小梨平♨と焼岳(たこ焼岳trip)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,012m
- 下り
- 1,022m
コースタイム
天候 | Day1:霧のち晴、Day2:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上に残雪なし、危険箇所なし |
写真
感想
◼Day0
土曜は午前中雨が残るけど、日曜は高気圧に覆われて晴れるという予報。雨なら日曜に登ろうということで上高地を目指すことに。今回さわやか信州号は初めて3列シートバスに乗車、足が伸ばせて快適に眠れました。以前トイレ休憩を寝過ごして辛い想いをしたのでトイレ付きがとても安心。
◼Day1
朝5時過ぎに上高地BTヘ着くと雨が上がってました。予報より好転したようです。この日は小梨平キャンプ場にテント泊なので、歩き出して10分ほどで到着。色々悩んで穂高の山並みを一望出来る梓川沿いのエリアに設営。その間もみるみるうちにガスが晴れていき、天気は快晴に。当初は日曜に登る予定だった焼岳に登ることにしました。
テント設営後、7時過ぎに小梨平をスタート。西穂登山口で登山届けを提出しました。8時過ぎに登山口を改めてスタート。
焼岳小屋までの道は2/3ほど樹林帯で、危険箇所はなし。樹林帯を抜けると焼岳を見上げることができますがその手前から徐々に傾斜も急になり、ハシゴが連続して登場します。一部ハシゴが折れてる箇所やハシゴが波打ってましたが、特に危険という感じではありませんでした。
その先は焼岳の頂上方面から右に逸れた所に道が付いていて少し樹林帯に降りた辺りに焼岳小屋がありました。確かこの日から営業開始だったと思います。行動時間的に小屋で何か食べれたらなと思ってましたが、中を少しのぞいた限りだとチョコぐらいしか無さそうなので、何も買わず持ってきた豆大福だけで何とかしました。期待せず行動食を持って行った方が良いと思います。
小屋前のベンチから頂上までがよく見え、以前中の湯から登った時に比べ噴煙も確認できます。出発前に火山情報をチェックした限りでは特に変化なしでした。
小屋を出発して稜線に出ると風が強く、この日はオホーツク高気圧に覆われてたからか晴れていても結構寒くて常にソフトシェルを着ていました。小屋の裏手の高台に出た所からは残雪を被った笠ヶ岳から双六方面へと続く山塊が見渡せて、徐々に雲が切れていく様は、ザ夏山という感じ。青空と残雪の白と山肌の緑のコントラストが素晴らしい。ウエアは以下の通り。
・ファイントラック ベースレイヤ
・パタゴニア ウィンドチェイサーTシャツ
・ファイントラック ソフトシェル
・ラン用アームカバー
・ラン用タイツ
・ラン用ショートパンツ
高台から先は至る所に噴気孔があり、硫黄臭を感じました。辛くなるほどではないけれど。高台から先は一旦降り、頂上までは岩場を詰め上がる道に変わります。大キレットなんかに比べると手を使ってよじ登る箇所は少ないです。ただ標高は2,300を越えたくらいなので、少しづつ辛くなってきます。
頂上付近のドームを左からトラバースして頂上直下へと進みます。この辺り事前に調べたブログなどでは残雪ありという情報でしたが、ルート上に残雪は無くなり、アイゼンは不要でした。小屋開き前は登山者も少ないのかヤマレコにも情報があまりなく、小屋のHP にも情報がなく、上高地から比較的楽に登れる山なのに分かりにくいですね。最後は最も大きな噴気孔の直下を通って山頂へ。人多めでしたが、梅雨入り後とは思えない青空の下、周囲の山並みをずっと見ていられる、焼岳は展望台の山ですね。
13時に下山開始、岩場は多少渋滞しましたが、サクッと小屋ヘ。そして長い樹林帯をこなして登山口に15:40着。ピストンなのでハシゴや鎖場も分かっていて特に危険箇所はありません。
梓川沿いを小梨平ヘ向かう道は一般の観光客が溢れてて観光地ですね、ちょっと歩きにくい。
この日の小梨平は梓川沿いエリアだけにテントが30張り程度、受付の方曰く、事前の天気予報が悪く少なめじゃないかということでした。まずは徒歩30秒の小梨の湯ヘ、ほぼ貸切でした。その後徒歩10秒の食堂ではあいにく食券の販売が終了して生ビールが飲めず。17:20がラストオーダーなので注意!仕方なく売店の缶ビールで乾杯。その後は売店で生卵と野菜を買って、キャンプ場内のベンチで宴会。この日はたこ焼き器と材料を担ぎ上げました、と言っても徒歩10分ですが。たこは生じゃないけど、何となく心配だったので変わり種の具を用意しました。
1)ソフトさきいかを短く切ったもの
2)コーン
3)1/2カットのプチトマトとモツァレラチーズ
この中では3)が絶品、一緒に持参した日本酒(春霞 緑ラベル 生酒)ともよく合う。
ご一緒した山友さんはチーズフォンデュや生野菜の和え物などなどで楽しい宴会になりました。
20時に解散して就寝。この日は予報通り外は5,6度、テント内は10度くらい。買ったばかりの#5シュラフはFP800で4度まで対応、ダウン上下で暖かく眠れました。
夜中12時過ぎにトイレで目覚め見上げると月もなく満天の星空が見えました。シャッターレリーズだけ持ってきたので、梓川沿いに出て寝転びながら星空撮影。正解がよく分からないので試行錯誤。
◼Day2
朝は4時にテント内が薄っすら明るくなっていたので、一人散歩へ。大正池は遠いので、岳沢湿原を岳沢小屋への登山口付近まで行ってみました。明神岳の陰で日が差す前の湿原は幻想的でなかなかオススメです。河童橋に戻る手前で朝日が差し込みます、もう夏の日差しですね。
テント場に戻り、梓川沿いのベンチで朝食。撤収の9:30までは自由時間、2度寝もありって贅沢ですね。テントの入口を開けて穂高を見ながら、昨日の残りの酒を飲んでウトウト。
徳沢園キャンプに憧れてたけど、この景色が見える小梨平テント泊はいいですね。空身で登れるし、前穂も行けるかしら。紅葉の秋にも訪れたい。
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