北穂高 山頂でサプライズ！

2018年05月26日(土) ~ 2018年05月27日(日)

• GPS: 19:16
• 距離: 35.1km
• 登り: 2,126m
• 下り: 2,138m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:54
• 休憩: 0:41
• 合計: 8:35

距離 17.7km 登り 2,039m 下り 491m

5:32 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
6:05 明神館
6:11 徳本口(徳本峠分岐)
6:45 6:49 徳沢公衆トイレ
6:51 6:52 徳澤園
7:55 7:56 横尾 (横尾山荘)
8:54 本谷橋
10:32 11:05 涸沢ヒュッテ
11:14 11:15 涸沢小屋
13:47 13:48 北穂高岳(北峰)
14:07 北穂高小屋

2日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 0:31
• 合計: 6:01

距離 17.4km 登り 87m 下り 1,667m

6:40 北穂高小屋
6:40 6:50 北穂高岳(北峰)
7:30 7:31 涸沢小屋
7:43 7:55 涸沢ヒュッテ
9:03 本谷橋
10:02 10:04 横尾 (横尾山荘)
10:57 徳澤園
10:59 11:01 徳沢公衆トイレ
11:36 徳本口(徳本峠分岐)
11:42 明神館
12:12 12:15 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
12:33 12:34 河童橋
12:40 上高地バスターミナル
12:41 ゴール地点

天候

27日　曇り後晴れ
28日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

・車は沢渡バスターミナルの駐車場に止めました。トイレはありますが夜間は使えません(近くの足湯公園にあります。)
・バスの始発は5：40です。4：30頃からタクシーの相乗りを待ちましたが、4名揃うのに15-20分ぐらい待ちました。4200円／台なので4人だと1050円です。
・駐車場は600円／日です。5000円、10000円札は使えません。

コース状況／危険箇所等

・登山ポストは上高地バスターミナルなどにあります。
・明神のトイレは使えません(明神池の方は使えるようです。)
・本谷橋は掛かっていました。手前は数箇所短い雪渓がありますがアイゼンは必要ないでしょう。
・本谷と別れたあたりから雪が出てきますが、しばらくは途切れ途切れです。涸沢は、夏道に近い右岸側の高い位置をトラバース気味に踏み跡が付いています。雪は昨年の6月中旬よりも少なかったです。行きも帰りもノーアイゼン・ストックで済ませました。
・北穂沢は雪が繋がっていました。最上部はかなりの急斜面です。アイゼン、ピッケルは必須です。
・北穂高小屋に泊まりましたが、この日の宿泊者は5人でした。予約推奨です。

その他周辺情報

・第一駐車場の下の梓湖畔の湯に入りました。梓湖を見下ろす露天風呂があります。
720円

写真

5/26 5:19

残念ながら曇り空。でも、この景色を見ると今年も帰ってきたなぁって気になります。

5/26 5:32

小梨が一杯咲いてました。

5/26 5:40

お猿さんも沢山いました。道にたくさん落とし物をしているのには閉口します^^;

5/26 6:00

明神岳

5/26 6:06

小梨と明神岳。右奥の三角が主峰ですね。

5/26 6:14

大きな株のシャクナゲが満開でした。

5/26 6:51

ニリンソウ。この時期の楽しみです。

5/26 7:02

5/26 7:04

この時期は森林も楽しい。

5/26 7:13

いたる所ニリンソウが咲いてます。文字通り花道です。

5/26 7:21

イワカガミもたくさん咲いてました。

5/26 7:27

新緑きれいです。

5/26 7:56

一服して横尾大橋を渡ります。

5/26 8:42

この時期に屏風岩に現れる滝です。

5/26 8:42

屏風岩

5/26 8:46

南岳。新緑と水の色が綺麗です。

5/26 9:32

ようやく雪が現れました。

5/26 9:56

奥穂と涸沢ヒュッテが見えてきました。ここから結構長いんですよね。だまされないぞ。

5/26 10:39

5/26 11:10

人少なっ。アイゼン・ヘルメット・ピッケル装備して北穂に向かいます。

5/26 12:15

青空！　でも、うんざりするほど急で長い斜面です。

5/26 12:40

時々前穂を振り返りながら、登ってきた高さを確かめます。

5/26 12:45

日暈です。

5/26 12:57

ゴジラの背

5/26 13:45

到着！やっぱりこの景色。

5/26 14:12

滝谷。小屋で宿泊の手続きをした後、のんびり撮影です。

5/26 14:12

常念岳

5/26 14:28

笠ヶ岳

5/26 14:29

大キレット

5/26 14:30

何度見ても飽きない景色です。

5/26 14:30

5/26 14:31

滝谷の下

5/26 14:32

黒部五郎岳〜薬師岳

5/26 14:42

山頂に戻ってジャンダルム。

5/26 14:45

前穂北尾根

5/26 14:46

吊尾根

5/26 14:46

松濤岩

5/26 14:47

東稜と屏風

5/26 14:49

山頂はこんな景色です。独り占め。

5/26 15:00

どんどん天気が良くなってきます^^

5/26 15:25

ベンチで一寝入りしていたら、北穂沢で挨拶を交わしたカップルが到着されました。なんでも彼の誕生日だとのこと。この壮大な景色がプレゼント^^

5/26 15:30

蝶ヶ岳ヒュッテが見えます。

5/26 15:34

セルポ

5/26 15:45

南岳小屋がちらっと見えます。

5/26 15:46

穂先拡大。

5/26 15:47

5/26 15:56

東鎌尾根とヒュッテ大槍

5/26 16:04

ダケカンバと残雪

5/26 16:05

端っこで写真を撮っていたら、先程のカップルの男性が近づいてきて、「今から、彼女にプロポーズするので動画撮ってもらえませんか？」って。ええっ？？？

5/26 16:10

この景色をバックに、彼氏がプロポーズ。ちょっとドキドキしましたが、彼女の「ハイ」の言葉に安堵しました^^　ドラマのようなすごい瞬間に立ち会えました。

5/26 16:12

彼女さん(美人)の涙をみて、こちらもジーンとしてしまいました^^

5/26 17:26

ちなみにこの日の宿泊者は他に男性2名。全部で5人でした。

5/26 17:26

常念小屋

5/26 17:28

前穂も間もなく陰ります

5/26 18:32

日の入り前。静かに暮れていきます。

5/26 18:59

今日はいい一日でした

5/27 0:48

夜、目が覚めたので、トイレのついでに撮影。月が明るく、地平線近くは霞んでいて星はあまり見えませんでした。

5/27 4:31

あくる朝ご来光です。モルゲンロートにはなりませんでした。

5/27 6:19

爽やかな朝です。氷が張ってましたが風も弱く左程寒さは感じませんでした。

5/27 6:20

滝谷と笠。

5/27 6:21

5/27 6:23

5/27 6:50

常念とゴジラの背

5/27 6:51

急斜面です。慎重に降ります。

5/27 7:23

最初の急斜面を過ぎたら快調に降りられます。

5/27 7:32

なんだかのどかな風景

5/27 7:32

涸沢小屋

5/27 7:32

5/27 7:56

涸沢ヒュッテのテラスでちょっとのんびりした後、下ります。

5/27 8:56

残雪が続いてれば楽なんだけどなぁ。昨年は6月半ばでも本谷橋は渡れず、雪渓の上を通りましたが、今年は全然雪ありません。

5/27 9:09

5/27 9:13

春満開

5/27 9:25

サンカヨウ

5/27 9:28

タケシマラン

5/27 9:41

新緑と岩壁と

5/27 9:58

横尾まで戻ってきました。

5/27 10:10

緑と花を愛でながらのんびり帰ります。

5/27 10:32

シロバナエンレイソウ(ちょっとボケた)

5/27 10:38

上高地には60種類のシダがあるそうな・・・。ニリンソウも混ざってなんだかメルヘン。

5/27 10:40

ツバメオモト

5/27 10:57

ニリンソウ

5/27 11:05

5/27 11:09

ヤマルリソウ

5/27 11:41

小梨と明神岳

5/27 12:20

5/27 12:24

梓川の色は心あらわれるような。。

5/27 12:27

焼岳

5/27 12:34

河童橋付近から。このあたりはさすがに混んでました。バスはすんなり乗れました。

撮影機器：

PENTAX K-3 II RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター バラクラバ 毛帽子 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 日焼け止め ロールペーパー 携帯 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ 三脚

備考

GPSはスマホ利用。サングラス忘れたため、涸沢ヒュッテで購入

感想

usatako

毎年この季節になると北穂高に登りたくなります。花と新緑の上高地。残雪の槍穂。

でも、今年の山行ではそんなことは全部脇役になってしまいました^^
なんと言っても、メーンイベントは北穂高小屋でご一緒したカップルのプロポーズ。素敵な場面に立ち会わせて頂きました。

お二人とは北穂沢で挨拶を交わした後、北穂高小屋のテラスでお話をさせていただくと、なんでもこの日は彼の誕生日で、「誕生日はどこに行きたい？」って聞いたら「北穂」って言うから来ちゃったそうです^^　残雪の時期の北穂は初めてとのこと。雄大な景色がプレゼントなんてそれだけでも素敵なお話です。

ビールも飲み終わり、すっかり寛いだ後で少し陰影の出始めた峰々を写真に収めていたら、男性の方がそばに来られて、「ちょっとお願いがあるんですけど」と・・・。
なんだろうと思ったら「実は、今から彼女にプロポーズをするつもりなので、スマホで動画を撮ってほしい」と言われます。いや、びっくりしました。

少し段取りをお聞きした後、テラスの端に彼が彼女を誘い、槍の前でプロポーズが始まりました。彼女はびっくりした様子で返事までに間が空いたので、ドキドキしてしまいましたが、無事彼女が「はい」と答え、他の2名の宿泊者もからも祝福を受けました。涙ぐんだ彼女の顔を見たらこちらまで胸が一杯になってしまいました。
撮影はちょっと緊張しましたが、最高の天気の中、いい思い出ができました。

とても素敵で爽やかなお二人でしたので、良いご家庭を築かれていくことと思います。お幸せに！

コメント

papiban

こころ
うさたこさん、こんにちは。

所詮、山は惑星表面の凹凸でしかありませんが、人が存在してはじめて感動や畏敬の対象となり、また、山をそういった対象で見たり、訪れたりするのは恐らく人だけではないでしょうか。
そんな心を持った人と人の繋がりの場、それもこの上ない場所で立ち会われたこと、素晴らしいですね。
お二人にとっては生涯の想い出になるでしょうし、立ち会われた方々のことも忘れないでしょう。

ちょっぴり羨ましいです。

usatako

Re: こころ
papibanさん
本当にその通りですね。喧騒を逃れて山に行っても「山を思えば人恋し」。
人とのふれ合いのあった山ばかりが思い出に残ります。

今回は本当にいい体験をさせて頂きました