諏訪山へ 急峻ロープの山



- GPS
- 10:07
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,398m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
湯の沢 徒渉を繰り返しながら沢沿いを登る 水量が多い時は注意 湯の沢の頭から避難小屋までは気持ちよい尾根 その先は地獄の梯子、ロープで三笠山へ 三笠山から諏訪山へ 下り始めに超危険なロープが一か所 このロープでの下りを過ぎれば問題なく山頂へ |
その他周辺情報 | 浜平温泉 しおじの湯 |
写真
感想
2018年(平成30年)5月11日(金)
諏訪山へ ロープと梯子の山
「新緑や ロープと梯子を 諏訪山に」
湯の沢沿いに徒渉を繰り返しながら登る。
水量が多ければ踏み石だけでは渡れそうにない。
靴をぬらさないように注意しながら渡り登る。
急な沢沿いには滑りそうな木の階段が設置されている。
周りを見ると緑も美しく、見事な渓谷美を見せてくれる。
水音も響き、その中を足元に注意していく。
流れの音が小さくなり沢とも別れジグザグに尾根に向けて登る。
急斜面に一気に静けさが広がる。
そしてブナなどの新緑の尾根に飛び出す。
そこが湯の沢の頭だ。
空気がうまい!
新緑の木々が淡く輝くように、空気もより美味しくなった。
まで透き通るように美味しい空気が身体にしみ込んでくる。
沢の重たい空気が一変し、気持ちまで軽くなった。
湯の沢の頭からは気持ちよい尾根を進む。
登り下りも少なく快適だ。
美味しい空気をいっぱいに吸いながら歩く喜びを感じた。
尾根を進むとほんの二坪ほどの廃屋に着く。
ここから三笠山までの登りが思っていた以上に大変だった。
一言で私には地獄!人によっては楽しい登りかもしれない。
急斜面、岩場が続き、ロープと梯子の危険地帯が続く。
それも気が抜けぬ連続で、情報以上に感じる険しさだ。
足場が怪しくロープにすがるしかないようなところもあり全身に力が入る。
三笠山の最後のガレ場の急登まで緊張が続いた。
それもそのはず、三笠山は槍のように聳えているのだ。
三笠山には立派な祠が建つ。
360度の展望の中でも雪をかぶった浅間山が一番。
妙義山の奇形な山容がシルエットとなって見られた。
その他名だたる山々が聳えているのだろうがはっきりと分からなかった。
ただ両神山、奥秩父の山々、八ヶ岳、北アルプスの山々が見えていたのではないか。
もちろん目の前に木々に覆われた諏訪山も見られた。
三笠山を一端下り再び登り返すと諏訪山になる。
下り始めてすぐに三笠山と諏訪山間の唯一のロープ場が出てくる。
垂直に近い岩場に1本のロープがかかる。
足場は岩に縦に割れた溝。
まだまだ続くロープかと思い慎重に下った。
下り終わり進むのだがロープ地帯はなく
急坂を登り詰めると諏訪山へと難なく登り切ることができた。
樹林におおわれた山頂からはほとんど展望がなく、
唯一三笠山からも見られた浅間山が樹間から見られた。
諏訪山で昼食を済ませ下山を開始する。
再びロープ地帯、殊に三笠山からの下りは緊張して下った。
それでもあまりにたくさんのロープ地帯を登り下りしたので、
慣れも出てきて意外とスムーズに下れている自分がいた。
さて今回S氏との山行。
S氏は調子が今一歩のところがあり、ゆっくりと安全第一に歩んだ。
そこに思っていた以上のハードな山が諏訪山だった。
時間がかかりほぼ一日がかりの思い出の山となった。
ふるちゃん
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