ニペソツ山へ 幌加コース
- GPS
- 10:36
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,711m
- 下り
- 1,712m
コースタイム
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 10:32
4:30 273号糠平国道 幌加温泉付近除雪ステーション発(車泊) 5:00 幌加温泉コース登山口(ゲートから2卍林道終点まで)
<復路>
16:00 登山口発
18:00 帯広 宿泊
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
幌加登山口から先約2km林道を車で行ける |
コース状況/ 危険箇所等 |
笹が刈られ歩き易い 標示も新しい 十六の沢コースは林道壊滅状態で、幌加温泉コースが主コースとなるようだ。 そのため踏み跡が薄い所があるので注意 尾根に出る直登、ロープは張られているがスリップ、落石など要注意 天狗平辺り、雲が出るとマークが少ないので迷いやすい。 |
その他周辺情報 | 幌加温泉湯元鹿の谷 日帰り、宿泊できるとのこと |
写真
感想
2018年(平成30年)7月31日(火)
ニペソツ山へ 幌加温泉コースは長い
三股からの林道の崩壊のために
幌加温泉手前にある林道をゲートの先2卍からの
長いコースだけが唯一のニペソツ山への登山道となっている。
山頂までの距離は10.5kmとある。
ひたすら樹林帯を進み1時間ほどで三条沼という
林の中に突然沼が現われた。
光が差し美しい沼で、単純な登りに一つのアクセントとなっていた。
さらに進み、樹林を抜けると左手前方にどっしりとした峰がいくつか現れる。それがニペソツ山の峰々だった。
まだ遠くにあるがどっしりとした重厚なニペソツ山だ。
ウペペサンケ山も並ぶようにその存在感を見せていた。
重厚な山並みの尾根に出る手前は、
お花畑が広がりミヤマキンバイ、イチゲの類だろうか黄色、白の花々が
登山道の周りを彩っていた。
また薄黄色のウツギの花が満開だった。
沢には雪渓も見られ振り返ると糠平湖が見ることができた。
お花畑からの稜線への登りは超急斜面でロープは張られていたが、
滑る斜面に足場がないのでほぼ腕力で登るしかなかった。
下りもロープだよりに手袋が一気に擦り切れてしまったほどだ。
この最難関を越えると前天狗の稜線に出る。
ハイマツに覆われた稜線からは目の前にニペソツ山が
大きな存在感ある峰を見せていた。
近づいたかと思ったが、なぜかはるか遠くの存在のように見えた。
まだこれからかと思うと一瞬ため息が出てしまう。
気を取り直し起伏のある稜線、前天狗を進む。
起伏ある稜線を前に前にと
大きな岩の上を登ったり下りたりと足元にも注意し山頂を目指す。
天狗平付近は広く、目印も少なく曇っていると迷いそうだと思いながら
今日は目の前に山頂が見えているので間違えることもなく進めた。
天狗岳の大きな岩が目の前に出てきて、それを右手に巻くように
一端下ってから最後の登りになる。
山頂へのもう一息の登りが頑張りどこだった。
登ってきたのにかなり下ってからの登りになりつらさを感じ、
足場も悪く一歩一歩進む。
大きく右手にトラバース気味に登ると山頂が見えた。
長い登りが終わりようやく登頂だ。
残念ながら山頂からは遠くの山々は見渡すことができず残念。
それでも登ってきた前天狗岳などのいくつかの峰々は見られ、
かなり起伏ある稜線を歩いてきたことに驚いた。
さらにその先に今回の北海道最後の山、
石狩岳らしい山を確認することはできた。
また険しい崖が目の前に見られ
切れ落ちるその赤茶けた岩にニペソツ山の厳しさをも感じた。
山頂でのひと時は登った喜び、満足感が大きかった。
山頂への稜線からは遠くに雲がかかるも雪渓のある峰々が見られた。
それらが十勝、大雪方面であるのはわかった。
長い道のりを経て、迫力あるニペソツ山を体感できた。
当初登ることができるか心配したが、笹が刈られ歩きやすく、
整備してくれたことに感謝するしかない。
展望も素晴らしく、北海道の雄大な景色に魅了された。
夕張、芦別、オプタテシケ、十勝岳そして今日のニペソツ山個性的な山々に登った。
最終は石狩岳だ。
気を引き締めていきたい。
ふるちゃん
コメント
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昨日のニペソツ山山頂でお会いしたUです(×I)。登りは孤独な山行でしたが、おかげで和らぎました。
furuhiroさんのご経験を知り、その経験値に驚きました。明日の石狩岳、気を付けて行かれてください。
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