扇沢周回 爺ヶ岳〜蓮華岳
- GPS
- 14:48
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,867m
- 下り
- 2,852m
コースタイム
- 山行
- 13:34
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 14:49
種池山荘:5:10 (発:5:15)
爺ヶ岳:5:41 (発:5:58)
種池山荘:6:16 (発:6:31)
岩小屋沢岳:6:26 (発:6:35)
鳴沢岳:8:27
赤沢岳:9:14 (発:9:22)
スバリ岳:10:40 (発:10:55)
針ノ木岳:11:28 (発:11:37)
針ノ木小屋:12:21 (発:12:35)
蓮華岳:13:15 (発:12:25)
針ノ木小屋:14:03 (発:14:15)
大沢小屋:16:06 (発:16:22)
扇沢駅:17:20
行動時間 11時間49分
休憩時間 2時間30分
トータル 14時間19分
休憩中にメモしたものです。
なかなかずれてる(笑)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○扇沢〜種池山荘 雪渓が二ヶ所残っていましたが、ステップがきれているので問題ありません。 ○種池山荘〜赤沢岳 二ヶ所ほど雪渓の上を歩いたと思ます。 きれているような場所や、岩の上に砂利があって滑りやすい場所、路肩に注意したほうがよい場所がありました。 ○赤沢岳〜針ノ木峠 赤沢岳の下りは悪い印象を受けました。 岩がもろく、浮石も多かったので、注意した方がよいでしょう。 稜線沿いでは時々、きれているので滑落には注意です。 スバリ岳の登りは、浮石に注意と、砂利で滑りやすくなっているので気を付けるとよいでしょう。 針ノ木岳の下りは、雪渓を歩きます。 特に下るときは注意した方がいいと思います。 ストックがあった方良いでしょう。 また、稜線沿いに雪が残っていましたが、時折落石が落ちてきていたので、注意を向けた方がよいと思います。 ○針ノ木雪渓 印がついているのでそれに従いましょう。 崩壊し始めているところもあるので無難だと思います。 シリセード、グリセードは上手い方はされても良いですが、斜度がきついので無理はされないように...。 |
その他周辺情報 | 薬師の湯 \700 |
写真
感想
最初に。
今回の山行の目標は扇沢を起点に、爺ヶ岳、沢三兄弟、スバリ、針ノ木、蓮華を縦走することでした。
記録もちらほら見られたので、行けるかなと思って今回はこのような山行に挑戦してみました。
○前日
扇沢線の最終便に乗り、扇沢駅に行きその日はステーションビバークでした。
貧相な夕飯を食べ、就寝時間まで読書をしながらゆっくりしました。
トイレもあり、おいしい水もでて快適すぎだろと思っていましたが、違いました。
9時前には、寝袋に入りましたが、うとうとはしていたもののトイレで目が覚めたり、考え事で眠れなかったりで11時まで起きてしまい、さすがに寝なければと思って寝ましたが、1時過ぎに物音で目が覚め、そこから車が絶えずきたり、人が歩いていたり、話していたりなど結局2時間も寝れず、出発をすることになりました。
これから扇沢でステーションビバークをする方はお覚悟を(笑)
4月14日
軽く朝食をとり、寝袋やマットレスなどの余分なものはコインロッカーにつっこんでおき出発。
コインロッカーは本当に便利です。各地の登山口にほしいものです。
歩き始めるものの「星がめっちゃきれい!」と思ってしまい、登山口で20分かけて天体写真を撮ってしまいました...。
登り始めて、数分で汗が大量に吹き出し、「あれ、こんなに新陳代謝ってよかったけ?」と思っていましたが、道中であった方も、「汗、半端ないですよね」とおっしゃており、やはり朝方にも関わらず暑かったようです。
確かに道の岩を見ると水滴が落ちた跡がそこらじゅうあったので、皆さんも同じような思いをされて、少し安心してしまいました(笑)
日が昇り始めるころには高度も稼げ、風も出てきたので少しは涼しくなりましたが、雪渓の残っている沢のあたりは冷たい風が吹き下ろしてきており、さながら天然クーラーでした。安全地帯であれば、ずっといたかったのですが...(笑)
種池山荘からは雲海が見えており、居ても立っても居られず、本当は爺ヶ岳に行く予定はなかったですが、家族に電話(早朝から本当に迷惑です...)で伝え、行きました。
爺ヶ岳の稜線は肌寒いぐらいで、ウサギのように山頂へ向かいました。
赤沢岳までは、比較的に快適に進めました。
ただ、今回は黒部側から風が来ていたので場所によっては地獄のような暑さを味わうことも。
赤沢岳でかなり首元が熱くなっており、おやと思って日焼け止めを塗るなどしましたが、どうやら時すでに遅しという状態でした。
スバリ岳に向かっているとき、まず、頭痛があり、体がよろけたり、めまいがしたりなど熱中症の症状が出ており、ペースが相当落ちてしまいました。
とりあえず、岩陰で休み、水を節約していましたが、かなりの量をとるようにして歩き続けました。
幾分かはよくなり、針ノ木小屋まで持ちました。
ただ、その頃は寝不足なども重なり、思考がほぼ止まっている状態で、あの時に蓮華岳に行かず雪渓を下ればよかったのにと反省しています。
ただ、あの時は使命があったかのように蓮華に行かなければならないと思ってしまい結局登ってしまいました。
蓮華岳にはいきましたが、歩く屍状態でしたので、記憶が定かでありません...。
雪渓では早く帰りたかったので、シリセード・グリセードを試みましたが、思いのほか斜度もきつく、雪が固く、岩や石が多かったので途中であきらめました。
おそらくシリセードだと止まれないかもですね。
もっと着実な技術がほしいところです。
すでに針ノ木小屋から、辛すぎて、何も考えれなかった状態だったので挨拶すらも返せなかった状態でした。
もし、不快に感じた方本当に申し訳ないと感じております m(_ _)m
ただ、扇沢の手前で相当辛い顔をしていたのか、声をかけていただき、本当に山やってていいなと思いますね。
最後に。
目標は達成しましたが、熱中症、脱水症状、靴擦れ、足首の軽い捻挫など、相当ひどい状況で降りてきました。
運動不足や行動中の判断ミス、オーバーワーク、降りる勇気を持たなかったなど、登山者としてはかなり未熟な部分が出てしまい、反省の多い山行となりました。
また、辛くても笑顔であいさつできる、話しかけられる、そんな登山者を目指していきたいものです。
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