熊と対峙!最高の秋晴れの空木岳
- GPS
- 12:32
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,897m
- 下り
- 1,906m
コースタイム
天候 | 雲ひとつない快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山時、駐車場まで50mのところで熊に遭遇。 温泉 山行後はこまくさの湯でほっこり |
写真
感想
【日帰りで行けて、この時期にたっぷり極上を味わえる秋山】
これが今回の山選びのテーマ。
と、なると
一番色づいてる場所へ最高の紅葉を見に行くか、
秋晴れの中、最高の眺望をいただくか・・・。
この贅沢な二択の中から、悩みぬいて選んだ場所は
長野県の【空木岳(うつぎだけ)2864m】
そして当日、
駒ヶ岳SAで仮眠をし、夜明け前に登山口に向かう。
気温は1度、心地よい空気の冷たさ。
なんか登山に来たってよりもスノーボード気分。
空がほんのりと明るくなってきた頃に行動開始。
登り始めのこの場所はまだ紅葉が残ってる。
やっぱ、秋山って気持ちいい。
そしてどんどん表情を変える登山道。
森林の中のハイキングコースから、
鎖場が連続する痩せ尾根、
そして、山頂直下に広がる、庭園のような不思議な場所。
眼の前には南アルプスの山々が連なって見え、
巨大な花崗岩がゴロゴロしてる。
雲ひとつない、抜けるような快晴、
360度どこまでも広がる眺望。
ずっと、ここに居てたいな。って思えるぐらい極上の楽園。
最高の天気にも恵まれ、極上の秋山を堪能できました。
山に感謝。
◯熊レコ
林道終点に着くころには日が落ち暗くなってしまってました。
ちょっと、ゆっくりしすぎたかなと反省しながらも、
トイレに行こうとするとガサガサっとすぐそばで何かの気配。
確実になんかいる!
とりあえず トイレに行かずに 林道コースの方から駐車場に向け足を急ぐ。
ヘッデンの照度をローからハイに変え、周囲警戒モードのまま急ぐ。
熊鈴も気持ち大きめに鳴らしながら歩く。
駐車場まで、あと50m
やっと 着いたと思ったら、
眼の前20mのところ、林道の端に黒い大きな物体。
そして丸く光ってる何か。
ガードレールの反射と思いたかったけど、それは眼の光。
こちらに気づいた様子だけど逃げてくれない。
熊以外の動物と思いたくて、似てる何かを連想しようと頑張ったけど
それは、熊以外の何者でもないカタチ。
成獣の熊。
永遠に感じる対峙。
暗闇に光る眼と、熊のシルエット。
はっきり見えないのが余計に恐怖を煽る
だまって、そのまま後退りしながら 距離を取っていく。
すると、すごい 勢いで山へ逃げていった。
その早さ、身体能力は想像以上。
あの速さで動かれたら 人間では太刀打ちできないな。
もしかしたら、勝てるかもと普段から想像働かせてたけど、あれはまったく格が違う。
もう、いなくなってくれたと信じ。
みんなで、大きな声やストックをガンガン打ち鳴らしアピールしながら、
さっきまで熊がいた場所を通りすぎる。
この場所から山に駆けて行ったなと思い、山側にライトをやると、
斜面のすぐ上に、黒い物体が目を光らせてこっちを見てる。
しかも、身体はこちら側に向けている。
近い、ヤバイ。
賑やかしアピールは継続してたので、ここはこのまま音を出し続けることにした。
すると、背を向け 山に走りさってくれた。
車まで数10m。
鍵を開け、飛び乗る。
これで、ちょっと一安心。
( ´ー`)フゥー...
怖かった。
ちなみにその後、車で下山途中にたぬき?みたいな小動物が横切ったけど
ただの癒しでしかなかったw
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