十勝岳
- GPS
- 04:08
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,132m
- 下り
- 1,130m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:08
天候 | 曇のち雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ガスの中でもルート明瞭。山頂から昭和噴火口までの下りの傾斜道で、浮石に注意。 |
写真
感想
百名山97座目。三日間の北海道の山旅も最終日となってしまいました。前の日の天気予報では、晴れと聞いていたので、望岳台で朝を迎えた時の雨には、さすがにテンションが下がりました。昨晩、20時過ぎに望岳台に到着した時には、ガスで駐車スペースが分からないくらいで、朝目覚めて自分が駐車した位置が防災シェルターの前で、登山口から一番遠いところだと分かりました。当初、朝の出発を6時と決めていましたが、雨が上がるのを待つことにしました。7時を過ぎて、雨が上がり、意を決してガスが巻く中、出発しました。駐車場は7割方埋まっていた感じでした。望岳台から避難小屋までは朝一番ということもあり、ダラダラした傾斜道がボディブローのようにきいてきます。ガスで前後が不明瞭でしたが、それにしても登山者と出会わないのが不思議でした。かなりの人が、車中で様子を見ていたようです。避難小屋を過ぎると、傾斜が一気に増してきます。途中、一瞬ガスが切れ、前方に太陽が覗きました。数えると、前方に5人の登山者がいたのですが、やはり駐車場の台数の割には登山者が少ない感じでした。太陽は数分で雲に隠れてしまい、再びガスの中の山歩きとなりました。昭和噴火口の分岐を過ぎると、二人連れの登山者が下山してきました。この噴火口からは、まるで月の世界を歩いているようなモノクロの世界が続きます。すーっとガスが引くと火口の焼けただれた開口部が広がり地獄絵図の様相が広がりました。ガスで遠方の視界が利かない中、石のゴロゴロした傾斜道を上り詰めます。山頂までの距離感が全く分からないまま、ひたすら修行僧のように、無心で山頂を目指しました。上空に一部青空が広がり、ガスの中に一筋の光が射してきました。太陽がかすかに浮かび上がり、パッと視界が開けた先に山頂標識が飛び込んできました。山頂は、大きな石に囲まれた小さなテラスで、7人ほどの登山者が登頂してました。上空はすっかり青空が広がっていましたが、眼下は雲で周囲の山並みは目視できませんでした。あまりに風が強く、寒さもハンパなかったので、直ぐに下山しました。下山は、転げ落ちるように足が前に運び、あっという間の望岳台でした。途中、ガスが引いて、火口付近の稜線が浮かび上がりましたが、すぐにガスに巻かれて何も見えなくなってしまいました。望岳台の駐車場も土曜日の割には、余裕があったようです。下山後は、吹上温泉に立ち寄りました。ネットで吹上温泉の評判を見ていましたので、是非ともとの思いでした。広めの駐車場から公園風のアプローチを進むと、森の中に露天風呂が広がっていました。無料の公営温泉で、受付棟もありません。露天風呂を尻目に屋外に無造作に敷かれたスノコの上で服を脱ぎ、入浴します。少しぬる目のお湯で長く浸かっていられます。ここ、混浴だそうですが、女性が入るにはかなり勇気がいると思います。この時(12時頃)には男性が8人くらい入浴してました。
コメント
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望岳台から十勝岳山頂までしっかりした登山靴ではなく、トレランシューズでも登れますか?
全く問題ないと思います。
山頂直下から昭和噴火口までの間に浮石が結構ありましたが、足場を選べば一気に駆け下りられるかと思います。
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