中伊豆稜線作業道(仮称)
- GPS
- 15:15
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 1,702m
- 下り
- 1,150m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 7:09
07:45 修善寺
08:49 取り付き(名勝 法眼坂の近く)
09:45 P333
10:06 △370.2(点名:上白岩村)
10:33 仮称(奥野峠)
11:35 P505
11:50 林道
12:21 古い道標
13:22 △607.9(点名:天主山) 14:00
14:25 仮称(矢熊峠)
14:42 P516
15:21 P463分岐
XX:XX 仮称(田沢峠)
15:50 キャンプ地 06:30
12月31日
06:42 旧国士越?
06:56 林道国士越(名勝 国士峠)
07:00 △522.9(点名:市山村)
07:17 旧国士越?
07:57 P642
08:09 林道
09:24 P894
10:03 林道
10:50 P1156
10:59 林道
11:17 白田峠
12:02 八丁池
12:06 下り御幸歩道入口
13:09 本谷林道
13:27 水生地
13:40 水生地下バス停
天候 | 12月30日 晴れ 12月31日 曇り一時にわか雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
自転車
小田原-熱海-三島 650円(JR) 三島-修善寺 500円(伊豆箱根鉄道、駿豆線) 水生地下-河津 900円(東海バス) 河津-熱海-小田原 1980円(伊豆急行・JR) 小田原-町田 570円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※このルートは登山道ではありません 一部に私有地を含む可能性があります。 中伊豆温泉病院から梅木へ向かう道の途中から取付ますが、尾根に出るまでススキの藪が激しいです。 P505を下ると、一度林道に出ますが、そこから適当な尾根に登り返すと△607.9に向かうところがわかりにくい P463分岐のところは、境界線の通りに進まずに少しショートカットする P1156から下って白田峠まで林道(歩道)あり |
写真
感想
今年最後はどこへ行こうか悩む。伊豆半島の残り部分もあと少しだが、そこは日帰りで行けそう・・・泊りで行けるところはないかと地図を眺める。あった!修善寺の東、枦島(うつぎじま)あたりから南に伸びる長大な尾根が!国士越を過ぎ、天城山脈まで続いている。登山道印はほとんどないが、中伊豆町、湯ヶ島町の境界尾根になっている部分には、境界標があると思われる。こころは決まった。
電車で三島近くまで来ると朝日に赤く染まる富士山が美しいが、電車の中では誰も気に留めない様子(笑)
修善寺まで電車で行き、駅から歩き始める。中伊豆温泉病院までバスがあるらしいが、特に気にも留めず歩いた。案の定、途中でバスに抜かれる(笑)。中伊豆温泉病院の手前の小川橋?でどっちへ行くか迷う。
私の持っている古い5万の修善寺では、取り付く稜線の所まで道がない、橋を渡って関野まで行って田んぼを通って枦島の発電所マークの所まで戻ってくるか?、橋の交差点の所に、小さな梅木方面を示す道標があったので、それで行けるかも?と思いそれを進むことにする。予想どうり尾根の先端へ向かって道は登って行く。
ちょうど尾根の角付近に名勝、法眼坂?という朽ちた木柱が落ちていたあたりのそばに山へ向かう細い道の痕跡があったのでそれを登る。
道に入ってすぐのところに、ワナがあるので注意してくださいという、張り紙が木に着けてあった。ということは入山OKの証(笑)どんどん進むが、すぐにヤブで、なかなか進めなくなる。ススキの枯れ草が、下に向かって倒れこみ、行く手を阻んでいる。かき分け、踏み越えて行くがなかなか進まない。一息入れて、ここで上着、セーターを脱いで軍手を付ける。振り返って写真を撮る
富士山には、やや雲がかかる。再びヤブを登る。もうひと踏ん張りというところで、斜面が緩くなりヤブも消えた。
平らな小さなピークは333だろうか、とくに目印はない。歩きやすい尾根を進む。次の三角点370.2も、とりわけ顕著なピークではないが、少しゴミが目立つ
南へ向かって進む。遠くに小屋らしきものが見えてくる、農業作業小屋か?と思ったが、一風変わった、船の装備品を収集したと思われる
浮き輪とか、・・・小屋の周りにたくさんある。一瞬、誰か住んでいるのか?とも思ったが、しばらく使ってない様子。東側斜面には林道が
上がって来ていて、ここまで舗装されていたが、車の通ったようすもしばらく無いようだった。梅木から登ってくる林道だろうか。ここは
どう見ても私有地と思われる。この民家跡を過ぎると、黄色の円柱の境界標が少し早い気もするが、出てきた。
途中、奥野からだろうかと思われる細い道を過ぎる、峠状のところ、ススキの草原と桜の木が点在する場所。春には桜が綺麗に咲くのだろうか、桜峠とも名付けたいところ。
P505の登りだろうか、古い道の痕跡と不自然に多い小石の集合体は、石垣の跡かとも思う、山城か、砦でもあったのかとも。
P505を急に下ると林道に降り立つ。一瞬、居場所が行方不明・・・一つの尾根を強引に登って行く。あとで国土地理院web地図を見るとどうやら下り過ぎたらしい。
登り返して峠状の平たんな場所、鹿の水飲み場?周りは植林で見通しがきかない・・・南へ進んでみると、古い石の道標があった、日向道、雲金道と書いてある。日向地区は逆方向なので、雲金道方向へ行ってみるが、どんどん下ってしまうので、引き返す。先ほどの鹿の水飲み場あたりから、西へ進んで良く見えない、鞍部状の所を目指して登ってみると、その先に尾根が半円状に見え、その最高点が△607.9と思われた。鞍部は日当たりも良く、一休みした。出発してから、何も食べてなかった。はたして、その半円状の尾根を登ると、やはり三角点はあった。しかも周りを木に囲まれ三角点の周りだけが広く、休むのにはちょうどよく、ぽかぽか暖かいので、ゆっくり休んだ。そのあと最初、南東、そして南西へ下るとP516が見えてくる
下ったところに林道があるはずだ。電線と電柱が見える。前回のような、墜落は避けたい(苦笑)慎重に道路に降りる、というかピンクテープが付いてた・・・
峠を少し下がったところに出たので車道を数メートル登ると、峠の所に地蔵があった。そこから反対斜面に取り付く。P516と思われる場所から先ほどの△607.9
らしき山が木々の隙間から見える南西、そして南へ、P463のある尾根の分岐あたり、境界線は尾根まで忠実に西へ向かうが、踏み跡(それほどはっきりしたものでもないが)は少しショートカットし谷へ下る。斜めに尾根に登り返して行く。もうすぐ国士越まで1Km位、小さなコブをいくつか超えると陽が傾きかけ、本日の行程を終える、少し夕陽の当たる小ピークにテントを張る。(つづく)
夜は月明かりと星も多少見えていたが、朝起きてみると曇っていた。6:30ころ出発、曇っているので朝日の昇るのは確認できなかった。ヘッドランプを持ちながら進む。緩やかに登り、古い石碑か、地蔵とも判別がつかない遺構のある場所に着く。昔の国士越の場所だろうか。真っ直ぐ進むと下っているので、引き返して東向きに進路を取ると登り傾向になった。さらに進むと車道が見えてきた。木柱に名勝、国士峠と書いてある。誰かの歌碑だろうか?もある。その横を登って行く。ちょっと登ると△522.9があった。まだ車道が左右に見えている場所だ。ここを過ぎるとほぼ植林帯の中を進む、次のP642は判然としない杉の林の中。緩い斜面を進むと、森林管理署の地図がクリアファイルに入って落ちていた。この場所とは関係ない熱海付近の地図だ。一度林道に出る。伐採した材木を整然と並べた山をいくつも作ってある。
このあたりの作業道の目線の高さあたりに白いペンキで道を示している様子。急な登りを過ぎると、また林道に出た。林道の右方面(南側)は広大な地域が伐採されていて小さな苗木が植えられている。道を越えて、稜線を忠実にたどるが、この辺は道がほぼ消滅していて歩きにくい。また枯れた笹藪になっていて歩くとポキポキと折れたり、足に当たって痛い。少し下ってから、登り返し、斜度を増していくと顕著な尾根になってくる。途中、下るような足音の2足歩行風の音が聞こえたので、誰か歩いているのかと思い、歩を止めてみたが、わからなかった。この尾根を登りきると、P1156のピークに出る。特に何もないところ、木にピンクテープが付いている。植林の尾根を緩く下ったところに小さな道標が木に止めてあった。筏場林道、白田峠を示している。道があるとは思ってなかったので尾根伝いに行くつもりだったが、道があるならそれを進んだ方が楽だ。ほとんど踏破終了も同然の
位置まで来たことを実感する。この付近から上はブナの原生林が残っていて気持ちがいい。しかし今まで歩いて来た長さに比べれば、本来の森林が残っているのはほんのちょっとの部分に過ぎないので、複雑な気分だ。しかしここのブナ林は良い。尾根を巻きながら進むと白田峠の登山道に出た。ちょうどベンチが2つある場所。峠まで少し進んで写真を撮り、戻ってベンチのところで一息入れる。ベンチは薄く雪が積もっているのを払って座ったが少し冷たい。朝、沸かしたお湯のお茶を飲み、八丁池方面へ進む。登山道だけに白く雪が付いていて足跡は数人ほどだろうか、八丁池に一つテントが張ってあった。池の表面はは9割方氷っているようで、朝降った雪で白くなっている。登山道近くから石を投げたようで、池の上に転がっていた。分岐から、水生地へ向かう。ここからもブナの林が美しい。今日はずっと曇りだが、ここへ来てわずかに陽が射してきたので、そのタイミングでザックを下してパンを食べる。がすぐに陽が陰ってしまった。またこちら側に来てから、風が向かって吹くようになり、寒さを増して感じる。下り御幸道路から、白砂林道を跨いで本谷林道へ下る部分は大掛かりに伐採作業中のようで、通行止となっていて、黄色いテープで道を塞いであった。大晦日で作業もしていなかったので、そのままその道を下ることにした。倒木が2,3あったものの、問題はなかった
下ったところでも通行止めにしてあるので、もう一度文章を読んでみると、通行止めの期間は本日(12月31日)となっていた。ここから車道を水生地下バス停まで進む。修善寺行きのバスは30分ほど待つようだったので、河津行きのバス停も見てみると、あと数分で来るようなので、こっちから乗ることにする。この時も考えたのだが、バスは修善寺へ行った方が高いが、その後の電車代が河津から帰るより安いので、時間を考慮しなければ、修善寺側から帰る方が便利だ。身延線でも同じことがありどこから帰るかで中央線回りで帰るか、東海道線側へ出て帰るかを計算しておいた方が良い。
コメント
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ウチの近くに工場あった!なつかしぃ〜
倒産したとき、近所の川が1週間真っ白だったデス
新年おめでとうございます。
え、保証牛乳の近所に住んでいたんですか
しかし、川に垂れ流しって・・・昭和なエピソードではないですか
コメントありがとうございます
araigengaさんこんにちはすごい勇気がありますね
とてもまねできません
「天主山」とありましたが天子山です
以前中伊豆から登りましたが地図を見ても迷いに迷って
やっとのことで天子山の三角点にたどりつきました
ハラハラドキドキして読ませてもらいました
勉強になりました今後も参考にさせていただきます
コメントありがとうございます。
やはり、地元?静岡の方に見てもらうのはうれしいですね!私もいつも迷いながら、歩いています
天主山というのは、国土地理院の点の記の登録名で、実際の山の名前と一致しないこともあります。 今年もよろしくお願いします。
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