戸隠山 鏡池〜八方睨〜本院岳〜西岳

2018年06月26日(火) [日帰り]

• GPS: 10:51
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,502m
• 下り: 1,515m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:49
• 休憩: 1:07
• 合計: 10:56

4:55 どんぐりハウス
5:02 5:03 鏡池
5:12 5:12 天命稲荷神社
5:25 5:26 随神門
5:44 5:47 戸隠神社奥社
6:36 6:40 百間長屋
7:06 7:23 蟻の塔渡・剣の刃渡
7:37 7:43 八方睨
7:54 8:01 戸隠山
8:09 8:10 八方睨
10:19 10:30 本院岳
11:17 11:17 西岳
11:51 11:55 第一峰
12:21 12:31 無念の峰
14:07 14:10 望岳台
15:51 ゴール地点

天候

晴れ(靄)→薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鏡池すぐそばの駐車場

コース状況／危険箇所等

八方睨から先は破線ルートだが、意外と踏み跡は明瞭。所々に案内板、わかりにくい場所にはたいていピンクリボンあり。
第一峰から鏡池までは砂交じりの急登、落ち葉、ぬかるみがあり足元が派手に汚れる。ゲイターは必須。

写真

6/26 4:55

鏡池に一番近い駐車場へ。自分以外の車は一台のみ。
案内板にトイレは少し離れた駐車場との事だったので、そのまま出発する事に。

6/26 4:55

鏡池から見た西岳。険しそうな稜線を見るとアドレナリンが出でくるw

6/26 4:58

本院岳もギザギザ。反時計回りなので先にここを通ってから西岳。

6/26 5:02

まずは戸隠神社方面へ。はじめ池の手前、この細い道に気づかず池の淵まで行ってしまって道がない事に気づいて戻る。しょっぱなから大ボケ

6/26 5:03

案内板には天命稲荷、植物園方面となっていた。

6/26 5:11

すぐに天命稲荷のずらりと並んだ鳥居。

6/26 5:25

随神門の狛犬

6/26 5:25

随神門を通ります

6/26 5:27

杉の大木の並木。花粉の時期は来たくない

6/26 5:36

奥社手前にキレイなトイレが！念のため使わせてもらいました。観光客向けなので無料です。

6/26 5:44

戸隠神社奥社から登山道への入り口

6/26 5:45

登山ポスト、注意書きの看板あり

6/26 5:47

ここから登山道

6/26 6:09

九頭龍山。今日は手前の戸隠山山頂でピストンなのでここは眺めるだけ。

6/26 6:10

戸隠山が時折見えます

6/26 6:17

この辺りから鎖場が

6/26 6:24

戸隠山の岩壁

6/26 6:27

百間長屋？と思ったら違う。赤で❌とあるのに何となく見に行きたくなってしまう。

6/26 6:33

垂直な岩壁が出てきて険しさがじわじわと

6/26 6:36

ここが百間長屋でした

6/26 6:44

ほぼ垂直の鎖の先に祠らしき屋根が見える…。
登ってみようかと鎖に手を掛けたが、ちょっと難しそう。やめときました。

6/26 6:46

どこも案内プレートが真新しいですね

6/26 6:51

蟻の塔渡りまでは何箇所か鎖場があります。

6/26 6:57

開けた所に出たものの霞んで薄っすら。。。

6/26 6:59

ここまで2時間くらい。駐車場のある鏡池があんなに小さくなってる

6/26 7:07

これから向かう本院岳

6/26 7:09

戸隠山の岩は崩れやすい岩質という事で慎重に足場を選んでいたが、登っていて実際に足場の岩が崩れることはなかった。

6/26 7:13

岩場の途中、慰霊のプレートが。今から50年近く前です。その右横に動く物体…日が出て乾燥した岩場なのに何故かカエルが…。

6/26 7:15

ついに来てしまった、蟻の塔渡り。ヤバイ、これまでとは明らかに違う恐怖心が…

6/26 7:16

一瞬エスケープルートにしようか考えましたが、すぐ先の剣の刃渡りでどのみち通過しなければいけないではないですか。覚悟を決めます。

6/26 7:18

上が塔渡りで右下がエスケープルートを示す矢印

6/26 7:29

渡った直後振り返って。自分にはとても立っては歩けません。四つん這いになって見たりお尻をついてみたり。かなり情けない格好でゆっくり通過しました。高所恐怖症はだいぶ克服したつもりだったのにここはホントにヤバかった。この恐怖は一回で十分だわと思いました。

6/26 7:30

渡りきってから。心拍数上がりっぱなしです。ある意味誰もいなくて良かったと思った。誰かいたら落ち着いて渡れません。

6/26 7:39

右が本院岳、左奥には西岳

6/26 7:41

高妻山、わかりやすい形ですね

6/26 7:41

日差しはあるのに靄が取れない…

6/26 7:51

八方睨みから戸隠山山頂までは片道10分程。

6/26 7:52

高妻山がよく見えます

6/26 7:55

薄っすらだけど白馬岳方面の雪山が

6/26 8:12

本院岳、右奥に超薄っすら白馬岳らしき雪山が

6/26 8:17

八方睨みから本院岳は破線ルートの上級者向け。この破線ルートを歩くというのが今回の目的のひとつ。やっぱり道は荒れてます。

6/26 8:20

この稜線上は花がとても多い。特にこのユリみたいな黄色い花がたくさん咲いてました。

6/26 8:26

開けた所はこれから向かう西岳方面がよく見える。

6/26 8:37

草に覆われた下に僅かな幅の登山道。意外とわかりやすいです。

6/26 8:45

さっきからこの子のトゲトゲがズボンにの繊維を貫通して脚に突き刺さる。しかも何故か右足ばかり…。

6/26 8:57

八方睨みから第一峰までの稜線上は時々開けたスペースがあって休憩スポットに適しています。
ここに出るたびに風が吹いて汗が引くので気持ちいい^ ^
おまけにずっとまとわりついていた虫も冷んやりした風のせいか、少なくなり超快適♪

6/26 9:01

西岳まだまだ遠い

6/26 9:22

ここのトラバースはロープがあるけど掴みにくい位置で何気に危なかった

6/26 9:31

他の山なら獣道かと思うような登山道が延々と…

6/26 9:51

げっ‼︎目の前に毛虫！葉っぱをつまんでそーと通り過ぎる

6/26 10:19

やっと本院岳到着。さすが破線ルートの歩きにくさにこの先が思いやられる。。
ここに着く少し前で本日初の登山者に会う。
鏡池から自分と反対周りで来たというソロ男性。このルートの厳しさにちゃっとお疲れのような？ご様子。これから進む道に不安がよぎる…。

6/26 10:23

北アルプス方面なんですけど、ほとんど写ってませんね。。

6/26 10:31

歩いて来た戸隠山、八方睨

6/26 10:33

これから向かう西岳と第一峰

6/26 10:43

本院岳から伸びるダイレクト尾根

6/26 11:00

色々な山で見られるこの谷間の吸い込まれていくような風景がお気に入り^ ^

6/26 11:10

覗くと崖の箇所が多くあります。休憩の時物を落とさないよう常に気をつけます。

6/26 11:16

今日縦走した山では最高峰の2053m。これから苦手な下りが多くなります。

6/26 11:27

草で覆われてますが細い登山道の両側は切れ落ちた所ばかりです。派手に転ぶと危険です。

6/26 11:32

左上に戸隠スキー場が見えます。

6/26 11:52

そろそろ第一峰かと思った所に下りのロープが。
そこを降りずにその奥右手に道があったので行ってみると→

6/26 11:53

第一峰山頂〜！ちょっとしたスペースになってます。そろそろ時間が気になる。留まらずにさっさと下山します。

6/26 12:03

第一峰から先は砂交じりの滑りやすい急登続き。
ロープや鎖のない場所も多く、滑らないよう周りの草木や地面からちょっとだけ出てる岩なんかを手で掴みながらでないと二足歩行で下るのが難しい場所続き。
こんな細い竹のようなのが掴みやすい位置に沢山生えていますが、この子を掴んでしまうと根が弱くて抜けてしまいます。抜けちゃった子ゴメンナサイ…

6/26 12:09

長ーい鎖が多いですね。

6/26 12:13

時々登山道だか何だかわからない道を進みます。
行き止まりかと思ったら垂直な鎖場だったり。。わかりにくい場所にはちゃんとピンクリボンの目印あるのが有難い。

6/26 12:21

次々と鎖が

6/26 12:22

ちょっと頼りなさげなハシゴもありました。

6/26 12:25

何が無念なの⁉︎

6/26 12:43

ここはそれなりに高度感のあったかな？トラバースして縦に伸びる鎖場もあり

6/26 12:54

振り返ると歩いて来た本院岳、西岳が

6/26 13:07

思ったより鎖場多いですな。でもお疲れ気味のせいかいつものワクワク感が無い…

6/26 13:13

理解に苦しむネーミングですこと…。ここまで来るとあとは熊に遭遇しない事を祈るばかり…

6/26 14:08

第一峰からだいぶ降りてきました

6/26 14:25

ほっ。。ようやく楽チン快適トレッキング

6/26 14:35

なぜか広場が3箇所目

6/26 14:42

と思いきや、いきなり小さな土砂崩れかと思うような地下水の滲み出た崩れた箇所に。ここ3日ほどは雨が降っていないはずなのでこの辺りは全て地下水ということになる？
ひどいぬかるみで足が沈む。ロープも無く、掴まれる木の根を探して少しでもマシな足場を選んで何とか通過。

6/26 14:46

ぬかるみ酷すぎ。。靴ドロドロです。
あのピンクリボン無かったら道間違えたかと思った。

6/26 14:59

その先もしばらくドロドロの上を歩くことに…

6/26 15:03

今回反時計回りにした一つの理由が3箇所あるというこの渡渉。
しょっぱなから万一滑ってドボンしちゃったら大変ですので。過去に苦い経験が( T_T)
でも水量少なく全然問題なかった。

6/26 15:07

ここはさっきのドロで靴底滑りそうだった

6/26 15:10

うおっ！草の背が高い、これが藪漕ぎですか…。

6/26 15:46

西岳登山口。やっとこ鏡池に着く。予定より1時間オーバー。疲れた

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

えっちゃん

自分の中では関東から日帰りで行ける危険な山として認識していたのが、妙義山と戸隠山だった。
鎖場は好きだけど痩せ尾根は苦手。それでもやはりメインの蟻の塔渡りは今回の目的のひとつ。
実際ネットで見た以上に怖かった。高所に慣れていないと通過するのは難しい。
初めて一回でもう十分だわ、と思った所で、あの高度感は今までの中では最強だった。
自分には妙義山の鷹戻しよりも蟻の塔渡りの方が数倍恐怖心を感じた。

もう一つの目的は藪漕ぎのある破線ルート。
GPS頼りでないと不安な自分。思ったよりはそれなりに歩ける登山道だが、明らかに一般道とは異なる厳しさを感じた。
今回反時計回りにしたが、体力的には時計回りで先に破線ルートのハードな登りをクリアしてから戸隠神社方面に下山した方がマシだったかなと。
下りが苦手な自分は後半キツくて予定より一時間以上オーバーしてしまった。