山シーズンも近いと思わさせられた。パンを食べていたら、コウエイさんからサプライズでコーヒーをごちそうになった。美味しかったです。

滑走は神社横の方位盤から雪があり、そこからダイブイン。別山を遠望し慎重にそして楽しく滑り降りる。すこし急な斜面をお互い監視して滑り、転法輪谷に入った。本日、雪の結合は安定しており、安心して滑ることができた。交互に写真を撮り合い、気持ちよく滑走できた。

そうこうしているうちに標高1350あたりとなり、楽しい滑走は終了でGPSを見ながら取り付きポイントを目指した。途中で後続のトレースを発見。山行中に人と会うことはなかったが、誰か一名東面台地に入っていたのだ。しばらくの藪漕ぎを経て、取り付きの下降地点へ。ここは灌木とウイペットを使って慎重にクライムダウン。ここの崩壊が進むと次回はロープを持参したほうが良いなと再確認。自転車デポ地には後続の方のMTBが一台増えていた。

最後はMTBのダウンヒルとなる。路肩にガードがなかったりして、怖いので、あまりスピードを出さないが、それでも新緑の中、気持ちよく降りた。帰り道も工事はしていない様子だった。

ゲートの前でコウエイさんとがっちり握手。今月は握手二回目ですね。ありがとうございました。楽しかったです。どちらかと言うと慎重派の二人、これからも同行お願いします。

相変わらず東面台地は素晴らしかった。アプローチのチャリ苦行、取り付きの藪漕ぎ、そしてそれに見合う素晴らしい景色。ブナの樹林帯や途中の疎林帯。ダイナミックな滑走斜面。すべてが That's ヤマスキーって感じである。(難点はないが、強いてあげるならば、兼用靴が汚くなるところかな)

ヤマスキーの聖地に今年も行けて白山の神様に感謝だ。来年も行けます様に!




山スキーを始めて4年目、毎年白山東面は滑ってみたいと思いを馳せていたが色んなことでなかなか実現しなかったが今年は時期、同行していただけるパートナー、道路状況、積雪状況、天気などがすべて条件がそろい満を持して臨むこととなった。

自転車は前後ブレーキシューの交換をしたし、岐阜白山公園線は勾配が急なので少しでも転がり抵抗をよくするためスリックタイヤに交換した(空気圧が高かったので下山時パンクしたのが反省)前日まで薄手のパンツでカッパをもっていこうと思っていたが当日の予報は曇りがちで気温も低め、念のためパンツはハードシェルに変更した。スキーのワックスも万全、ビンディング調整も万全で待ち合わせ場所の道の駅に着くとまだ3時過ぎ、しばらく仮眠して目覚ましで起きるとすでにチカさんも到着され支度を開始していたので慌てて挨拶をして僕も支度を開始する。

車では何度か通っていたが自転車で走るとなかなかハード。チカさんを話しながら走ると時間が早く過ぎるが後半はお尻の痛みと闘いながら少しずつ遅れだし最後の急こう配は苦行だったがとりあえず漕ぎ切り第一関門通過。すぐに第2関門の取付。アプローチシューズで雪が出だしたらデポの予定でシートラで登るがトレランシューズでは役不足でヒヤヒヤすることがあったので今後の反省点。しかし兼用靴はかなり汚れるので何かいい方法がないか。

台地に乗り上げると雪は豊富でシールに変更。やっと重荷から解放でテンションアップでいろいろ話をしながら歩いていく。広い斜面が多いので都度現在地を確認しながら歩いていく。下部は気温が高くハードシェルでは暑く汗が良く出たので水、ゼリー、行動食の消費量は今シーズン一番だったが脚攣りやばてるということはなかったのでよかった。1900m付近で転法輪谷の偵察をして問題なさそうということで剣ヶ峰と御前峰のコルを目指すルートでハイクアップ。対峙するとなかなか急斜面。山頂は近くに感じてペースも悪くないと思っていたが結局予想通り1時間くらいかかりコルまで来るとクラストでガチガチ、アイゼンに換装ついでにカッパも着込み最終アタック。前回登った時は緩んでいたのでそれほど怖くなかったが今回はガチガチで落ちたら岩という場面では緊張しながら登り今季3回目の御前峰。

しばらくパンとコーヒーでまったり休憩しお楽しみの滑降、コルまで慎重に下り転法輪谷へドロップ。快適ザラメで大回りで楽しんだ。景色、斜面は最高で写真を取り合いながら至福の時間を過ごした。下部は縦溝も出てきたが概ね楽しむことが出来た。そこからもまだまだ快適斜面が続き上から下まで存分に楽しめるルートであった。素晴らしいルートを開拓していただいたYSHR先生ありがとうございます!

シューズデポ地点からしばらくやぶこぎだけどこれが油断するとすぐに違う方向に進むので時間がかかったが慎重に行かなければいけないので横着してはいけない。最後の壁も落ち着いて進めば何とかクリアできた。

最後の最後で自転車の後輪がパンクし予備チューブに交換したが時間がかかった。また空気入れも古いので調子が良くなくチカさんのをお借りして既定の空気圧までは行かなかったがなんとか帰ってはこれたので良かった。ゲートでガッチリ握手を交わしあとは車に気をつけながら道の駅に無事帰還出来た。

今回は自転車、やぶこぎ、ルーファイ、シール登行、アイゼン登行などなど色んな要素があり景色も滑りも最高で素晴らしい山旅となった。同行させていただいたチカさん、いろいろ情報収集から計画までありがとうございます。毎年行きましょう!





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コメント

いいなあ
白山東面台地にまだ行けていないクマです。
今シーズンはもう無理ですが、
ぜひ来シーズンは実現したいものです。

そのためには、
チカさんやコーエイさんらの仲間に
入れてもらえるような体力をつけないと駄目ですね。
老体に鞭打って、がんばります。

さて、取付き部分ですが、
ロープ、ハーネス、ATCなどを袋に入れて
取付き上部にデポすればいいのかなと思いました。
懸垂下降すれば、めちゃくちゃ楽&安全になりますね。

クマ
2018/4/28 9:04
Re: いいなあ
クマさん、まいどです。

東面最高です。こんな場所はそうないでしょう。
来年はきっちりスケジュールあわせて行きましょう!
のんびりとあの景色を堪能してきましょうね〜

また、ロープなどデポすればより安全ですね。
またいろいろご指導をお願いします。
沢も行きましょう。
2018/4/28 12:17
Re: いいなあ
クマさん こんにちは

憧れの東面台地は想像以上にハードでしたが最高の景色と斜面でしたよ。来シーズンはぜひ行きましょう!

取付きは懸垂下降すると安全ですよね。一昨年の講習以来サボっているので復習しなければいけません^_^;また教えてくださいね!!
2018/4/28 16:13
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