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Yamareco

記録ID: 150021
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥武蔵

笠山・堂平山・丸山・日向山

2007年02月28日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:20
距離
18.3km
登り
1,406m
下り
1,314m

コースタイム

皆谷バス停 09:20
笠山    10:35-10:40
七重峠   10:50
笹山    11:00-11:05
七重峠   11:15
堂平山   11:30-11:40
白石峠   12:00
高篠峠   12:35
丸山    13:10-13:20
日向山   14:05-14:10
芦ヶ久保駅 14:40
天候 晴れのち時々曇り。気温は高かったのですが、しばしば北からの冷たい強風が唸りをあげながら吹きすさび、暖かさはあまり感じませんでした。
過去天気図(気象庁) 2007年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
小川町駅 08:55-(川越観光バス)-09:19 皆谷バス停
(帰り)
西武秩父線 芦ヶ久保駅
コース状況/
危険箇所等
ほとんどが一般登山道か、または林道などの車道歩きです。
注意点としては、
  ・七重峠と笹山とを結ぶ道は、道標などによる案内がなく、入口が少しわかりづらい所にありました。
  ・白石峠から川木沢ノ頭へ直線的に登る道は、最初の木段が終わった地点で途切れていて、そこから大霧山方向へ大きく迂回することになります。
といったところくらいでしょうか。

※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。
※GPS導入前なので、ルートは推測です。

感想

小川町駅の改札を出て、白石車庫行きのバス停まで行くと、時刻表に「3月1日よりこの路線は川越観光バスからイーグルバスに移管されます」と張り紙がされていて、偶然にも川越観光バスで運行される最終日に当たっていたのでした。

皆谷バス停で降りて、集落の中の舗装道路を登っていきます。道路は九十九折りを始めると、所々にショートカットする山道が現れますが、ここが外秩父七峰縦走ハイキングのコースに当たっているおかげで、親切な道標も随所に経っていました。
道は少しだけ山の中を進んだ後、再度小さな集落に入って川を渡った先から、ようやく本格的な山道が始まりました。
登山道になっても、良く踏まれた道は傾斜がなだらかで歩きやすいままです。同じ林道を3度にわたって横切りながら登り続けて、笠山の頂上に到着しました。

最初に着いたのは笠山の西峰で、頂上の標識もこちらに立っています。
高さは東峰のほうが上になるようなので、縦走路を外れて東峰に向かうと、ものの3分で着いてしまうような距離でした。
ところが東峰は高さはあっても木立の中で展望が良くないので、再び西峰に戻って丸太に腰掛けて休憩していきます。

ところで、西峰に立っていた標識は標高を837mとしていましたが、それは東峰の標高です。西峰は地形図によれば820m圏となっていて、西峰にある標識なのだから西峰の正しい標高を表示して欲しいと思います。
東峰の標高値を借りてきて表示することに一体何の意味があるのか、私には理解できませんでした。

笠山からの下りは、やや急な箇所もある道となります。
途中では新しい林道によって山道が分断されていて、その後も尾根道のすぐ隣をその林道が並走するという、味気ないコースになっていたのが残念でした。

七重峠からは、笹山との間を往復します。この区間は「山と高原地図」の赤実線ルートなのですが、笹山への尾根に取り付く山道の入口にはテープによるマーキングが見られただけで、標識などが一切ないため少し分かりづらく感じました。
ただし入口が分かってしまえば、明瞭で歩きやすい道が続いていきます。こんなに良く踏まれるほど、歩く人が多くいるものなのかな、という疑問は頂上に着いた時に解き明かされました。頂上がグライダーの滑空場となっていたのです。
ここに来るのは大半がグライダーを楽しむ人と見られ、頂上にはグライダークラブの看板が立っていた一方で、「○△山頂上、◇☆メートル」といったハイカー向けの標識は見当たりません。
それでも頂上からは全方位に展望があって、特に北側と東側はかなり遠くまで見渡すことができました。

笹山から七重峠に戻って、再び外秩父七峰縦走コースを進みます。
堂平山の頂上には天文台があって、敷地内に入れないため、せっかくの広い頂上なのに、休憩できる場所は天文台裏手の狭いスペースだけのようでした。
その先は剣ヶ峰の手前まで、外秩父七峰縦走コースは車道を行くよう案内されていますが、尾根筋にも「森林学習道」として道が付けられていたので、そこを歩いてみます。しかし特段見るものもなく、無駄にアップダウンをさせられただけだったかもしれません。
そして剣ヶ峰に着いても、電波塔の施設が大部分を占めていて、ここでもハイカーは肩身の狭い思いをさせられました。

剣ヶ峰を素通りして、緩い坂を下っていくと休憩舎のある白石峠に出ます。
そこから川木沢ノ頭への登りは、えらく急な木段で、しかも段の中の土がえぐられて歩きにくく、この短い区間で体力を一気に消耗させられました。
「山と高原地図」では、その木段の終わったあたりから川木沢ノ頭へ直線的に向かうルートが描かれていますが、そこは荒れ地でとても普通には歩けそうにありません。
そこで、一旦大霧山方向へトラバースする登山道を進んで、大回りして川木沢ノ頭へ向かっています。
そうしてたどり着いた川木沢ノ頭の頂上も、またしても電波塔の施設が大部分を占めていて、頂上標識も見あたらないなど、山に登ったという感慨が全く得られないような場所でした。

川木沢ノ頭の先は、しばらく車道を歩きます。高篠峠を通過した少し先から再び山道に入って、緩やかな坂道を登っていくと、本日最高標高地点の丸山に到着です。
立派な展望台があって、北面は両神山や浅間山まで見渡せましたが、午後になって雲が増えてきていて、南側は奥多摩すら見られなくなっていました。
平日ということもあって、ここまで全く人の姿を見ませんでしたが、人がいそうだと思っていた丸山でも誰ひとり見掛けず、結果的にこの日は最後まで登山者とは会わずに終わります。

丸山を後にして、この日最後のピークとなる日向山を目指します。
このあたりの道は「山と高原地図」で「防火帯の気持ちの良い尾根」と注記されていますが、結構急な下りで必ずしも軽快には歩けません。
しかも時節柄、霜融けの影響で地面は滑りやすく、泥が付いた靴は重くなって、とても気持ち良く歩ける状況ではありませんでした。

しばらく進むと右手の斜面にロウバイ園が現れて、咲き揃っているロウバイを見ながら斜面を登っていくと、その上が日向山の頂上でした。
なんだか地味な頂上ですが、目の前の武甲山をはじめとして、南側の展望が開けていました。

日向山からは「風の道」コースで芦ヶ久保駅へと下ります。
キャンプ場のフェンス脇を進み、琴平神社の手前で動物よけのフェンスを開閉して通過すると、その先で真南に尾根を下っていきます。
下りきった所で沢を渡り、登り返せば芦ヶ久保大観音で、その先は車道歩きとなって駅へと向かいました。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2007_01_03/mt2007_01_03.html#20070228

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