奥日光山王帽子山と太郎山
- GPS
- 05:55
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,157m
- 下り
- 1,155m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:49
天候 | 快晴 微風 気温高し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは整備されているが、所々笹が登山道を覆い隠して分かり難いところがあった。また、太郎山からの下りはかなり急でロープが張られたところも多く、滑落注意。 |
写真
感想
連日の猛暑と休暇明けの仕事のため、今週末はクーラーの効いた部屋でゆっくりしようかと思ったが、折角の好天の週末を無駄にすることはできず、奥日光へ出掛けてきた。これまでこの地域は積雪期に訪問することが多く、盛夏の時期は初めてだった。以下に詳細。
8月に入り日々日の出が遅くなり、光徳の駐車場に着いた4時過ぎの時点では当たりはまだ真っ暗で、車中で食事をするにはライトが必要だった。それよりも驚いたのは奥日光の涼しさ。クルマの気温計は一桁の9℃を示していた。埼玉県南部にある自宅を出るときは30℃近かったので、気温差約20℃である。多少の誤差はあるとは言え、標高1500メートルは伊達ではない。長袖一枚でトイレに行ったが涼しいを通り越して寒いくらいだった。が、数時間もすればここも十分暑くなるだろうことは容易に想像できた。4:37に完全に明るくなってから出発。後半はずっと林道歩きだし、標高差も1000メートルないので、軽いローカットのトレッキングシューズで出掛ける。光徳付近は冬には何度も来たことがあるが、雪のない時期は初めて。最初に目指す山王峠も何度か冬に歩いたことがあるが、無雪期はなく、登山口を探して少しウロウロする。地図と勘を頼りに見付け、後は登山道を歩くのみ。山王峠までは所々少し傾斜が急ではあったが、道幅は広く全般的には緩い傾斜の歩き易い道だった。傾斜が緩すぎて、樹林が濃すぎるので山スキーには向かないと思う。峠の手前で山王帽子山の方向を示す立派な道標があったのでそれに従うが、その先はどう見ても藪。うっすら踏み跡は着いているが、それまでの高速道路状態の登山道と比較したらどう見ても廃道か藪にしか見えない。でもマーキングも着いていることだし方向もあっているだろうと思いしばらく進むと車道に出た。何と言うことはない、登山口へのショートカットだったのだ。地図をよく見れば、この藪道を使わなくても登山口に至ることはできたが、それはあくまでよく見れば、の話だった。始めから何だか騙された気分。車道を少し歩いて登山口に到着。脇に1台クルマが停まっていた。ここからは本格的な登山道で、傾斜がきつくなるが標高差は大したことはないので鼻歌交じりで歩ける。6時過ぎに山王帽子山に到着。風が抜けて涼しいが、樹林帯の中の山頂なので景色は良くない。スタートからここまで休憩なしだったのでここで座って少し休んでから出発。山王帽子山から先は一旦下ってから再度登る。下りも登りも大したことはないが、標高を上げるにつれてトンボの数が激増しだした。害のある虫ではないが、数が膨大なので見ていて気持ち悪い。というか、山の上は既に秋の雰囲気というのが正しいのだろう。再度登って小太郎山に到着。ようやくまともに景色が見られるポイントに出た。日光白根山はもちろん、近くの男体山や中禅寺湖も見える。眺望はかなり良い。ここでも座って小休止。この先は少し岩場になっていて、剣ヶ峰の名前が付けられていたが、少し緊張はするもののそれほど厳しくはなく、次のピークである太郎山に到着。ここまで数名の登山者を追い抜いてきたが、それ以外は全くの無人。貸し切りの山頂となった。先の小太郎でたっぷり休んでしまったので、ここではザックを背負ったまま写真を何枚か撮って先に進む。見える景色も小太郎とあまり代わり映えしなかった。先に花畑があると地図にあるので期待したが、花は全然なくてがっかりだった。ただ突然ぽっかり開いた空間が出てきたのは、分かっていたとは言え驚いた。メインイベントが終わりあとはひたすら下り、更に林道を歩いて戻るのみ。が、林道に出るまでの道は始めはかなり急だった。鎖はないものの所々にロープが張ってあり、なくても通過はできたが、何せ急傾斜なので気を抜けない。ここで怪我したらお盆休みにどこも行けなくなるので慎重に進む。急傾斜を下り切りなだらかな斜面に至ると登りの登山者とすれ違うようになる。クルマで来たのか電車とバスなのかは不明だが、自分とは反対方向で歩いているようだった。山頂から1.5時間かからず林道に出る。今日の山行はこれでほぼ終了。後は長い長い林道歩きが待っている。その前に座って最後の休憩。山中は案外暑くなくて、汗が滴るようなことはなかったが、この先の林道はどうか。基本的には下り基調なのは楽だし、樹林の影がほとんどだったので、ピーカンの中直射日光を受けて歩くようなところはほぼなかった。それでも駐車場までは約1.5時間の退屈な林道歩きだった。もし2回目があるなら、途中に自転車デポだな、と思った。また、以前は志津まで入れた林道は途中から一般車の進入ができなくなっていた。事情は色々あるので致し方ない。暑さが本格的になる前の10:25に光徳に戻る。既に気温は上がり暑いことは暑いが、木陰などは以外と涼しいし、そこで涼んでいる人は多くいた。夏の奥日光は初めてで、山行としてはもう少ししっかり歩きたかったが、案外涼しく快適だったので、また別の機会に別の山も訪問してみたい。
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