狐に化かされ高島トレイル(水坂峠〜百里ヶ岳)3/5日目
- GPS
- 12:26
- 距離
- 28.9km
- 登り
- 2,152m
- 下り
- 1,486m
コースタイム
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 12:20
天候 | 早朝小雨の後、曇のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横谷〜横谷峠の林道は土砂崩れで通行止め。横谷峠に食料などをデポする方は桜峠側から行くこと。迷う箇所は私のルートの迷走箇所を参照のこと。 |
写真
感想
9月の(1)愛発越〜抜土と(2)抜土〜水坂峠に引き続き、後半を歩く。今回日程を一日縮め(3)水坂峠〜おにゅう峠と(4)おにゅう峠〜桑原橋でゴールを目指した。
しかしトラブル多発。たたりの一日だった。
1.AM2:00 自宅発
2.AM4:00 ゴールの桑原橋に自転車をデポ。ゴール後は水坂峠までの28kmを自転車をこいで、車に戻る予定。
3.AM5:00 朽木支所から4km京都寄りの国道で牡鹿とあわや正面衝突。まさかこんな町中に出没するとは!肝を冷やした。これがケチの付き始め。
4.AM5:48 水坂峠に車をおいて、夜明け前にスタート。
5.GPSを確認するとしょっぱなから100mもコースを外れている。川の支流を挟んだV字の谷を渡ってコースを探したが道がない。結局ヤマコレからダウンロードしたGPSログが間違っており、元のコースに戻る頃には道も明るくなり、高島トレイルの黄色いリボンを発見できた。
6.遅れると日のあるうちに、おにゅう峠に到着できない。下りは走る。
7.横谷峠を過ぎた頃、ふと自転車の鍵はどこに入れた?と思い、あらゆるポケットを探したがない。落としたか車に置き忘れたか?自転車に乗れなければ、車に戻る交通機関がない。途方に暮れながらも、とにかく歩く。
8.休憩でおやつを出そうとすると、リュックのチャックが壊れて、口が開いている。荷物を落とした形跡はないが、またたたりだ。
9.歩きならが明日は、桑原橋から日に5本のマイクロバスに乗って、朽木支所まで行き、ここからタクシー(\5000)で水坂峠へ戻る方法を考えついた。
桑原橋13:49発に間に合うためには、今日はおにゅう峠泊が必須だ。
10.木地山峠でお地蔵さんを拝んで、5分下って水を補充。水をリュックに入れていると鈴の音が聞こえた。誰か来るなと思ったが誰も来ない。木地山でテント泊した方のブログに、「夜中に誰も来ないのに鈴の音が聞こえた」とあった。早々にここを立ち去ることにした。
11.24kmを歩いた跡の百里ヶ岳の登りはきつい。1時間ほど歩いて携帯で写真を取り、GPSのポイントを設定した。GPSマップ上にこの道はないので、要所々々でポイントを設定し、そこに進む。
12.気づくと道は下っており、アップダウンの後に急坂を登るのか?と思うが行けども行けども百里ヶ岳に着かない。
13.人とすれ違い「この時間ではこの人もテント泊だな」と、思い声をかけた。逆方向を歩いているのに、その人は「百里ヶ岳へ行く」という。私は「おにゅう峠で泊まります」と云うと、あべこべに「それじゃ方向が逆ですよ」と指摘を受けた。
見るとその人の後ろに一時間半前に後にしたはずの、木地山峠のお地蔵さんが見えた!
「狐にでも化かされましたか?」
呆然自失。今からもう一度登っていては、おにゅう峠は夜道だ。結局その方にお伴して、百里ヶ岳でテントを張った。
14.聞くとその方も4日間でトレイルされており、今朝は水坂峠泊で、登っていく私の姿をテントから見ていたという。
夜になってテントで確認すると、化かされたポイントで撮ったはずの写真がない。GPSにはUターンしたポイントがしっかり確認できた。その時は思考がうつろな状態で、逆方向をポイントし、その方向に下山したのだろう。そういえば地面ばかりを見ていたし、GPSログが二重だったのを気にもとめなかった。
寝ながら考えた。今日はトラブル続きだったが、鹿を引かずに済んだのと、最後に同じトレイル仲間に会えたのは幸運だった。
今日はおにゅう峠に到達することばかりで、トレイル自体を全然楽しめていなかった。
江戸時代から鯖街道を行き交う人の安全を見守ってきたお地蔵さんの「これこれ、そんなに急いで、どこへ行きなさる」という、戒めだったような気もする。
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