八ヶ岳(硫黄岳/美濃戸口往復)


- GPS
- 08:45
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,379m
- 下り
- 1,359m
コースタイム
天候 | 曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
クルマの外で準備ができるくらい、この時期にしてはとても暖かい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 美濃戸口(八ヶ岳山荘)、美濃戸(美濃戸山荘) 【コース状況】 アイゼン・ピッケルは赤岩ノ頭〜硫黄岳の稜線のみで使用。 ●美濃戸口〜美濃戸山荘 この日は暗いうちから出発&ガスっていたので幻想的な雰囲気でした。 危険箇所はクルマに気をつけることくらい。 ●美濃戸山荘〜赤岳鉱泉(北沢) 堰堤広場まで雪なし。 堰堤広場〜赤岳鉱泉間も後半からようやく雪がつき始める。10cm程度。 凍結箇所があるので注意。 赤岳鉱泉のアイスキャンディーはまだまだな感じ。 ●赤岳鉱泉〜赤岩ノ頭 高度を上げるにつれ積雪量は増え、赤岩ノ頭直下からしばらくは20〜30cm程度。 下の方は10〜20cmくらいで凍結箇所あり。上の方が気持ち良く登り降りできる。 登り始めはガスっていたが、時間が経つにつれ時おり晴れ間が顔を見せ始め、 赤岩ノ頭に到着直前からは完全に雲がとれた。 ●赤岩ノ頭〜硫黄岳 稜線からは新雪がクラストしているので要アイゼン。 このコースでの一番の危険箇所は頂上直下くらいなので、 ストックでも行けないことはなかったと思いますが、ピッケルも使用した方が無難。 稜線の風速は10〜15mくらい。冬の硫黄岳としてはデフォルト。 |
写真
感想
●komemameとの初雪山ということで、どこに行くか直前まで迷っていたが、
平日の降雨で、八ヶ岳も先週に比べてかなり積もったはずと思い、美濃戸口からの硫黄岳へ行くことに。
●行きの中央道では、かなりの強風が吹いていたので、山頂まではダメかもしれない、
と思いながら運転するが、美濃戸口に着いたときには風も治まっていた。
●天気が回復傾向なのは予想を見て分かっていたけど、周りは晴れているのに山頂だけガスが
かかったままという八ヶ岳にありがちなパターンも考えられるし、晴れるとしたらそのタイミングを
しっかり捉えられるかが気になっていたが、運良く、赤岩ノ頭直前で完璧な青空に。
●美濃戸口から北沢の途中までは雪がまったくなく不安だったが、途中真っ白な横岳が見えてホッとする。
●当日は、この時期にしてはかなり暖かかったので、雪の量によっては赤岩ノ頭付近での雪崩が
ちょっとコワかったが、まだそこまでの降雪量ではなかったので、問題ありませんでした。
●山頂からの景色は先週よりもいっそう白く雪化粧をしていてとてもキレイ。
●不思議なのは、写真でも分かるように蓼科山を始め、北八が天狗以外にまったく冠雪していないこと。
麦草峠以北は降らなかったなんてことがあるのでしょうか?
●間違いなく今回の降雪は根雪となるでしょう。いよいよデス。
今回は、私にとって初の雪山山行。
昨年までは「私はムリ」と雪山へ行くdanyamaを見送るだけだったけど、
今シーズンだいぶ体力がついた(気がする)こともあり、「私も大丈夫かも!」と、
大枚はたいて冬装備道具をひと揃えしてしまった!
正直、「最初は雪上ハイキングレベルから〜♪」なんて思っていた。
ところがdanyamaが企画した記念すべき今回の山行は、最初からがっつり雪山登山。。。
はじめての冬靴がこんなに重いと思わなかった!
足首のホールドも強く、足の自由もきかずいつもよりペースはダウン。
稜線までは、足を引き摺る思いで登っていった。
サクサク登っていくおじさんたちをどんなに尊敬したことか。
でも途中から雪がチラホラ見えはじめると、心は自然と踊る。
そして赤岩ノ頭からは、初のアイゼン、ピッケル着用。
稜線に出たことにより、風も強くなり緊張感、寒さも感じるように。
あらためてアイゼン・ピッケルワークを確認しながら頂上へ向かうが、
びゅーびゅー吹く風に飛ばされそうになる。
慣れないアイゼンで転びそうになるし、ピッケルを持つ手はかじかむし。
夏・秋の山とは違う厳しさを思い知る。
(これくらいの風は冬山では普通だというから私には驚き!)
とはいえ、はじめての雪山歩きは、総じて楽しい!また行きたい!と思えるものだった。
「雪山に慣れる」なんてことはなかなか難しそうだけど、
今シーズンは自分の力にあった雪山にチャレンジして(もちろん楽しく)、
もっともっと山を好きになれるようにしていきたいと思う。
下山後はいつもと違う疲れがどっと出て、
帰りの車の助手席では、気付けば気絶したように眠ってしまった。
【装備memo】
ハードシェル(アウター)
ミッドレイヤー
ベースレイヤー
毛糸の帽子
バラクラバ
手袋(オーバーグローブ、インナーグローブ1、インナーグローブ2)
機能性タイツ
発熱タイツ
冬靴
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