桟敷ヶ岳
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- GPS
- 08:22
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 947m
- 下り
- 944m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
復路:雲ヶ畑岩屋橋からタクシーで。岩屋橋からタクシーよぶならば、ヤサカタクシーがよい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
祖父谷林道(府道京都京北線)沿いの北山杉の林は台風21号の被害で、倒木がいたるところに見られるが、林道そのものの通行に支障はない。 祖父谷林道から桟敷ヶ岳に直接登るルートは、山と高原地図では二つあるが、より南側の登り口には登山口の標識がある。しかし、入り口には倒木が折り重なっており、登るのは難しいと判断した。 より北側の頂上へダイレクトに登る道は入り口がわからず、ここもパスした。 狼峠にあがる道は崩壊のため、取り付きがわかりにくくなっている。 祖父谷林道からはなれて祖父谷峠までの道は不明な箇所はない。祖父谷峠からナベクロ峠までも同様。ナベクロ峠をすぎたあたりで、ルートをロストし、GPSで正しいルートを確認した。 桟敷岳頂上から東北に降りる下山路の入り口には赤いテープが枝にぶらさがっており、踏み跡らしきものが谷にむかっている。この下山ルートがどこまで歩行可能かはわからない。 頂上から南に進み、関電の鉄塔の箇所で、もうひとつの下山ルートが分岐する。こちらの方が踏み跡がはっきりしており、少なくとも上部は問題ないように思われる。 桟敷岳頂上から薬師峠までの下山路は、P811(岩茸山)の周辺で、二万五千分の一地図の破線路とは異なルートをとっている。山と高原地図は新しいルートに実線がひかれている。山行中は山と高原地図を参照しなかったので、P811を通過したあと二万五千分の1の地図の破線路に戻ろうとしてGPSを参照しなからルートをさがした。その結果、道のない沢の源頭を登る羽目となり、さらに廃道と化した道をルートをさぐりながら進まねばならなかった。そのため、多くの時間をロスしてしまった。事前の検討が足らないとこういうことになる。 下草のない北山では、どこでも歩ける気がするので、廃道化しつつある踏み跡のうすい道を下るときには、ルートロストをしやすい。道迷い遭難が多いのは、こういうことも原因かもしれない。 登山路を誤らなければ、薬師峠まではそれほど問題はない。ところどころ倒木が道を塞いでいるが、簡単に迂回できる。 薬師峠から岩屋不動に下る沢筋の道は、かなり荒れている。とくに下りの場合は、ルートミスしないように気をうける必要がある。途中一箇所大きな杉が倒れて道を塞ぎ、その下をくぐるのに苦労する箇所がある。 |
その他周辺情報 | 岩屋橋の洛雲荘は休んでいた。 |
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
久しぶりに連れ合いと2人で、京都北山に出かけた。来月18日予定されている大阪府山岳連盟パーソナル委員会ビギナーチームの山行が桟敷ヶ岳なので、その下見も兼ねて、桟敷ヶ岳にいくことにした。
岩屋橋からの帰りのバスは、平日だと最終便が14:10で、土日休よりも1時間早い。とても間に合わないので、下山は大森の方に出て、周山街道の小野郷バス停まで歩き、JRバスで帰ることにした。その結果、岩屋橋→岩屋不動→薬師峠→桟敷ヶ岳→祖父谷林道というルートではなく、その逆の祖父谷林道→桟敷ヶ岳→薬師峠→大森→小野郷という反時計回りでいくことにした。通常の桟敷ヶ岳登山よりも歩く距離は長くなるが、バスの時間を考えると、そうするしかない。
予定どおり岩屋橋につき、9:30に出発した。台風の爪痕も生々しい北山杉の植林帯を左右に見ながら、予定より早く桟敷ヶ岳登山口に到着した。しかし、登山口の取り付きには倒木が折り重なっており、簡単には登れそうもない。登山は久しぶりの連れ合いと一緒なので、無理をするのは避けて、もう一つ北の登山口まで行くことにする。
台風の被害は狼峠にいたる林道に及んでおり、道が完全に崩壊していた。そこをやりすごしてさらに上流に向かい、桟敷ヶ岳頂上へダイレクトに登る登山路の入り口を探したが、残念ながらみつからなかった。致し方なく、祖父谷峠まで行って、ナベクロ峠経由で桟敷ヶ岳へむかうことにした。かなりの遠回りになる。
桟敷ヶ岳山頂まで、ナベクロ峠すぎたあたりで1回ルートロストをしたが、GPSを使って何とかもとにもどることができた。
山頂で昼食をとったあと、薬師峠に向けてくだる。この時点では、下山にそれほど時間を要するとは思っていなかった。途中、送電鉄塔のところで、11月の山行で使うことになるであろう下山路の取り付きを確認した。こちらの踏み跡ははっきりしており、下部の倒木地帯を何とか乗り切れば、下れるのではないかと思う。
そのあと、P811近くの電波反射路まではとくに問題もなく進んだ。ただし、山と高原地図および地形図ではP811の頂上を迂回しているので、頂上を踏むために、途中から地形図の登山路をはなれ、尾根筋をたどる道をとった。電波反射板もすぎ、P811の頂上らしき場所をすぎたあと、登山路への下降路がわからなくなった。強引に斜面をくだると、それらしき道に行き当たったので、安心してその道をたどった。よく踏まれており、テープなどもあり、まちがいないと思われた。
しかし、しばらく歩いたあと、GPSを確認してみると、明らかに地形図の登山路から外れており、ひとつ東の尾根を下っていることに気づいた。これはいけないと思って、またもや強引に沢の源頭の急斜面を登って、地形図の破線路が走っている尾根に戻った。これにかなりの時間を使ってしまった。あとで山と高原地図を見ると、最初間違った道と思ったのが正しい登山路であって、地形図の破線路はP811の周辺のでは、廃道に近いらしい。そのため、正しい道に戻って安心したのもつかの間、もう一度ルートをロストして苦労することになった。
何とか、登山路に戻ることができたが、1時間以上のタイムロスをしたので、祖父谷峠回りで生じた1時間の遅れとあわせて、予定よりも大幅におくれることになった。
薬師峠まで戻ってきたが、すでに16時をまわっており、大森方面に下る道は峠の下すぐから倒木で埋まっていたので、通過にはさらに時間を要すると判断し、より人通りが多いと思われる岩屋不動方面に下ることにした。もちろん、岩屋橋まで降りてもバスはない。タクシーを呼ばざるをえないが、それは致し方ない。
薬師峠からの沢沿いの道も、かなり荒れていた。しかし、倒木に埋まって通過困難という箇所は1箇所のみで、あとは何とか迂回できた。通過困難の1箇所も、倒木の下を這うようにして越えることができた。
何とか明るいうちに岩屋不動まで降りることができ、ホッとした。しかし山の日暮れは早い。岩屋橋までは舗装路をヘッドランプをつけながら歩かざるをえなかった。
岩屋橋から携帯でヤサカタクシーに電話し、タクシーを回してもらうことができた。
カズさん、
大変でしたね。
京都北山でこんなに台風の影響があったのですね。
しかし、もっと大変だったのは奥様のほうだったのではないでしょうか。二度といっしょに行ってもらえませんよ・・・
クマ
クマさん
お早うございます。コメントありがとうございます。
あんたと一緒に山に行くと、いつも道のないところを歩かされる、と文句を言われました。でも、次はもっと楽なところに行きたい、とも。
北山はどこも台風による倒木がひどいです。でも、見たところ植林の杉に被害が集中しているようで、自然林はそれほどでもありません。ですので、比較的標高の低い場所が荒れています。大文字山とかはたいへんなようです。京都一周トレイルも通行不能な箇所が何カ所か出ているようです。
頑張って下さいね!
応援してます♪
コメントありがとうございます。
下見が半分、自分たちの楽しみが半分の山行でした。
本番の行程のほとんどは、歩くことができたのですが、頂上からの下山路は歩けなかったので、不安が残りました。Lemon-chanさんの記録を読んで、知りたい情報が見つかり、質問した次第です。ありがとうございました。
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