UTMF 2018
- GPS
- 80:00
- 距離
- 127km
- 登り
- 5,248m
- 下り
- 5,331m
コースタイム
- 山行
- 12:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 12:30
- 山行
- 13:09
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 13:09
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:51
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
3年連続で抽選に落ち続け、4年目にしてようやく出場の切符をつかんだUTMF (ウルトラトレイル・マウントフジ)を走って来た。
今回はコースが富士山一周ではなく、3/4周してから河口湖へ折り返すという初めてのパターン。
4/27 奈良の自宅を6時に出発。満員電車に揺られ、電車を乗り継ぎながら10:00にJR新富士駅に到着。今回、サポートしてくれる母親と合流してレンタカーでスタート地点の富士山こどもの国へ向かった。
会場に到着すると、空は一面雲に覆われていたが、目の前に富士山の雄姿がそびえて、その存在感のの大きさに感動する。
受付とギアチェックをすませ、12:00にスタートしたSTYの選手を見送ってから、スタートまでの時間をのんびりと過ごす。が、風が冷たく、思いのほか肌寒かった。
スタート直前、鏑木毅実行院長の挨拶でセレモニーが始まり、スタート前の緊張が一気に高まった。会場を埋める多くの選手の熱気もひしひしと伝わり、興奮は最高潮に。
そして15:00、号砲とともに1400人のランナーが一気にスタートした!
今回は自分にとって3回目となる100マイルレース。完走のみを目的とせず、自分にとっての好タイムを目指すことにした。目標タイムはずばり35時間以内。
スタートから最初の山場である天子山地までは標高900mから500mまで30kmかけて緩やかに下るルート。下り基調であるため、スピードに乗って走り抜けた。
予定通り、天子山地の登山口まで3時間30分ほどで到着。ここから本格的な山岳エリアにはいる。最初のピークである長者ヶ岳までは標高差800mを一気に登る。急こう配の坂道に、さすがに息も上がった。
この辺りから、3時間前に出発したSTYの後続の選手に追い付くようになった。「もう、追い付いたの?」と、少々ビックリした。
その後もSTYの選手を抜き、無数のピークを越えて天子山地最後の熊森山に到着。山頂には疲れて休んでいる選手が大勢いたが、休むことなく一気に山を下っていった。
トレイルから舗装された林道に出たところでマーシャルに遭遇。なんと、その中にかつての職場の同僚だった田村さんに遭遇してビックリ!思わず写真を撮ってしまった。
田村さんに見送られて麓ASを目指す。
熊森山を下りたらすぐにつくかと思いきや、意外に遠くでゲンナリ。さらに一緒に出場していた会社の秋田さんにも抜かれ、ハイドレの水もなくなり、山から下りてきたのにかなり辛くなってきた。が、何とか麓ASに到着。最初の山場である天子山地を抜けた疲労も手伝って、20分ほどゆっくりした。
麓エイドを出発してからは本栖湖ASを経て、ドロップバックの受け取れる77劼任△訐鎖文侈噂病ASに到着した。スタートから13時間が経過していた。予定では15時間ほどかかると思っていたが、予想よりは早めに到着することが出来た。
ここから先も順調に進めるかと思ったが、胃腸の調子がおかしくなった。好きなコーラを飲もうとすると、気持ちわるくなり吐き気を感じるように。更に行動食のジェルも口にしようとすると、同じように気持ち悪くなってしまった。
食べたいものが食べられず、飲みたいものも飲めない。ここから予定は大きく狂いだし、ペースが落ちてしまった。
紅葉台、足和田山を過ぎて勝山ASに出発から17時間経過した08:00過ぎに到着。エイドに来ていた母親に薦められマッサージと1時間程の仮眠を取って出発した。
勝山ASから忍野ASまでの19劼蓮△修里曚箸鵑匹市街地を走るロード区間だった。かたいアスファルトが足にこたえ、練習中に痛めた右の踵とひだりのくるぶしの痛みが再発しだしてしまった。
コンディションは悪くなり、歩く時間が圧倒的に増えてしまった。
忍野AS手前の山越えの間、リタイヤすることだけ考えていた。「忍野についたらリタイヤしよう・・・」
スタートから23時間後、112卉賄世稜μASに到着。リタイヤした選手の回収バスが目の前に停まっており、「これに乗ればゴールへ行ける!」と、誘惑にかられた。
結局、ここで30分ほど休憩しながらもリタイヤせずに先へ進むことを目指した。
忍野をスタートして大平山、石割山と険しい山山を乗り越え、スタートから27時間で山中湖到着。日中はあれだけ暑かったのに、この辺りから急に寒くなってきた。
ここでも30分ほど滞在してゆっくり補給を行った。
山中湖ASを出発すると、辺りは暗くなり始め、レースはついに二晩目に突入。二十曲峠ASまでは13劼世辰燭、山を3つ超える非常に厳しいエリアになった。
とくに石割山には中々たどり着けず、頭が爆発しそうなくらいイライラが募ってしまった。
スタートから31時間でようやく二十曲ASに到着。標高が1000m以上あるこの場所は気温が低く、持っている服を全部着込んでも寒さが堪えた。エイドにあるストーブの前には大勢の選手が集まって暖を取っていた。
二十曲ASを出発して最後のエイドである富士吉田を目指す。途中の杓子山はトレイルランのコースというよりロッククライミングのルートでは?と勘違いするくらい険しい登りパートだった。寒さと眠気て体はフラフラ。途中、何度も腰を下ろして休んでしまった。
出発から37時間で最後のエイドに到着。あまりの寒さと眠気で仮眠室へもぐりこんだ。身体を横たえるとすぐに眠ることができ、30分くらいであったが幾分すっきりした。
仮眠室のテントを出ると周りはすっかり明るくなっていた。吉田うどんを食べてからエイドを出発。ゴールの河口湖を目指す。
最後の山である霜山までは標高差800Mの登り。だが、富士吉田でしっかり休めたのが功を奏したのか調子よく登っていった。
峠では誘導のスタッフによりゴールまであと7劼塙陲欧蕕譽薀好肇好僉璽函2爾蟶笋魄豕い砲け下った。
そしてスタートから41時間後、ついにゴールテープを切ることが出来たのだった。
コメント
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UTMFお疲れ様でした(^^)/今年は天候に恵まれてよかったですね♪
Funky さん、ありがとうございます❗ 今年はロードパートが多く、大変でした。しかも昼間と夜の気温差もあってシンドカッタ😢
厳しい気象条件の中、UTMF完走すごいですね❗フォローさせていただきます🎵
funkyさん ありがとうございます。走っている間は辛すぎて「二度と出るもんか!」と思いましたが、来年はもっといいタイムで完走しようと既に思っていますww また1年、色々とトレーニングを積んで頑張ります!
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