浅草岳(只見沢登山口から):紅葉の会津、鬼が面の素晴らしい眺望
- GPS
- 07:54
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,314m
- 下り
- 1,311m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根上は急峻な岩尾根にジグザクの道が付けられているので、岩のトラバースなど、濡れている時にはに注意。山麓の登山道崩壊箇所は危険はない。 |
写真
感想
10月に入って紅葉が進み、1500m級のあちこちの山で見頃になっているだろうな。折角の紅葉の季節なのに、毎週末の台風接近で山行計画が立てにくい。今週連休は真ん中の7日に日本海を台風が通過なので、東北の山は無理そうだ。最終日の8日しかないか。そろそろ定番ではない穴場の紅葉の山に行ってみようか。気になる場所の一つが会津の山々なのだが、昨年は会津朝日岳、今回の目標は浅草岳にした。田子倉の只見沢登山口から中先尾根(只見尾根)を直登して、鬼が面山東面の眺めが見てみたいが、天候はどうだろうか。
早朝、国道252号を南下していくと会津の山には少し雲が架かっているが、今日は徐々に晴れてくるはずである。只見から南下すると田子倉の国道沿いの駐車場の手前に一車線の舗装した細い道があるので、そこを入ると200mほどで、登山口前の広い草地の駐車場に着く。ここが一杯になるのは山開きの時くらいだろう。奥に登山口と登山届のポストがある。登山口からしばらくは只見沢沿いの樹林帯を進むが、木道などもあり、朝の濡れている時は滑るので注意。緩やかな登りの樹林帯を行くと、幽ノ倉沢に掛かる仮設橋を渡る。少し支沢沿いを進み、またブナ林の中の登りが続き大久保沢の水場に着く。そこから尾根に向けて急登が始まるが、道はジグザクに切ってある。岩が多くなってきて、岩を斜めに登るような所が出てくると「田子倉眺め」標高900mである。浅草岳山頂方面や鬼が面山東面の岩壁が見えてくる眺望の良い場所である。今日はまだ少し雲が架かっている。それがかえって迫力である。浅草岳はほぼ見えたが、中腹の急な岩壁の沢に滝が見える。浅草岳に突き上げる只見尾根(中先尾根)も良く見えるが、凄く急峻な長い尾根で、これを登るのかと思う。また、急登が始まるが、標高差200m程登ると岩峰のある「鬼が面眺め」である。名前通り、鬼が面山東面の岩壁が正面に見える。雪に磨かれた岩壁は迫力があるが、まだ少し雲が架かっていた。この辺りは紅葉も進んでおり、緑の中に、赤や黄色が鮮やかに映えている。
鬼が面眺めから、しばらくは平坦な細い尾根上を行くが、浅草岳に向けて急登が始まる。尾根は灌木が茂っていて高度感はないが、急峻な岩尾根にジグザクの道が付けられているようだ。何回か岩のトラバースやロープが付けられた岩などもあり、濡れていると注意点である。潅木の背が低くなって、鬼が面の主稜線が同じ位の高さになってきたが、前岳の高さを見るとまだの様だ。やがて、主稜線上を行く人が見えてきて、もう一息である。山頂すぐ下で稜線に出て左に少しで浅草岳山頂である。ネズモチ平からの方が多いと思うが、山頂は賑わっている。やはり、浅草岳は晴天なのだが、遠くの山には雲が架かって越後三山などの遠望は効かず、残念だった。周辺の山はまあまあで、鬼が面の後ろには毛猛岳が、田子倉湖の向うには会津朝日岳の岩峰が見えた。その右は丸山岳かな。浅草岳の反対側は穏やかな斜面が広がっており、やはり非対称山稜の典型である。
山頂からは往路を戻る。山頂からも田子倉湖や只見沢の駐車場も見えるのだが、只見尾根は1000m以上、下らなければならないのか。でも、特にこの尾根、下りは慎重に、である。光線の具合も変わってきたので、また写真を撮ってしまう。大久保沢の水場まで来ると、歩きやすい道となる。木道が出てくると、あと5分程で登山口に到着する。紅葉時期の晴天の休日なのだが、今日、只見尾根で出会った方は、登りで前後して5人、下りでスライド8人程度で、この登降路はあまり登山者が多くはないようだ。浅草岳の只見尾根(中先尾根)はやはり相当厳しかったが、晴天で紅葉も美しく、良い山行となった。
コメント
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紅葉の浅草岳、行かれましたか〜。
最初まとわりついていた雲も取れて、ちょうどよかったですね。
只見湖からのルートは、やはり鬼が面の岩壁が素晴らしいですね。
月曜しか空きがなかったこの三連休、昨年行かれた会津朝日と、この浅草と、紅葉狩りにいい時期だろうな〜と、空想登山していたのですが・・・・。南関東べた曇りだったので、結局公園散歩に終わりましたが。
レコ拝見して、小生も行ってみたい思いがふくらみました 。早く体調戻さねば 。
コメント、有難うございます。
紅葉の時期、気温も適度になると行きたくなる地域なんです。
浅草岳は非対称山稜の典型で、只見川側は急斜面。気温10℃でも汗の吹き出る登りですが、鬼が面の眺めのよい展望のルートです。初めは良かったのですが、山頂まであと標高差200m位からは、まだかまだかという感じでした。
それに齢をとるとバランスが悪くなるので、下りが慎重になって、時間がかかるようになります。60歳過ぎてからそれを感じるようになりますので、odaxさんも、早く足を直してくださいね。
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