北横岳-縞枯山 〜暖かい鍋を完食して北横岳ヒュッテに泊まる
- GPS
- 20:04
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 430m
- 下り
- 517m
コースタイム
18日: 北横岳ヒュッテ8:10 - 8:50縞枯山荘 - 9:25縞枯山 - 9:40展望台 - 10:15五辻 - 10:40山頂駅
※ GPSの最初15分ほどの部分は信号取得が不調だったのでデータは途中から始まっている
天候 | 17日: 快晴 18日: 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ピラタスロープウェイ: 片道 900円 往復 1,800円 バスの情報はこちらから → http://www.alpico.co.jp/suwabus/bus/ 列車との接続はよくないので十分調べることを勧める |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況: (坪庭〜北横ヒュッテ)多いところで積雪20-30cm 登りはアイゼンなくても可 下りはあると安心 (ヒュッテ〜頂上)やや急なのでアイゼンがあると安心 (雨池峠〜縞枯山)急登が続くので特に下りではアイゼンが欲しい (縞枯山〜五辻)茶臼山との分岐から暫くは風でトレースが消えかかっている場所があるので注意 ■入浴: 車がない場合は選択肢が少ない バス路線沿いでは「親湯」「小斉の湯」など |
写真
感想
ようやく北横岳に雪が積んだというので晴れの週末に出かけることにした。
八王子に向かっていると、小田急で踏切事故があり電車が止まってしまう。
日程の挽回策を考えながら1時間待ちでタクシーを拾い、何とか乗り込んだ「あずさ」は既に予定より2時間遅い列車。
茅野駅で出発するバスを待っていると日没に間に合わないので、ここでもタクシーを拾ってロープウェイの駅まで急ぐ。
快晴で真っ白な南八ッも良く見えているが、山頂駅付近はまだまだ雪が少ない。
どんどん下りてくる日帰り登山者とすれ違いながら登って行く。
北横ヒュッテには3時前に到着し、撮影の準備を整えて日が暮れ始めた頂上へ向かう。
遅い時間なので頂上に一般登山者の数は少なく、撮影目的の人がざっと10人以上いて三脚が並んでいる。
気温は-13℃程度と聞いたが、いつもどおり風が強く体感温度は-20℃に近いだろうか。
周囲を見まわすとやはり雪の量が少なめで、蓼科山なども少し黒々としている。
多くの人は夕陽に染まることを期待して南八ッ方向を狙っているが、上空にだんだん雲が流れて来て赤岳や阿弥陀岳には日が当るか微妙なところ。
蓼科山方面の山腹の木々に良い具合に光線が射しこんでいるところがあったので、そこが染まるのを待つことにする。
待っていると常に吹きつける強風で体温が奪われ、露出している顔面だけでなくグローブをしている指先や足のつま先も強烈に痛くなってくる。
バラクラバを鼻まで上げると、昇ってくる吐息で曇った眼鏡がそのまま凍りついてしまう。
それでもじっと待って、いよいよ太陽が西の山の端に近づいてくる。
ところがそこに雲が湧いて、期待したほどには色がつかなかった。
満たされない感じだが、もう寒さを我慢できないので日が沈んだところですぐに機材を片付けて小屋へ下りる。
この日ヒュッテの宿泊客は30名位。常連らしいグループ客や写真のグループなどが数組。
夕食は鍋で、自分を含め単独客4人と1組の夫婦連れの6人で一つの鍋をつつくことになった。
最初は遠慮がちだったが、ほぼ全員登山経験が浅いことや半数が撮影目的なことなどを話題に次第に盛り上がる。
最後は隣のテーブルで食べきれなかった野菜を引き受け、締めのうどんをおかわりした上に、スープまで全部残さず完食して小屋の主を嬉し泣きさせた。
去年泊まった時は馬肉のすき焼きだったが、いずれにせよ、知らない者同士も会話が弾む良いアイデアだと思う。
夕食後に外へ出てみると東からオリオン座が上がって来たところで、ほかの星も寒い空に沢山輝いていたが、すぐに雲が出始めた。
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次の日は夜明け前に外を覗くと完全にガスの中。小屋主も「今日はだめだ」というので二度寝。
朝食後、少しゆっくりめに小屋を出る。
ガス気味で細雪もちらつく中、縞枯山方面へ。
雨池峠で道を分けて縞枯山頂への急登を詰める。
途中で一度息を整えて30分ほどで頂上に達するが展望はなし。
そのまま展望台を経由して茶臼山の方向へ進む。
展望台でももちろん展望はまったくないので、茶臼山はパスして分岐を五辻へ向けて下りる。
五辻への道では風が強いのかトレースが吹き消されている部分があるが、GPSと照らし合わせてルートを確保。
五辻はロープウェイの駅よりも100mほど標高が低いので積雪が少ない。
ここからだらだらと登り返して行くと、南の方は青空がのぞき始めた。
11時のロープウェイから11時35分発の茅野駅行きのバスに乗り継ぐが、駅到着と同時に新宿行きのあずさが出発。
また1時間待つことになってしまったが、この間に駅前の蕎麦屋でお昼。
その後は列車の接続が順調にいって、思ったより早く帰宅することができた。
twitterに呟かれた往路の時間挽回策を、手に汗握る思いで拝見していました。
無事に山行を楽しまれた様子が記録されたヤマレコに触れて、感慨も一入です。
北横岳も北峰で迎えられた夕刻の写真も堪能しました。ありがとうございます。
この時期の北八ヶ岳は、やはり相当な寒さを覚悟しないといけないようですね。
ヤマレコを始める前から通っている山域ですが、最近は無雪期に偏っています。
ぜひ機会を見つけて出かけたいと思います。記録を参考にさせていただきます。
安全で楽しい山行をお祈りしています。
Rheingoldさん、応援頂きありがとうございました。
茅野からのタクシー代8,000円は痛い出費でした…。
でも次の日は悪天候でしたから、この日の夕景を見れたのは不幸中の幸いでした。
一月になると雪も増えてさらにきれいだと思いますよ。ぜひお出かけください
同じテーブルで一緒に鍋をつついたpanda_goroと申します。
その節は、ありがとうございました。
山レコは、ずーっとROM状態だったのですが、写真をアップしたとおっしゃってたので、検索してみました。記事をみつけて、嬉しかったです
翌日はたくさん歩かれたのですね〜
私は9時前に出発し、ガスっていたので、あまり歩かず10時にはロープウェーに乗っていました。
1日目が晴れてて、よかったですね。
またどこかの山でお会いしましょう〜
panda_goroさん、こんにちは。
こちらこそお世話になりました。
「岳」は小屋にあった分、全部読み終えましたか?
二日目は天気が悪かったのですが勿体ないと思ったので少し歩いて帰りました。
また何処かでお会いしましょう
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