針ノ木岳
- GPS
- 48:30
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 2,163m
- 下り
- 2,233m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:55
天候 | 3日間共晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
針ノ木岳山荘手前まで残雪あり |
その他周辺情報 | 薬師の湯 山小屋で100円引きの券がもらえます |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
カメラ
テント
シュラフ
マット
酒
|
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感想
今年初の登山に出発!
例年では海の日前後に梅雨が明けてるかそうでないかと、連休をどう過ごせるかヤキモキする時期ではある。
見事に3日間晴れたけど、ひととき灼熱地獄を味わうこととなった。
毎年頭を悩ませるのが、登山口の駐車場問題だ。
私達は名古屋出発なのでまだましな方だ。
今回、テント場がたまたまお隣だった、尼崎から来られたという方は、夜11時出発して、仮眠も取らずに6時半登山開始だったとの事だ。
金曜日は、定時で夫が帰って来るとシャワーを浴びて6時過ぎには出発。
おにぎりを食べながら車を走らせ、扇沢駐車場に10時前には着いた。
無料駐車場に停められてほっとした。
深夜12時にはもう満車だったのでは。
停められない車が深夜何台も駐車場をぐるぐるしている気配がした。
着いたときの気温は21度。
蒸し暑い名古屋とは全然違う。
去年11月に車を買い換え、バネットバンになったから、夫が作ったフカフカのお座敷でさらに車内で快適に寝られるようになった。私は四方にカーテンを作った。カーテンとおそろいのクッションも。
がしかし、乗り心地は悪くなり、業者の車感はかなり強くなった。
14日朝、やっぱり遅い出発になった。
前日ビールや酎ハイを飲んでから11時には寝たのに、扇沢駅登山口出発は9時頃になった。
登山口にいたおじさんに、もうかなりの人が針ノ木小屋に向かって行って、今はだいぶ落ち着いたとのこと。
テントは張れそうにないよ、とも言われた。
三連休恐るべし。
私はやっちまったなあ、と少し思ったけど、まあ行くしかない。
最初は樹林帯を歩き、途中から針ノ木小屋までずっと雪渓。
大沢小屋でアイゼンのレンタルをしていたけど、全部出払っていたみたい。
途中雪渓が見え始めたとき、すごい数の人が雪渓に取り付いていてびびった。
樹林帯を抜けるまでにもうすぐに汗だくになった。
久々の登山はやっぱりしんどい。
ザックはテント装備や食料で結構重め。
夫はテントや缶ビールを数本背負ってるのに相変わらず早い。
針ノ木岳は私は三回目だった。
昔5月頃バックカントリースキーで来たことがある。
残雪が多いと、出発から川沿いをずっと歩けた気がするので、そっちの方が楽な気がした。
雪渓でアイゼンを履き、歩き始めると、基本暑いんだけど、ときどき上から冷たい風が吹くとすごく気持ちよかった。
今年初登山初アイゼン、結構な急登でふくらはぎに結構くる。
夫に早く行って、テント貼る場所の確保を!
とお願いしていたが、私がテント場に到着するとまだ場所を確保していない夫がいた。
登山口のおじさんが言ってた。
山小屋周りのテント場に張れなければ、15分くらい針ノ木岳方面に登った台地に張る事になる。
夫は見に行こうかなと思ったけど途中でやめたそう。
15分もあるとトイレも大変だしなあ。
ここでいいじゃん。
雪渓の上のスペースで。
雪渓からもし落ちたらただではすまないけど。
何十メートルも急斜面を滑落しそうだ。
夫も承諾してくれたので、ここに張ることにした。
他に2張雪渓に張っている人がすでにいたけど、谷側に落ちないように、と言われた。
アイゼンでザクザク雪を蹴って削って、その辺の石で削って平らにして、かなり快適な場所になった。
コードでテントと石を結んだ。
強風がもし吹いたらかなりの恐怖を味わうだろう。
雪渓に持ってきた缶ビールを雪渓にコロコロして、キンキンに冷たいやつで乾杯!
うますぎる。
山小屋のジョッキの生ビールもうまそうだった。
滅多に買わないシャインマスカットをつまみにして、ワインを飲んでいつもの昼寝タイム。
午後三時を過ぎても雪渓を上がってくる人達がたくさんいた。
昼寝から起きたら、奮発して買った和牛ステーキを牛脂で焼いて食べた。
柔らかくて美味しい。
すき焼きをしているテント泊のグループもいた。
夜中、寝ていると、叫び声が聞こえて来た。
私達の後から張った隣のテントにトラブルが起きたようだけど、無事そうなのでまた寝た。
夫は全く気づかず寝ていた。
朝、お隣さんに話を聞くと、寝ている間に雪渓に落ちそうになり、山小屋の前のベンチで夜を明かしたらしい。
朝顔を合わすと、もう雪渓にはテントは張らないと言っていた。
翌日は8時出発で、やっぱり、テント場で最後の方の出発になった。
二日目の工程はなかなか長い。
休憩無のコースタイムで8時間近い。
まず一座目が針ノ木岳。
景色がとても良かった。
最後に行ったのは10年以上も前の事だ。
雪渓の急斜面にドロップインしてたのが懐かしい。
その後スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳とアップダウンを繰り返す。
登山者は昨日とは違い、少な目。
夫は常に遥か先を歩いてる。
稜線歩きは好きなはずだけど、かなりきつく、めちゃめちゃ暑いし心が折れそうになった。
景色も良く、天気もよいのに。
剱岳、富士山、白馬岳方面の山々が美しい。
しんどかったので、さらに食料の残りを夫に渡した。
新越乗越山荘に着くとお昼ご飯にした。
ベンチとテーブルも熱かった。
無風の灼熱の中、熱々カップヌードルを食べる。
汗が止まらない。
何の罰ゲームなのかと思えるが、はふはふしながら胃袋に流し込んだ。
やっと種池山荘に着いた。
先に歩いていた夫がテント場にいたが、見渡す限りテントを張るスペースはなさそうだ。
ところが、夫が一番奥にスペースをみつけたので、半分雑木林の中だったけど、そこに張ることにした。
日陰だし、涼しいいい場所があいてた。
先に張ろうとした人がいたのかもしれないけど、ここまで見に来なかったのかも。
テント場事情も本当に年々厳しくなっている。
山小屋で冷たいビールを買って、至福のひととき。
山小屋前のテーブルで一緒になった男性二人は、昨日からずっと行程が一緒だったらしく、針ノ木小屋のテント場の叫び声も耳にしていたようだ。
一人は山のベテランで、おすすめの山で有明山をあげてくれた。
今度行ってみよう。
お二人は明日3時起きで爺が岳にご来光を見に行くそう。
登山者の鏡だ。
私達はピークハントもご来光を見る事も、早起きの鉄則もすべておざなりにしている、登山者の風上にもおけない奴らだ。
翌日は温泉に早く入りたいモードMAXで、足がすでに筋肉痛で辛かったけど、一時間半くらいで下った。
最後の方に、荷物は軽そうだったけど、早い人が後から来て、すぐに道を譲った。
私は頑張ってついていって、有難いことにいいペースメーカーになって貰った。
夫はその人の気配を感じ、さらにペースを上げて追い抜かれなかったらしい。
負けず嫌いだなあ。
夫は登山口まで降りると、ザックを置いて車を取って来てくれた。
夫は登山道で抜かれた事がないっていうのが自慢で、テント装備なのにトレランの人に勝ったこともあるんだって。
でもまあ、登山やクライミングを続ける限り、私よりかなり登れるので、夫の事は尊敬し続ける事ができる。
登山後は薬師の湯と、小木曾製麺の500円そば。
定番になりつつある。
そして夜は地元の近所の焼肉屋。
海の日が結婚記念日なのだ。
6周年の記念登山だった。
翌日、日焼けした夫の顔の皮がずるむけてて笑ってしまった。
おばちゃんの独り言
道を譲って貰ったら、お礼を言おう。
挨拶されたら、挨拶しよう。
登山道で後ろから追いつかれたら、その人の方がペースは速いので、安全なところで道を譲ろう。
ゴミはちゃんと持ち帰ろう。
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