霧の丹沢表尾根 〜大倉から三ノ塔尾根を登ってラウンドトリップ
- GPS
- 07:22
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,532m
- 下り
- 1,518m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: 大倉のビジターセンター前にあり ■道の状況: (大倉〜三ノ塔)特に危険箇所なし (三ノ塔〜塔ノ岳)濡れている時は崩壊個所や急な下り部分、鎖場などでは慎重に (塔ノ岳〜大倉)危険箇所は特にないが、距離が長いので焦らずに |
写真
感想
半年ぶりに帰ってきた丹沢。
良い天気になるという予報を受けて、歩いたことのない三ノ塔尾根を登って表尾根、大倉尾根を周回することにした。
ところが大倉の駐車場に着いてみると、一面ガスで山頂はおろか少し上の尾根の影も見えない。
それでも日が昇ればガスも消えるだろうと思うことにして出発。
風の吊橋を渡り、公園の階段を登ってしばらく舗装された林道を歩く。
ふと道の脇の斜面を見上げると猟銃を持った人が二人いるので、まさか熊?と焦ったが多分鹿の駆除に出ているのだろう。
やがて林道と登山道に分岐する標識が現れるので迷わず登山道に入る。
植林された杉の林の中を緩々と登って行くと程なく鉄塔の下に出るが、この辺りから少しずつ霧が下りてきた。
道は牛首で一旦元の林道に合流してすぐまた離れる。
さらに30分ほど杉林の中を登ると広葉樹が多くなってきて頭上が明るくなってくる。
この辺りから斜度はかなりきつくなり、ペースが落ちていく。
ガスはどんどん濃くなってきた。
大倉を出発して2時間余りで三ノ塔に着くと完全に霧の中で展望はまったくない。
ここで初めてヤビツ方面から登って来たほかの登山者2組と出会う。
埼玉県からという年配のご夫婦が、丹沢山かできれば蛭ヶ岳まで行ってヤビツへ戻りたいと言うので、時間的にかなり難しいのではないかとアドバイスする。
烏尾山、行者ヶ岳と進むが濃い霧のために視界は全くなし。
ガスのために道は濡れていて、急な下りや鎖場ではかなり慎重になる。
進行方向もほとんど見えないので、歩く目標を定めにくい。
新大日辺りまで行くとさすがに疲れを覚える。
平日なので茶屋や小屋も大概閉っている。
何よりガスに視界と太陽を奪われているので、ゆっくり座って休憩する気分にならない。
何とか日の出小屋跡の下の斜面を登り切って塔ノ岳に辿り着く。
やはりガスの中の頂上には数組しか先客がなかったが、尊仏山荘に入ると10名位が休んでいた。
小屋でコーヒーを淹れて貰って飲み、さらに持参した熱いお茶でおにぎりを1個だけ食べる。
休憩を終えて小屋を出ると、頂上に休む登山者の数は倍以上に増えていた。
ガスは心持ち薄くなったような気もするが、周囲の展望は依然としてまるっきりない。
残念だが大倉へ向かって下山を始める。
花立のかなり下の方でも木々の葉っぱはほとんど落ちてしまっている。
堀山の家の少し上あたりから色づいた木がちらほらと現れるが、あまりきれいな色ではない。
人の少なかった稜線とは異なり、大倉尾根は平日にも関わらず次々と人が登ってくる。
大倉までの間に20組ほどとすれ違った。
駒止茶屋くらいまで下りるとやっとガスの帯を抜けて明るくなってくる。
しかし大倉に帰着して見上げても、稜線が見える気配は最後まで全然なかった。
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