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Yamareco

記録ID: 1610811
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

上高地クラシックルートを往く

2018年10月03日(水) ~ 2018年10月04日(木)
 - 拍手
Tad その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
27:31
距離
24.3km
登り
2,020m
下り
1,264m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:53
休憩
0:19
合計
8:12
5:52
59
7:28
7:37
82
8:59
104
10:43
10:44
137
13:01
13:10
54
2日目
山行
2:51
休憩
0:09
合計
3:00
7:57
7:59
22
8:21
8:22
41
9:15
9:17
1
9:18
9:19
4
9:23
ゴール地点
天候 3日:晴れ
4日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR松本駅から松本電鉄上高地線で新島々へ
旅館の車で送って貰って島々の登山口へ
帰りは上高地からアルピコのバスで松本へ
【1日目】旅館の車で送って貰い、島々の登山口からスタート
他の2組は前へ行ってしまった
2018年10月03日 05:52撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 5:52
【1日目】旅館の車で送って貰い、島々の登山口からスタート
他の2組は前へ行ってしまった
思っていた以上に豪快な流れ
2018年10月03日 06:03撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 6:03
思っていた以上に豪快な流れ
二俣で小休憩
2018年10月03日 07:28撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 7:28
二俣で小休憩
ルートの全体図があった
2018年10月03日 07:29撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 7:29
ルートの全体図があった
終始この流れを見ながら歩く
2018年10月03日 07:52撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 7:52
終始この流れを見ながら歩く
波の逆巻く流れ
2018年10月03日 08:05撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 8:05
波の逆巻く流れ
流れ込む沢を渡る箇所も幾つかある
2018年10月03日 08:48撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
10/3 8:48
流れ込む沢を渡る箇所も幾つかある
流れの両岸を時々橋で渡る
2018年10月03日 09:16撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 9:16
流れの両岸を時々橋で渡る
木道が設置してあるのはごく一部
2018年10月03日 09:22撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 9:22
木道が設置してあるのはごく一部
歩き出して4時間半で岩魚留小屋が見えてきた
2018年10月03日 10:13撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 10:13
歩き出して4時間半で岩魚留小屋が見えてきた
岩魚留小屋
先を歩いていた岩手の健脚ご夫婦
2018年10月03日 10:14撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 10:14
岩魚留小屋
先を歩いていた岩手の健脚ご夫婦
遡るにつれ、本沢の流れも少しずつ細くなってきた
2018年10月03日 11:34撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
10/3 11:34
遡るにつれ、本沢の流れも少しずつ細くなってきた
岩魚留小屋から2時間かかってまだ3kmも歩いていない
2018年10月03日 12:20撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 12:20
岩魚留小屋から2時間かかってまだ3kmも歩いていない
この辺りからやっと徳本峠への登りが始まる
2018年10月03日 12:43撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 12:43
この辺りからやっと徳本峠への登りが始まる
坂の途中の「力水」
細くて飲めなかった
2018年10月03日 13:02撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
10/3 13:02
坂の途中の「力水」
細くて飲めなかった
坂を上り始めて1時間余り、やっと空が見えてきた
2018年10月03日 14:05撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 14:05
坂を上り始めて1時間余り、やっと空が見えてきた
ついに徳本峠小屋に到着!
島々から8時間半かかった
2018年10月03日 14:12撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 14:12
ついに徳本峠小屋に到着!
島々から8時間半かかった
手前が旧建屋、奥が新館
どちらも使っている
2018年10月03日 14:13撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 14:13
手前が旧建屋、奥が新館
どちらも使っている
小屋の前からの穂高
2018年10月03日 14:20撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
10/3 14:20
小屋の前からの穂高
少し歩いた展望台からの穂高
右端の一番高いピークは前穂、
左奥に奥穂、ジャンダルムなど
2018年10月03日 14:26撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
10/3 14:26
少し歩いた展望台からの穂高
右端の一番高いピークは前穂、
左奥に奥穂、ジャンダルムなど
夕食後、信州のワインを楽しむ
2018年10月03日 18:18撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/3 18:18
夕食後、信州のワインを楽しむ
【2日目】夜明け前の空は薄曇りで月暈が見えた
2018年10月04日 04:39撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
10/4 4:39
【2日目】夜明け前の空は薄曇りで月暈が見えた
東側の斜面は日当たりが良いためか紅葉の進みが早い
2018年10月04日 06:14撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/4 6:14
東側の斜面は日当たりが良いためか紅葉の進みが早い
3人で記念撮影して下山する
2018年10月04日 06:20撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
10/4 6:20
3人で記念撮影して下山する
徳本峠小屋を後にする
2018年10月04日 06:23撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/4 6:23
徳本峠小屋を後にする
穂高を正面に見ながら下る幸せ
2018年10月04日 06:44撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/4 6:44
穂高を正面に見ながら下る幸せ
いつまでも続くクネクネ道
2018年10月04日 07:11撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/4 7:11
いつまでも続くクネクネ道
直前の台風で折れたのだろうか?
2018年10月04日 07:54撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/4 7:54
直前の台風で折れたのだろうか?
白沢出合に着いた
2018年10月04日 07:57撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/4 7:57
白沢出合に着いた
人の流れが多い
2018年10月04日 07:58撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
10/4 7:58
人の流れが多い
明神館でコーヒーを貰ってひと休み
2018年10月04日 08:04撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/4 8:04
明神館でコーヒーを貰ってひと休み
小梨平で入浴しようかと思ったが午前中はやっていなかった
2018年10月04日 09:04撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/4 9:04
小梨平で入浴しようかと思ったが午前中はやっていなかった
上高地バスターミナルに到着
今日も無事下山!
2018年10月04日 09:23撮影 by  X-T2, FUJIFILM
10/4 9:23
上高地バスターミナルに到着
今日も無事下山!
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

長い間「いつかは」と考えていた島々からの徳本峠越えのルートに旧友二人を誘い、10月2日の出発を考えていたが、9月30日から10月1日にかけて台風24号が日本を縦断。ルートの被害状況が分からず、交通機関の混乱も見越して出発を3日にシフトすることにする。

出発前日の2日に新島々の駅の近くにある石川旅館に泊まり、翌朝は旅館のバンで島々の登山口まで送って貰う。同泊で同じルートを行く2組の夫婦も同乗。

【1日目】
歩き出して暫くは未舗装だが車の通れる幅の林道を歩く。道に沿って流れる島々谷川は想像とは違って幅が広く、真っ白に波立つ水が急な勢いで流れている。

二俣で休憩して、左に折れて島々谷川の本沢の脇の細い道を緊張度を上げて歩く。この辺りでも本沢の川幅は20mほどあって流れも速く、水量も多く、何となく想像していた細めの渓流のすぐ傍を長閑に歩く、というのとは全く違う。
時々本沢に横から流れ込む支沢の流れを渡渉しなくてはいけない箇所があるが、それほど難儀な箇所はない。

倒木や氾濫などの台風の被害を心配していたが、水量は全体に多く感じるものの支障になるような場所は殆どなく安心する。何回か橋を渡って反対側の岸に移ることを繰り返しているうちに、二俣から3時間弱を費やして岩魚留小屋に着く。

先行していた同宿の2組の夫婦のうちの1組が休んでいて、互いに自分たちの紹介をし合う。70代前後の夫婦と見えるが、最近の山行歴を聞くととても我々の及ぶところではなく、1日に歩く時間もかなり長い。我々を残して出発して行き、徳本峠小屋まで追いつくことはなかった。

20分ほど休んで先に進む。登山口から岩魚留小屋まで緩やかにではあるが500mほど標高を上げて既に12劼竜離を歩いており、少しずつ足にダメージがあるので3人とも次第にペースが落ちてくる。
草むらの中に細く、探しづらくなってくる道筋を探しながら歩き、岩魚留小屋から2時間あまりかかって徳本峠への最後の急登にかかる。

3人とももう足が残っていないので九十九折の坂道を2曲がり登っては休み、1曲がり登っては休みを繰り返しながら、岩魚留小屋から4時間近くかかって徳本峠に辿り着く。スタート地点からは8時間をかけたことになる。

峠は2000mを越えているせいか、登って来た道では目立たなかった紅葉が進んでいて、赤いナナカマドの葉を前景にして穂高の稜線を望むことができる。展望台まで歩いて行くと穂高の全景を眺めることができた。

小屋はほぼ満員だが、寝室での一人一人のスペースがしっかり確保されているので快適。その夜は夕食後に3人で地元のワインも開けて歓談する。

【2日目】
2日目は天気が心配されたが、夜明けに起きてみると月が傘を被っていたものの、日の出頃には晴れ渡って爽快な空気。
朝食を済ませるとすぐに明神へ向けて下山開始。色づく木々の間から正面に穂高の姿が終始望めて写真を撮りながら快適に歩く。

1時間余りで明神に着き、明神館でコーヒーを頂きながらひと休み。そこからさらに1時間ほど頑張って上高地に到着。
思いのほか台風の影響が残らず、適度の刺激のあるトレールを3人で快適に歩けて素晴らしいハイクだった。



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