塩見岳（鳥倉からピストン）

2018年08月27日(月) [日帰り]

• GPS: 10:50
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,197m
• 下り: 2,190m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:38
• 休憩: 1:12
• 合計: 10:50

距離 24.6km 登り 2,199m 下り 2,203m

3:43 スタート地点
4:14 4:15 鳥倉林道登山口
4:48 4:49 豊口山のコル
5:15 5:16 ほとけの清水
5:35 5:36 塩川・鳥倉ルート合流点
5:52 6:16 三伏峠小屋
6:27 6:28 三伏山
7:03 7:04 本谷山
8:49 8:51 塩見岳
8:55 8:58 塩見岳東峰
8:59 9:31 塩見岳
10:13 塩見小屋
11:12 11:15 本谷山
11:53 三伏山
12:04 三伏峠小屋
12:17 12:18 塩川・鳥倉ルート合流点
12:38 ほとけの清水
13:13 豊口山のコル
13:53 13:54 鳥倉林道登山口
14:33 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉登山口駐車スペース利用（トイレあり）
前日（日曜日）夜9時着で約7割の駐車、下山時はほぼ満車で路肩や第2に溢れていました。
ナビは「鳥倉登山口」では探せないので「鳥ヶ池キャンプ場」が参考になります。

コース状況／危険箇所等

コース全般に表示、テープは明瞭。スタートから2時間はヘッデン歩きでしたが全く迷うようなことはありませんでした。
鳥倉登山口から三伏峠までにいくつかある丸木で組まれたハシゴや階段はやや歩きにくいです（特に下り）。雨天時など木が濡れている時は慎重に歩かれた方がいいと思われます。

写真

8/27 3:45

駐車場脇にある看板
地図上の「鳥倉登山口」はここから約3km歩いた先です。

8/27 4:25

登山道に入ると間もなく荒まれる表示。10分割してくれてあるので目安になります。

8/27 4:44

きれいな姿の花を見つけたのでヘッデンの明かりながらパチリ。これは・・・オダマキ？

8/27 5:16

丸木で組まれたハシゴや階段がいくつか出てきます。下りでは特に慎重に。

8/27 5:38

明るくなってきました。シラビソの間を進みます。気持ちいい〜

8/27 5:51

ふむふむ
1、2、3・・・

8/27 5:53

・・・235。
見事な短足(笑)

8/27 5:54

ここで一休み、朝食にしました。

8/27 6:20

三伏峠小屋のテント場
塩見小屋では幕営ができないのでテント泊はここだけになるそうです。

8/27 6:21

案内、表示は明瞭、丁寧です。

8/27 6:26

三伏山まで登っていく途中で視界が開けました。
安平路山、越百山、南駒ヶ岳、空木岳、宝剣岳、木曽駒ヶ岳・・・中央アルプスの峰々を一望。

8/27 6:27

三伏山登頂
この瞬間に目指す塩見岳が姿を現します。

8/27 6:27

このあと越えていく本谷山とその向こうに仙丈ヶ岳

8/27 6:28

塩見岳の北西側からグルリと回り込んでいくルートがよく判ります。奥は白峰三山。

8/27 6:30

ナナカマドの実が朝陽を受けて光っています。

8/27 6:44

深田久弥言うところの「漆黒の鉄の兜」。なるほど、そんな感じもしますね。

8/27 6:46

ウメバチソウ

8/27 6:49

ヤマハハコ

8/27 6:54

ミネウスユキソウ

8/27 7:03

本谷山
大人数の団体さんが休憩を取っていました。

8/27 7:16

陽が昇ってきました。青空がうれしい！

8/27 7:31

このあたりは苔の表情も。静かな林道です。

8/27 7:43

私の住む諏訪と伊那弁は少し違いますが、ニュアンスも全部わかります。

8/27 7:44

水を渡っていく部分も。涼しさを感じます。

8/27 7:44

木々の緑、苔の表情、そして柔らかな日差し。「リフレッシュ」にはうってつけでした。

8/27 7:49

このあたりから傾斜はやや急に。

8/27 7:57

うん、わかった

8/27 8:00

こういう岩場は結構好きなので、頑張って登ります。

8/27 8:01

8/27 8:03

がんばったので、下の看板からは20分くらいでした。

8/27 8:04

背の高いハイマツ帯を進むと・・・

8/27 8:05

いよいよ塩見岳へ。手前の天狗岩を越えて頂上へ向かいます。

8/27 8:06

【虫情報】
塩見小屋を過ぎたハイマツ帯から岩稜帯への取り付きくらいまでの一帯に、すごい数の虫が飛んでいました（虫の種類は不明）。刺すような虫ではありませんがまるで黄砂か粉塵かというくらいの勢いで辺りを覆っていました。私はなるべく息を止めて通過しましたが、気になる方は防虫ネットなど用意された方がいいかもしれません。

8/27 8:27

この辺りから岩稜帯
ヘルメットとグローブを装着します。

8/27 8:30

この時点では頂上はまだ見えていません。そして東側の絶景もまだ見えていません。

8/27 8:42

トウヤクリンドウ

8/27 8:55

塩見岳（東峰）登頂です。

8/27 8:53

この絶景ですよ！！

8/27 9:02

西峰へ戻って
横浜から来られたソロ女性に撮っていただきました。三伏峠でテント泊して来られた彼女は今日は熊ノ平小屋まで、そして明日は仙丈ヶ岳まで歩かれるのだそうです。すばらしい稜線歩きになりますね。

8/27 9:13

3週間前に歩いた北岳、間ノ岳とはこの稜線で繋がっているんですね。

8/27 9:13

北岳と間ノ岳

8/27 9:13

農鳥岳まで含めた白峰三山

8/27 9:13

こちらは仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳

8/27 9:45

素晴らしい眺望を堪能しました。では下山しましょう。手前の天狗岩を越えて。

8/27 9:56

岩が赤いのはかつて海中にいたプランクトンの化石（海が隆起してできた証拠）だと、以前にTVで観ました。

8/27 9:57

8/27 10:11

青空と飛行機雲と塩見岳

8/27 10:47

ナナカマドの向こうに塩見岳。下山時に見るのは朝の表情とはまた違いますね。

8/27 11:21

登山口に「このあたりは高山蝶を保護している」と表示がありました。途中でこんな蝶に出会いました。
（家に帰って調べたら）キベリタテハ

8/27 11:31

マツムシソウ

8/27 11:50

8/27 12:09

帰りもやってみたけど・・・236歩。
安定した歩幅、というかやっぱ短足(笑)。

8/27 12:24

エゾシオガマ

8/27 12:38

小屋を除くと唯一の水場。登りも下りもしっかり補充させてもらいました。南アルプスの水はやっぱりおいしい〜！

8/27 12:41

ゴゼンタチバナ

8/27 12:48

8/27 12:56

ダイモンジソウ
本当に「大」の字ですね。

8/27 12:58

アキノキリンソウ

8/27 13:08

サラシナショウマはこんな風に咲いていくんですね。

8/27 13:09

サラシナショウマいっぱい。

8/27 13:09

キツリフネ

8/27 13:20

8/27 13:42

ヨツバヒヨドリ

8/27 13:47

8/27 13:49

山道から登山口（バス停）へ出る直前にアサギマダラがいっぱい飛んでいました。

8/27 13:56

登山口で再びキベリタテハ
この蝶は私のズボンにとまってくれたのですが、カメラを出そうとしたら飛んでいってしまいました。

8/27 14:14

クサボタン

8/27 14:16

8/27 14:25

8/27 14:25

これも高山蝶
ヒョウモンチョウ

8/27 14:34

無事に駐車場まで戻ってきました。お疲れさまでした。

撮影機器：

Canon IXY 120 Canon

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス カメラ ヘルメット

感想

yoisa

貴重な平日休み（リフレッシュ休暇）、先日の槍・穂高に加えてもう1座どこかに登りたいなと天気予報とにらめっこ。どうやら北よりも南の方が天気が良さそう・・・ということで以前から日帰りで歩いてみたかった塩見岳へ行ってきました。

平日（月曜日）だというのに駐車場はいっぱい、さらに平日だというのに多くの下山者とすれ違います。中にはトレランさんもいらっしゃいましたが、多くはご年配のご夫婦やグループ、そしてツアーと思われる団体さんとも何組かすれ違いました。
歩いてみて感じましたが、
・「三伏峠小屋」「塩見小屋」とちょうどいい間隔で小屋があり、休憩（トイレ）や宿泊プランが組みやすい。
・全体に危険個所がなく、時間さえかければ誰でも登れる。
・「百名山」のブランド
で特にご年配に人気なのだろうと思いました。

山頂に到達すると、絶景の富士山が迎えてくれました。そして周囲に見渡す山々。
甲斐駒ヶ岳や北岳、間ノ岳・・・今年登った山々に峰がつながり、ここが大きな赤石山脈であることを教えてくれます。普段諏訪側（北杜側）から見ている南アルプスとはまったく違う風景に、山脈の奥深さを感じました。

無事に下山、2時間半かけて自宅へ。このヤマレコ記事をアップしてリフレッシュ休暇は終了です。休暇中はいい山行が2つできました。
さぁ、明日からは仕事もがんばろう！そして次回の山行も楽しもう！