幻の100名山・ニペソツ山（幌加温泉コース↑↓）

2024年09月29日(日) [日帰り]

• GPS: 09:42
• 距離: 27.0km
• 登り: 1,994m
• 下り: 1,995m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:45
• 休憩: 0:57
• 合計: 9:42

距離 27.0km 登り 1,994m 下り 1,995m

6:26 幌加林道ゲート
6:53 6:54 幌加コース登山道取付
7:48 7:50 三条沼
9:13 9:19 1662m峰
10:12 前天狗
10:27 10:35 天狗平
10:45 10:48 天狗岳
11:43 12:02 ニペソツ山
12:44 12:46 天狗岳
12:52 12:57 天狗平
13:10 前天狗
13:45 13:55 1662m峰
14:59 15:00 三条沼
15:42 幌加コース登山道取付
16:08 幌加林道ゲート

例によって寝坊してスタートが遅れてしまったが、駐車できて、また、幌化温泉の営業時間に間に合ってよかった。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

近くの国道をバスが通ってはいますが、不便なので自家用車一択です。
駐車場はドロドロ・ボコボコで、見た目の広さ程駐車スペースはありません。車高の低い普通車は特に要注意。

コース状況／危険箇所等

・林道ゲート〜登山口：登山口にも駐車場はあるみたいですが、林道はかなり悪路です。ゲートが開いていたとしても、普通車での通行はやめておいた方がいいです。
・登山口〜1662mのコブ：一部を除き傾斜は緩やか。泥濘は多めです。一部はロープも設置してある滑りやすい急坂もありますが、短いです。
・1662mのコブ〜前天狗：このルートの難所。岩と木の枝が入り組んだ歩きにくい道を少し下った後、転げ落ちそうな超急坂です。一部はロープも設置されていますが、登りはともかく下りが怖いです。軍手やグローブがあるといいと思います。
・前天狗〜ニペソツ山頂：岩場をアップダウンして天狗岳を西に巻いた後、ニペソツのコルでグッと下った後、300mほど登って山頂です。岩場多めですが高度感を感じるほど切れ落ちた場所はあまりないので、危険はあまりないと思います。体力的にはキツかったですが。

その他周辺情報

登山口の近くに幌化温泉。設備は古く、シャワーもないですが（洗い場はある）、3種の源泉を楽しめる名湯です。
北に行けば層雲峡温泉、南に行けば糠平温泉もあります。

写真

9/29 6:25

駐車場は写真ではわからない凹凸だらけです。空いていれば、手前に4台ほど停められる路肩スペースがあるので、そちらの方がいいかも。

9/29 6:25

ゲート脇を通ってスタートです。

9/29 6:53

林道を30分弱歩いて登山口に到着。

9/29 7:11

こんな感じで泥濘多いです。

9/29 7:28

最終水場とされている1000m付近の沢。実際は、登山道から少し脇にずれれば沢が流れている場所はありました。すぐ近くなので、ここで汲んだ方が楽でした。

9/29 7:29

距離的には四分の一ですが、実質はまだまだです。

9/29 7:33

泥濘もまだまだ続きます。

9/29 7:48

三条沼に到着。

9/29 7:48

9/29 8:04

滑りやすい急斜面です。

9/29 8:07

南が開き、ウペペサンケが見えました。

9/29 8:18

笹を刈ってくれています。感謝感謝です。

9/29 8:23

半分越えたとのことですが、まだまだ。。

9/29 8:49

シャクナゲ尾根に登ると植生が変わり、紅葉が楽しめるようになりました。

9/29 8:52

ようやくニペソツが姿を見せました。紅葉・快晴と合わさって、最高です。

9/29 8:53

ウペペサンケ。

9/29 8:52

ニペソツからウペペサンケまでのパノラマ。

9/29 8:58

紅葉が青空に映えます。

9/29 9:13

1662mのコブからのニペソツ山・天狗岳・前天狗。

9/29 9:17

北も開け、石狩岳の奥に大雪山が。

9/29 9:19

岩と木の根の歩きにくい尾根を少し下ります。

9/29 9:29

本日の難所。鞍部から、カールのような地形をまっすぐ登ります。上の方ほど急で滑りやすいです。

9/29 9:32

イワギキョウ。紅葉の季節に更に色を添えてくれます。

9/29 9:33

振り返り、おっぱい山こと西クマネシリ・ピリベツ岳。

9/29 9:33

1662のコブと同じくらいまで登りました。その左奥には、うっすらと雌阿寒・阿寒冨士も見えました。

9/29 9:35

9/29 9:35

岩場からはナキウサギの鳴き声も聞こえます。

9/29 9:35

糠平湖のアップ。

9/29 9:43

天気が良すぎて、斜里・羅臼と思しき山も見えました。

9/29 9:46

中ほどで一度緩み、更に急な直登が続きます。

9/29 9:55

登り切りました。下りが不安になります（途中で話した人も同じことを言っていました）が、とりあえず進みます。

9/29 9:56

石狩岳や音更山。

9/29 9:56

大雪〜忠別岳。省略しますが、左にはトムラウシも。

9/29 9:56

ウペペサンケと糠平湖。

9/29 10:04

ここが前天狗？

9/29 10:05

テン場、この日は1名だけのようでした。水場もないし大変だ。でも眺めは最高ですね。

9/29 10:08

ロックガーデン。

9/29 10:11

こっちが前天狗なのかな？地図によって記載が違うからわからん。。

9/29 10:13

岩場のアップダウンを経て、天狗岳に向かいます。

9/29 10:16

岩場ではナキウサギの声。

9/29 10:28

天狗平。あと一息・・・？

9/29 10:30

その前にエナジーチャージを。

9/29 10:31

十勝連峰が一望。左奥には日高の山も。

9/29 10:47

天狗岳の西を巻いています。

9/29 10:48

コルに向けて下ります。

9/29 10:59

下り切りました。ラストスパートには長いですが、最後の約300mの登りです。

9/29 11:24

ナキウサギの鳴き声が響く岩場を西側にトラバースして、

9/29 11:35

今度こそラストスパート！

9/29 11:43

登頂！

9/29 11:43

大雪山クッキリ。最高の登山日和。笑顔の人が多かった。

9/29 11:49

足が竦む東壁と、歩いてきた道。

9/29 11:49

大雪山アップ。

9/29 11:50

トムラウシ含めた十勝連峰。

9/29 11:51

日高の山々もうっすらと。

9/29 11:51

南にはウペペサンケ。

9/29 12:00

いつもの。

9/29 12:06

帰りも長いので、慎重に急ぎます。

9/29 12:25

鞍部まで下り切って見上げる天狗岳。一度下ったところをまた登るのはシンドイ。

9/29 12:33

しかしカッコイイやまですね。深田先生の「申し訳ないことをした」にも頷けます。

9/29 13:14

前天狗を通過し、

9/29 13:21

懸念していた激下り、慎重に下ります。

9/29 13:35

半分下って傾斜が緩んでも、また急坂。

9/29 13:35

清涼剤。

9/29 13:39

下り切りました。足がだいぶ削られました。

9/29 13:42

歩きにくい尾根道を登り、

9/29 13:55

1662mのコブで一休み。

9/29 14:13

帰りも泥濘む道をひたすら歩きます。

9/29 14:54

三条池で小休止。

9/29 15:29

9/29 15:43

登山口に到着。あとは林道歩き。

9/29 16:08

ゴール！お疲れさまでした。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

消費／所持水分：約2.5ℓ／3.2ℓ

感想

UTO2014

２か月前に登る予定が怪我のため断念していた、幻の百名山ニペソツ山。ここは道東にいるうちになんとしても登っておきたい。
足も順調に回復して、ここ一ヶ月で勘も取り戻し、天気予報は快晴の週末。来週以降はしばらく山に行けそうにないし、天が与えた最後のチャンスと思い挑戦。

予想以上の快晴、紅葉もいい感じで迫力あるニペソツ山の山容も拝むことができ、最高の登山でした。すれ違う人も笑顔が多く、いい１日でした。