八海山（八ツ峰、入道岳）屏風道 新開道

2018年08月25日(土) [日帰り]

• GPS: 08:29
• 距離: 10.7km
• 登り: 1,516m
• 下り: 1,510m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:15
• 休憩: 1:15
• 合計: 8:30

距離 10.7km 登り 1,516m 下り 1,518m

5:30 屏風道、新開道２合目登山口
6:20 6:30 清滝小屋跡（水場）
7:00 五合目
8:00 8:05 七合目（ノゾキの松）
9:00 9:15 千本檜小屋
9:25 地蔵岳
9:30 不動岳
9:45 七曜岳（五大岳）
9:45 白河岳
10:00 釈迦岳（白川岳）
10:10 摩利支岳
10:20 10:40 大日岳
10:50 八ツ峰迂回路分岐
11:10 11:20 入道岳
11:35 八ツ峰迂回路分岐
11:50 千本檜小屋、新道、五竜岳分岐
13:15 13:30 稲荷社（稲荷清水）
14:00 屏風道、新開道２合目登山口

※八ツ峰のピークは僕なりの解釈です。剣ヶ峰はどこなのかやっぱり分からず
15:00 道の駅ゆのたに
15:30 ゆーパーク薬師
22:00 帰宅

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八海山の屏風道の登山口へは関越道の六日町ICから20分程です。今回は前日に湯沢の健康ランドに入って仮眠、そこからだと40分程度になります。
駐車場は10台程度の小さ目のスペースでトイレ等はありません。屏風道に入ってすぐに沢があるので下山後はそこでさっぱり出来ます。
今回朝5時程度に駐車場に着いた時点では他に車は一台のみ。下山してくると4台。ガラガラでした。

コース状況／危険箇所等

鎖の多さ・激しさときたら他にあまり類を見ないコースです。鎖自体はどれもしっかりしていると感じましたし、湿っていない限りは登りにくい・降りにくいような箇所は案外ありません。ただ、かなり長いものもあるのでかなりの高度感がある箇所もあります。個人的には新開道の降り始めあたりが割と草ボーボーで、トラバースみたいになる箇所がちらほらあってここが一番やっかいに感じました。
また稜線上ではトンボが大量にいるだけなのですが、新開道の樹林帯ではちょいちょいアブがまとわりついてきます。チクッとされるので要注意。
なお手元の地図上にはいくらかの水場があることになっているのですが、結局今回利用できるものはありませんでした。

その他周辺情報

今回はゆーパーク薬師へ。650円です。登山口駐車場からは30分ぐらいで、露天風呂・サウナ付き、かなり快適でした。

写真

8/25 5:30

朝の八海山。小屋〜入道岳まで全部見えてました

8/25 5:33

入道岳の位置づけがよく分かる案内図。
屏風道は下山禁止です。いや下山に使ったら絶対後悔すると思うのでほんとにやめておいた方がいいですね

8/25 5:51

天気大丈夫かな。。

8/25 6:22

割とすぐに4合目の水場に到着します。沢水そのもの。
小屋は荒廃が進んでいるので使えないです。避難は出来ると思いますが

8/25 6:40

小屋から少し行くと鎖場が始まります。それはもう延々と・・・

8/25 7:19

少し小雨がぱらつきました。あんまり雨で濡れるとこのコース厳しいんですが・・・大丈夫かな

8/25 7:19

樹と岩。登山道は中央少し右の下のあたりに

8/25 7:34

天気がちょっと回復！見事な虹が出ました

8/25 7:42

まぶしい

8/25 8:00

七合目。八ツ峰が背景ですが、この御方はどなた・・・

8/25 8:05

これは・・・ツリガネニンジン？

8/25 8:42

越後の山々が美しいです。屏風道は鎖に夢中になりがちですけど展望もとても良い

8/25 8:48

相変わらず鎖は容赦が無いです。印象としては急坂過ぎて鎖が補助に出てくる感じ。なので息切れもします

8/25 8:51

千本檜小屋が見えてくると鎖は終了。ラストは地味な登りになります。itoitoxさんいわくここが一番しんどかったとのこと

8/25 9:02

千本檜小屋からはいよいよ八ツ峰縦走です。空はどんより

8/25 9:03

越後駒ヶ岳はすっきりせず。それにしても迫力満点ですねー

8/25 9:19

千本檜小屋と薬師岳。後ろ、日本海のあたりのキレイな形した山は米山かな

8/25 9:27

また少し鎖を登って縦走路とは逆方向に行くと地蔵岳

8/25 9:30

すぐに不動岳にも着きます。看板の「転落すれば助かりません」はゾッとしますね。気を引き締めていきます

8/25 9:32

すんごいところ歩いてる

8/25 9:40

不動岳。側面に垂れる鎖、あんなところ降りたのかーってなんか感慨深い

8/25 9:45

五大岳！と言われてもそんな名前のピークは無いはずですよね。調べる限りではここが七曜岳なのだと思います

8/25 9:52

けっこう超えてきた

8/25 9:55

おそらく白河岳

8/25 9:55

奥に入道岳が見えてきました。天気大丈夫かなー

8/25 9:57

よく見るとハシゴ

8/25 9:57

ここもまた悩みポイント「白川岳」。白「河」岳じゃないの？さっきのピークは？調べる限りではここが釈迦岳になるようです

8/25 10:07

やっぱり歩いてきたって感じでは無いですね。超えてきた

8/25 10:09

摩利支岳。
登山者には聞き慣れた名前ですよね。摩利支天様は女神。圧倒的武士人気。ひどい理解

8/25 10:13

南魚沼ですかね。ほんとキレイ

8/25 10:17

越後駒ヶ岳側。あの沢は・・・なんだろう。雪渓が残ってますね

8/25 10:19

怖いハシゴを登ると大日岳です

8/25 10:19

入道岳はまだガスってなさそう。そしてこの御方はどなた・・・。
色々お供えがありました。中には日本酒「八海山」も。流石

8/25 10:39

大日岳からの下りは2本の鎖場になります。ここは特に長くて大変な高度感があります

8/25 10:42

すごいところ降りてるように見える。いや実際すごいところです

8/25 10:49

大日岳を降りてしまえばあとは比較的ゆるい稜線歩きで入道岳です

8/25 11:08

入道岳に到着！ものすごい量のトンボがお出迎え。残念ながらガスってしまい展望はお預け

8/25 11:35

戻ります。ただガスってるだけではあるんですけど、なんかこの光景は神秘的。八海山！

8/25 11:41

大日岳の手前から迂回路へ

8/25 11:48

噂の大変な迂回路。ピークは迂回出来るけど楽だとは言っていない、という感じ

8/25 11:51

迂回路を少し行くと新開道への分岐に着きます

8/25 11:57

新開道降り始めは全く油断出来ません

8/25 12:01

とても長い鎖。実際鎖が無いと降りるの厳しそうです

8/25 12:51

八ツ峰はガスってますね。空は青い部分もあるんですが

8/25 13:16

稲荷清水。少し行くと水場があるんですが、ぽつ、ぽつ、という程度でほぼ使えません。暑くてしんどかったので残念

8/25 13:53

山火事用心、まで降りてくるとほぼ帰還です

8/25 14:02

帰還。全然車は増えていませんでした

撮影機器：

ILCE-6000 SONY

TG-870 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料(1.5L) 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ

感想

moono

続・itoitoxさんと険しい山に行こう、ということで今度は大試練、八海山へ。このコースは去年に僕とnkitajimさんで訪れて、これは大変！とびっくりしたコースでした。itoitoxさんもびっくりしてくれたようで何よりです！
今回はなんと言っても天気が怪しかったです。割と不安があったのですが、結局は下山時までほぼ降られず、むしろ暑くて暑くて、今シーズンたぶん一番暑い登山になったかなーと。それはともかく、危なっかしい箇所がもっと危なっかしくなるようなことは無くて良かったです。しかし下山して30分後ぐらいに夕立のような豪雨。ギリギリ過ぎた。。

屏風道は間違いなく大変なんですけど、2つ程メリットもあると思っていて、まず1つ目は、メインのロープウェイ側から来る方々より早くに八ツ峰に入ることも可能な点。今回通して2組の方にしかあわず、鎖場の連続するこのコースだと渋滞しがちだと思いますのでちょっと良いと思います。いやこれは大崎口とかから来ても良いわけですが・・・
そして2つ目、ここ登っていると八海山が神聖化されると言うか「ただごとじゃない山」ってイメージになるんですよね。実際様々な信仰の産物と思われるものも見られて、もうほんとに僕の中では試練の山・神の山ってイメージで固まっていて、登れた時の達成感がとても大きい！八海山は半端じゃない山！

それにしても去年も展望はあまり得られず、そして今回もちょっと足りない感じですから、僕の中では八海山の展望はもはや憧れのものになってきています。まず間違いなくまた来る！でもメリットあげといてあれですけど、今度は行ったことないロープウェイを利用する方から来てみようかな。いや屏風道が大変だからとかじゃなくてですね・・・