御嶽山
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 930m
- 下り
- 924m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 6:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
お隣の第3駐車場に駐車(無料) →ロープウェイ往復2600円(10%割引券で2340円) ※最終ロープウェイは山頂駅を16:30発 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
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感想
2018年9月26日から10月8日まで、わずか13日間の規制解除。
噴火以来 4年間閉ざされていた 剣ヶ峰までの600mが通行可能となり、
御嶽山の山頂に ようやく立つことができる。
天気予報を見ると、確実に晴れるのは28日(金)のみ。
無理やり会社を休み、朝5時に起きて、長野市から木曽に向かった。
もちろんヘルメットは携行した。
御嶽ロープウェイの山麓駅に着いたのは9:20ごろ。
それまでの道中、前後にほとんど車がいなかったので、
「平日だから意外とすいているのかな?」と思っていたけど、
第1駐車場は既に満車だった。
やはり皆さん、ロープウェイ運行開始時刻の8:30に照準を合わせて来たようだ。
それでも、無事 第3駐車場に駐車し、ロープウェイに乗り込んだ。
(親切なおじさんがチケットの割引券をくれた。ありがとうございました!)
まずは八合目、女人堂を目指す。
しばらくは樹林帯でつまらなかった。
しかし、樹林が徐々に低木になっていくと、
鮮やかな紅葉が眼前に迫り、空が開けて日の光を大いに受け、
一気にテンションが上がってきた!
女人堂でしばし休憩。
改めて「今日は最高の天気だ。来て良かった!」と実感。
そして「まるで噴火の日みたいな青空だな」とも思った。
2014年9月27日の噴火映像は、テレビやネットで何回も見たけれど、
最高の登山日和だと断言できるピーカンの青空が印象的だった。
それに勝るとも劣らない青空が広がっていた。
「犠牲になった人たちも、噴火発生時刻の11時52分までは
今日みたいに最高の状態の御嶽山を満喫していたはず。
その楽しさや喜びを追体験しながら登ろう」と思った。
九合目への直登。
とにかく展望が素晴らしく、疲れを感じずに登り続けた。
乗鞍の奥に、槍穂をはっきり視認できた。
中央アルプスの山並みも素晴らしい。
九合目、石室山荘の脇で休憩。
おにぎりなどを食べたら体が重くなって、
この先、稜線に出るまでの20分間はとてもしんどかった。
稜線に立つと、また疲れが吹き飛んだ。
ニノ池の景色は神秘的で、宗教的な美しさを感じた。
そして ここから山頂までの600mが、一昨日から規制解除された区間。
御嶽頂上山荘の跡地に向かって、ゆっくりと歩みを進めた。
足元には、ところどころに灰色の火山灰が積もっていた。
山頂直下。
かつて山荘があった場所に シェルターと慰霊碑が立ち並び、
先程までの登山道とは異質な、悲しみに満ちた空間が広がっていた。
ここが火山であり被災地だという事実を突きつけられる場所だった。
忘れてはいけないし、より強く発信し続けなければいけない。
慰霊碑に手を合わせて、安全と登山について思いを巡らせた。
続いて、山頂へ。
神社があったという場所は荒れ果てていた。
山頂の目印を探したけれど、なかなか見当たらなかった。
ようやく片隅に「御嶽山頂」と刻まれた石碑を見つけた。
その石碑は、「立ち入り禁止ロープ」を張り巡らすための
柱の1つとして使われていたので、まったく存在感が無かった。
本来、登山者に達成感を与えてくれるはずの目印が
まったく自己主張していない様子は、ちょっと悲しかった。
石碑の脇にしゃがんで、記念撮影。
憧れの御嶽山に ようやく登頂。
素直に嬉しかった。
忘れてはいけない 悲しい出来事があった山でも、
山頂に立つことは 純粋に嬉しいことで、
その気持ちは 不謹慎ではないと思う。
これからまた御嶽山が、多くの登山者で賑わうといい。
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