ニペソツ山 〜晩秋のテン泊〜
- GPS
- 15:52
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 1,871m
- 下り
- 1,872m
コースタイム
- 山行
- 3:52
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:53
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 11:58
ただ、いくつか問題点もあります。まず、日曜日は朝の仕事があるため、出発が早くても6時半〜7時頃になること。日が短いため時間的制限が厳しくなっていること。日曜日は快晴ですが、どの山域も爆風予報なので吹きっ晒しのテン場は敬遠した方が良さそうなこと。
第1候補に考えたのは19日からエゾシカ猟解禁のため林道が通行止めになる幌尻岳でしたが、日曜日の日没時刻までに北戸蔦別岳に到着できない可能性が高いと判断し、断念。
第2候補に考えたのがニペソツ山でしたが、日が短くなって日帰りは厳しそうで、前天狗のテン場も爆風では厳しいかもしれない・・・と考え、これも断念かと思いましたが、ニペソツ山にはいくつかのビバークポイントがあります。そこにテントを張れば風の影響は少ないんじゃないか?・・・ってことでココに決めました。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三条沼までは泥濘が多いです。長靴の方が良いと思うくらいぬかるんでいます。 P1662を一旦下ってから前天狗までの急登がこのコース一番の難所かと思います。山頂直下の激登りよりもスタミナを削られます。 |
その他周辺情報 | 登山口奥の幌加温泉に寄るつもりでした。日帰り入浴大人800円。完全混浴ですが、泉質優良、湯量も豊富。ただし、日帰り入浴受付は17時半まで。入浴自体も18時まで。私はタイムオーバーでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
久々に訪れたテン泊登山のチャンスでした。
「ちょっと気温は低いけれど、日が短くなっちゃったけど、せっかくのチャンスなんだもの。活かさない手はないよね。」
最初は19日から林道が閉鎖され、文字通り今期ラストチャンスとなる幌尻岳を第1候補に挙げていたのですが、「時間的に無理だろう。それに、爆風予報なのでそれを避けるスペースがあの山には少ないんじゃないかな。」と、矛先を他の山に向けます。
ニペソツ山はどうかな?前天狗のテン場は爆風を避けるスペースに乏しいだろうけど、手前のビバークスペースならそれほど風の影響を受けずに済むかも?
と言うことでニペソツ山に決定。
この山には16の沢コースから3回、幌加コースからは3回目、いや4回目だったかな?
岩間温泉が流失してしまったのはとても残念ですが、様々な要素が詰まっていて大好きな山です。テン泊は初めてでした。
朝の仕事を終えた私は7時に厚岸を出発します。仕事で既に1万歩超歩いていました。
まず駐車場へ。
この駐車場に来るたびに「もうちょっと何とかならないモノかな?予算がなくて難しいのかな?」と思ってしまいます。車が破損するレベルの穴や岩があって、広さのワリに停められる車の数が限定されてしまいます。駐車場下のスペースに停めている方もちらほらおられました。
さて出発です。
今日目指すのは登山口8卉賄世離咼弌璽ポイントです。最初にニペソツ山がど〜ん!と見えるスポットにテントを張れるスペースがあるのです。
ソコに辿り着くまでに、3名の登山者とスライドしましたが、内2名が前天狗のテン場はそれほど風が強くなかったですよ!と証言してくれます。
「それなら!」
私も前天狗までテントを担ぎ上げることにしましたが、8卉賄世らP1662に向かって登り始めたところで強い突風が断続的に吹き始めました。「しかも空気が冷たいね」
嫌な予感がして、結局、8卉賄世泙念き返してテントを張ることにしました。
ココならほぼ無風です。
・・・と思っていたのですが、16時半頃から風が強くなりました。上空が轟々と唸りを上げ、テントもバサバサと風に煽られます。
テントが飛ばされるほどの風ではなく、不安はありませんでしたが、音が煩くて寝付けませんでした。
風は21時半頃治まってくれました。
テントから出て空を見上げると、星は綺麗に出ていたものの、空が赤みを帯びた光に霞んで期待していたような星空は見られませんでした。残念です。
想定していたより気温が低かったようで、ちょっと寒気がしたのでホッカイロを使いましたが、古かったためかほとんど暖まりませんでした。
「次回からは直前に新品を買ってこよう!」
厚岸は5時頃には空が白んでくるので、「5時出発」の計画を立てていましたが、ココは少し遅いんですね。当たり前か。
早く起きてはいたものの、テントの中でいざっていただけだったためか、身体が起きておらずしばらく足が重かったです。
P1662へと登り、一旦下ってから前天狗までの急登が始まります。
私はココこそがこのコース一番の難所と思っています。
朝からナキウサギが元気に鳴いていました。
山頂まで、鳴き声のたびに脚が止まってしまってなかなか進みませんでした。
最初から鈍足なのに。
前天狗、天狗平、天狗と歩き、最低コルまで一気に下って最後の激登りです。
登山道の脇につららが何本も見られました。
そして山頂!
最高のお天気、最高のロケーションです!
しかし、「あまり時間的な余裕がない」ことに気付いて早々に下山を開始します。
所々で電波がつながるので、娘や友人に感動の押し売りをしながら歩きました。(笑
テン場でテントの撤収をしていると最後にスライドした男性ソロ以外の全員が私を追い越して行きました。
「さて、急がなくちゃ!」
ここで持参した水が底を尽きます。
「気温低めだからそんなに要らないかな?」と思った見通しが甘かったです。
三条沼を少し過ぎた所の水場で浄水器を使用していると最後のソロ男性にも追い越されました。
私が最後の登山者かな。
幌加登山口にはなんとか薄明るいうちに到着しましたが、駐車場に着いた頃にはすっかり暗くなっていました。
ポーチを外し、ザックを下ろし、靴を履き替えているうちに17時半を回りました。
幌加温泉に向かいましたが、残念ながら日帰り入浴受付時刻を過ぎていました。(17時半まで)
最後に心残りが・・・
さて、今期はまだ夏山登山のチャンスが残されているかなぁ?
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する