笹薮との格闘 空沼岳〜札幌岳縦走

2018年07月28日(土) [日帰り]

• GPS: 10:03
• 距離: 25.5km
• 登り: 1,408m
• 下り: 1,436m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:31
• 休憩: 0:33
• 合計: 10:04

距離 25.5km 登り 1,408m 下り 1,436m

7:39 日鉄鉱業（株）常盤採石所
7:53 入林届小屋
8:57 8:58 空沼小屋
9:07 万計山荘
9:34 9:36 真簾沼
10:02 10:04 札幌岳縦走路分岐
10:09 10:25 空沼岳
10:30 札幌岳縦走路分岐
12:28 12:35 ヒョウタン沼
15:17 15:22 札幌岳
16:02 冷水小屋
16:57 札幌岳登山口
17:43 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

行き
地下鉄真駒内駅7:15発　空沼登山口行き（中央バス）　25分程度で着きます
6月中旬〜10月上旬の土日祝、盆休限定
それ以外は2km程度手前の空沼二股まで
帰り
定山渓温泉より真駒内駅または札幌中心部行きのバス
1時間あたり3〜4本

コース状況／危険箇所等

登山口からそれぞれの山頂までは、メジャールートなので特に問題となるところはありません。
空沼岳〜札幌岳の縦走路（6km）は分岐付近のみ笹刈跡があるものの、それ以外は笹薮との格闘となります。
今年整備前の神威岳〜烏帽子岳の藪区間がかわいく感じるレベルで、破線ルート〜廃道といってもおかしくない状態です。

※2024年より縦走路整備として笹刈りが進行中。歩きやすくなることに期待。

写真

7/28 7:42

8月中旬からしばらくこの橋を通ることはできなくなるようです。

7/28 7:52

1kmほど歩き記帳小屋。

7/28 7:54

7/28 8:24

この時期になるとアジサイくらいしか見るところもなく、飛ばし気味に進みます。

7/28 8:43

渡渉箇所にかかる橋

7/28 8:56

万計沼直前

7/28 8:58

逆光にならない空沼小屋のほうから撮ってみます。
ここで軽く休憩。

真簾沼（パノラマ）

7/28 9:45

好天が続き、ドロドロ具合もかなり抑えられています。

7/28 10:13

まずは空沼岳に到着。東のほうは雲海が広がっています。

7/28 10:08

西のほうはすっきり

7/28 10:09

恵庭岳からだともっときれいに雲海が見られそうですね。

7/28 10:30

ちょっと戻って縦走路と万計沼方面の分岐。ここからが今日の核心部。

7/28 10:42

少しだけ刈られた跡がありましたが、すぐに笹薮エリアに突入。
札幌岳側は700mほど刈られており、藪道は5kmほどでしょうか。

7/28 10:52

まだかわいいレベルの笹薮

7/28 11:00

比較的順調でしたが、このあと防虫器を落としてしまい、発見までに20分ほどのロス。

7/28 11:38

1197ピークが見えてきました。

7/28 11:40

このあたりはハイマツと笹の組み合わせ。尾根の北または東側は急斜面のトラバースが多く非常に危険です。

7/28 11:47

真簾沼のビューポイント

7/28 12:12

7/28 12:26

縦走路の中間地点のひょうたん沼

7/28 12:29

先客がいました

7/28 12:45

縦走路の後半戦。腕も疲れてきて、だんだん集中も落ちてきます。

7/28 12:54

ルートを見失うと復帰までにさらに体力を消耗します。

7/28 13:33

7/28 13:40

ここでも直後にルートを外したようで20分ほど立ち往生。

7/28 14:19

7/28 14:23

まだ安心はできませんが、このあたりはなんとなくルートが見えているようなところ。

7/28 14:34

ここを過ぎて間もなく笹刈のあとに到達。

7/28 14:48

豊滝への分岐まであとわずかで奥に見えるのは札幌岳。かなり消耗しました。

7/28 15:03

札幌岳への急登から後ろを振り返ります。

7/28 15:18

ようやく札幌岳に到着

7/28 15:20

ガスが流れ込んでくるようになりました

7/28 15:21

7/28 15:23

下山開始直後に見つけたマミジロの若鳥。

7/28 15:37

こちらもドロドロはほとんどありません。

7/28 16:08

冷水小屋

7/28 16:29

林道との交差地点

7/28 16:46

渡渉がおわると、あと少しなのが実感できます。

7/28 16:47

7/28 16:58

札幌岳の登山口まで下り、あとは温泉街まで歩いて終了です。

撮影機器：

Canon PowerShot SX50 HS Canon

装備

個人装備

長袖インナー 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ ゲイター マフラー 帽子 ザック ザックカバー 行動食 非常食 地図(地形図) コンパス 日焼け止め 保険証 携帯(GPS用) サングラス カメラ 防虫器 虫除けスプレー 毒吸引器 スポーツドリンク お茶

感想

chrome_taka

以前に行きそびれた空沼岳〜札幌岳の縦走路。伸び伸びになっていましたが、
今年の雪融け後これら2座に行ってないこともあり、今回の挑戦となりました。
空沼岳までは、縦走の時間確保のためにちょっと飛ばし気味に進みました。
晴れが続いてそれほどひどい泥地帯もなく、山頂に到着。
支笏湖方面には雲海が広がっていました。
恵庭岳を登った人は一面雲海だったかもしれません。
休憩後、ちょっと戻っていよいよ縦走路に突入。豊滝の分岐まではおおよそ6kmほどありますが、分岐近くで笹刈の跡があり、笹藪区間は5kmほどか。
尾根の南または西側では踏み跡っぽい道が見えているところもあり多少マシですが、基本的に背丈以上の笹薮が踏み跡を覆うような状態で 笹薮を掻き分けて進む必要があります。
踏み跡自体が薄く道を見失いやすいところもあり、間違えた方向に進むと復帰に体力・気力を消費します。
尾根の北または東側は崖に近いところをトラバースするところもあり、丈夫な笹を手がかりにしなければ いけない所も^^;
ほっとできるのは、真簾沼を見る1197ピーク付近とひょうたん沼くらいでした。
縦走路を抜けて豊滝に下ろうかとも思いましたが、ゆっくり進みぎりぎりで札幌岳に到着。
余計な体力を使わないよう、定山渓まで淡々と下りました。

■EK度数
今回ルート：46（距離：25km、累積上り：1.4km、累積下り：1.4km）
EK度数＝合計距離[km]＋（累積上り[km]×10）＋（累積下り[km]×5）
藪区間があるため、数値以上のきつさとなります。