越百山-仙涯嶺-南駒ヶ岳周回
- GPS
- 10:12
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,188m
- 下り
- 2,186m
コースタイム
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 10:11
天候 | 晴れ→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
仙涯嶺と南駒ヶ岳の間のコル(2628m)から南駒ヶ岳側に夏道を登っていくと、右(東側)に巻くようになっていく。巻道から南駒ヶ岳南のポコまでの間は雪が残っており、アイゼンとピッケルが必要。反時計回り周回では登りに、時計回りでは下りになる。自分のテクニックでは下りは無理だと感じた。反時計回りで良かった。 ハイマツ帯はほぼ全て登山道をハイマツが覆っておりハイマツこぎになる。特に南駒ヶ岳側はその距離も長く激しいため登りに使うと消耗が激しいと思われる。 主稜線上に岩場は多いが、スタンス・ホールドともに取りやすく大きな問題はなし。 仙涯嶺からの下りはロープ・鎖が設置してある場所あり。 林道着地後、橋をわたると二股に分岐する。右は行き止まり(発電所設備)。左が正解。 |
写真
感想
一昨年のTJARでは観戦のために空木岳に登った。その時に南側にゴツゴツした魅力的な稜線が続いていることに気付き、いつか行かねばと思っていた。
前日深夜に道の駅木曽福島に入り車中泊。3時に起きて登山口に移動して出発。すでに車は8台ほどあり。
越百山という名前には何か心惹かれる。「COSMO」山かと思ってしまう。
宇宙の山!? UFOでも出る!?
かと思ったら登山口には「KOSMO」と銘打ってある。興ざめ。KにするならSだけでなくSUにしてくれよ。間違ったんだかなんだか分からないじゃないか。
越百山への登山道はきれいに踏まれており登りやすい。気温も涼しく水場で補給した以外はほとんど休まず越百山まで登った。時々雪が残ってるが問題なし。
小屋で一人抜き、小屋番の親父に挨拶。登りではこの二人だけしか会わなかった。
ハイマツ帯ではハイマツが登山道を覆うように育っておりややうるさいが、南駒ヶ岳側よりはましだった。
越百山のピークには岩が屹立している。横に小さく丸い小岩も伴っており、まるで…
一息入れて時間を確認するが全く周回に問題なし。進む。
越百山からの稜線歩きは楽しかった。これから向かうぎざぎざ仙涯嶺を眺めながら、小さな岩を登ったり降りたり…
しかし徐々にガスが東側から登ってきて仙涯嶺に差し掛かる頃には西側まで乗り越えてきた。残念。
それでも間近に見た仙涯嶺の岩場の雰囲気は最高。一人「かっちょえー」と痺れ叫びながら上り下りした。
仙涯嶺からの下りは鎖・ロープなどが設置してあるやや急なところがあるが、ホールド・スタンスともにバッチリで特に鎖・ロープに頼るところはなかった。
2682mコルまで問題なく到達。
コルで次の斜面を見上げる。見えている夏道は上1/3くらいのところで右に巻くが、最近のレコでもそこから雪があることがわかっている。
登っていくとやはりまだトラバース斜面は雪が残っている。アイゼン・ピッケルを装備して慎重にいく。緩んでいるのでキックはしっかり入るが、むしろ緩みすぎて踏み抜くことの方が多い。注意しながら4箇所ほどの雪上をクリアした。どこも滑れば自然の滑り台。どこまで落ちるか…
時間がかかったが南駒ヶ岳にようやく到着。すでに周囲はガスガスで眺望はない。
空木岳を眺めたかったがついぞお顔を出すことはなかった。
ピークでは一人食事中だった。彼はその後空木岳方面に歩いていった。今回のルートでは真新しい踏み跡の先行者がいたが、それは南駒ヶ岳方面にはつながっていなかったので、彼がそうだったのだろうか?
南駒ヶ岳ピークでは十分に休憩をした。誰もいない貸し切り状態なので、岩場の上でゆっくりとまどろんだ。一人だとこんな自由な時間が好きなだけ取れるのが嬉しい。が、最近パーティで動くことが多かったので喋れない寂しさもある。
コーラをここまで持ち上げたきたが、なんと黒ラベル(ゼロカロリー)を買ってきていた。ここでカロリー注入のはずなのに!! ということは車で待機!?しているコーラも黒ラベルだ。
下りは樹林帯に入るまでハイマツこぎ地獄!!
びしばしモモをやられる。気を抜くと躓くので危険だった。登りで使わなくて良かった。こぎながらの登りは消耗しただろう。
途中で宿泊装備の方とスライドした。荷物が大きくハイマツこぎはさらに大変そうだった。
2500mほどで樹林帯に入るが、あとはただ高度を落とすだけ。だが、まだ下りの足ができていないので苦戦。膝蓋腱に痛みがきた。あぁ山スキーだと下りはご褒美であんなに楽しかったのに!!
お花を愛でるような繊細さも持ち合わせていないので、音楽をかけて紛らわしながら下山した。
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