天城越は河津七滝から廃林道 チャリレコ★河津ー(下田街道・廃林道・天城山隧道)修善寺ー山伏峠ー熱海
- GPS
- 16:00
- 距離
- 75.9km
- 登り
- 1,901m
- 下り
- 1,858m
コースタイム
こんな日は海が近い天城山隧道が懐かしい。
北から降りる下田街道ではなく南の河津からスタート。
下田街道は上下線交通量が多いのですが、特に南からのアクセスは登りになるループ橋と、幾つかの登りトンネルがありクルマと絡むことが嫌いな私は避けてきた。
国道(下田街道)を外れて、天城山隧道に到達しようと思った。
行き:伊豆急行・今井浜海岸まで輪行
8:00今井浜海岸ー河津ー9:00河津七滝(かわづななたる)遊歩道ー河津本谷(廃)林道ー新天城トンネル手前の国道に合流ー12:00天城山隧道(旧天城トンネル)で休憩12:30ー13:20修善寺駅でお昼13:40ー14:45山伏峠ー16:00熱海駅
帰り:JR東・東海道本線熱海駅から輪行
天候 | 爽やかな初秋 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
帰り:JR東・東海道本線熱海駅から輪行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
河津本谷林道 河津七滝を登りきると突き当たる。踊子歩道の標識を無視し車止めゲートを越え、直進しワサビ田を過ぎると廃道化する。廃道は3km程続き国道の新天城トンネル200m手前で切れ降ちたので、道のない急斜面を自転車を担ぎ降り国道に合流した |
写真
装備
個人装備 |
ロードレーサー+SPD(歩ける自転車靴)
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感想
■伊豆の踊り子(川端康成)と裸文化
湯ヶ野にて小説の印象的な部分が文学碑というレリーフになっている
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ほの暗い湯殿の奥から、突然裸の女が走り出して来たかと思うと、脱衣場のとっぱなに川岸へ飛びおりそうな格好で立ち、両手を一ぱいに伸ばして何か叫んでいる。手拭もない真裸だ。それが踊子だった。若桐のように足のよく伸びた白い裸身を眺めて、私は心に清水を感じ、ほうっと深い息を吐いてから、ことこと笑った。子供なんだ。私たちを見つけ喜びで真裸のまま日の光の中に飛び出し、爪先きで背いっぱいに伸び上がるほどに子供なんだ。私は朗らかな喜びでことこと笑い続けた。頭がぬぐわれたように澄んで来た。微笑がいつまでもとまらなかった。
踊子の髪が豊か過ぎるので、十七八に見えていたのだ。その上娘盛りのように装わせてあるので、私はとんでもない思い違いをしていたのだ。
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この頃は電車内など公共の場で、乳児に乳を与える母も見かけなくなり、人のいる
シーンを撮影すれば肖像がどうのこうのと言われる時代にあたり
”手拭もない真裸だ” とストレートに突きつけられると、実に懐かしくまた新鮮な表現で、また”凶悪事件”もなく何か安心する時代だと思った。
■河津七滝を抜け踊子歩道を使わずに天城山隧道に行く計画
コースタイム欄に記したように”南側から天城に至るには、ループ橋やトンネルのクルマが五月蝿い・というか危険だ。よって林道を繋いでいくことにしたのだが。。
■そこは廃林道でした(^^;
その道は、当日に呼称を知った”河津本谷林道支線”であった。
踊子歩道を離れダブルトラックの”がれ場”にチャリを押していく(苦笑)のである。
■詰めて急傾斜の降り〜新トンネル手前の国道に合流
この廃林道は恐らく15年、クルマの進入を閉ざしている。
林道銘板によれば河津側から昭和後半から開削が始まっており、新天城トンネル直前では平成前半の開削。国道寸前で切れ落ちるアタマの悪い盲腸廃道であった(^^;
崖下に見える国道は高低差10m・距離にして20m先。チャリを担ぎ急傾斜を時に雷光形・時に杉を抱えながら降る。
そして降りれば降りるで、国道は石垣に囲まれた3mの高みにあり、その間に小さな渓流が流れている。。
渓流を遡上して国道によじ登る地点を探索する。。危険度的には渓流降りより登りは相当マシだ(^^
■新トンネルから天城山隧道への道
新天城トンネル(下田側)の直前・遂に国道に攀じ登った。
新トンネルを抜ければ修善寺は近いが、ここは敢えて旧道入り口まで一旦降りて、天城の石巻き隧道を目指すのである。
この天城山隧道の臨場は、、俳句と写真をご覧ください
■修善寺駅の椎茸蕎麦
修善寺駅・IzuLaのお手軽蕎麦も旅の目的。お勧めは椎茸蕎麦\450で今日は大盛り\550を頂きました。
伊豆の厚み椎茸と生蕎麦が大変よろしいのだ
■修善寺から東伊豆の海岸へ
伊豆のヘソ・修善寺から海へ出るには全てに峠越が伴うのであった。
今回、東伊豆・多賀(伊豆多賀駅)に抜ける道にも山伏峠(510m)が待っている。
峠が嫌なら北上し沼津から千本松原が唯一の平坦路だったりする。
■観魚洞隧道
伊豆に名隧道あり。その一は天城山隧道、二に鉄道の丹那トンネル、三に熱海の観魚洞隧道である(自社比)。新天城トンネル?? なんのこっちゃ
廃道の益々荒れて鹿の声 ほの香
白灯台どこに行くのか秋燕 ほの香
天城より狩野川かけて子持鮎 ほの香
新涼や滝をはなるる滝の音 ほの香
早稲の香や白き袖振る日向の子 ほの香
この道の悲しさに鳴け法師蝉 ほの香
天城山隧道に入る蝉の声 ほの香
月は星幾つ吐き出し去来の忌 ほの香
道祖に呼ばれかなゝの峠道 ほの香
修善寺の厚き椎茸走り蕎麦 ほの香
関連する記録
チャリレコ ★天城越え&東伊豆を走るナリ!!(函南・修善寺・天城山隧道・河津・伊東・熱海) 2017年08月13日(日)
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チャリレコ ★ちょいヤバ?東伊豆は強風なり(函南・修善寺・天城山隧道・河津・城ケ崎・伊東) 2017年01月22日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1050937.html
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