ついに富士山(吉田口〜お鉢巡り)
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- GPS
- 25:30
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,595m
- 下り
- 1,587m
コースタイム
18日:1:40出発-5:20、9合目手前で日の出-7:00久須志神社-7:50浅間大社奥宮-8:30剣ヶ峰-14:20富士スバルライン5合目
天候 | 17日曇り時々雨(夜:かなり強い雨) 18日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
富士スバルライン5合目から富士山安全指導センターのある6合目までは横歩きでなんともない道、6合目から7合目は整備された砂礫の広い道が続き、7合目を過ぎると急な岩盤地帯になる。 8合目からは滑りやすい砂礫の急斜面が続き、吉田口頂上までは急な上り坂であった。この時期は山小屋の半分は閉まっており、トイレは出来る時に済ませておくことと、強風が吹くと体感温度が結構下がるので、防寒対策は万全に。 |
写真
感想
9月19日(月)は敬老の日でお休み、17日の土曜日に休みを
取ると3連休となるので、富士山登山を計画した。
富士山は登る山でなく、見る山であるとよく言うが、登ったことも
ないのに言うことは出来ないと思い、また7月8月のアリの行列は見ている
だけで嫌気がさすが9月はチョットましだろうという理由から決定した。
9月になると富士宮口からの山小屋は閉店なっているので吉田口を選択した。
吉田口からでも約半数の山小屋は既にしまっており、今回計画した18日
をもって殆どが閉店する。したがって素人の登山の本年最後のチャンスである。
実は富士山は初めてではない。4回目であるが、前回は子供が小さかった
こともあり7合目付近で引き返した。
今回の目的ははっきりとPHである。
和歌山の自宅を3時半に出て、昼までに5合目に到着する予定であった。
東名高速富士で降りてその後国道を北上すように考えていたが、あまりにも
カーナビを信じ込んでいたため気がつくと富士を通り越していた。
カーナビは御殿場からのルートを選んでいた。
これはまずいと思ったが、案の定、御殿場で下りてから3連休による渋滞に
巻き込まれた。その間雨が降り出し、なんとなく今回も登頂に暗雲が・・・・
そして、何とか12時15分に5合目駐車場に車を駐車し、約40分高度に体を慣らした後出発。
雨具を着るほどの雨ではなかったが、歩き出してから約30分ほどで雨具
を着ることとなった。雨は降ったりやんだりで頂上付近はわからない。
6合目からは整備された広い砂礫の道であるが、面白みに欠ける。
この時期でもツアー客は多い。
7合目あたりから急な岩登りになるがこのあたりで急にお腹が痛くなってきた。
何とか小屋のトイレに入ろうと思ったが、順番待ち、あーあと思っているうちに
お腹の痛みが引いてきたので、もう一つ上の小屋まで我慢しようと判断、
しかしこれが大変なことに、お腹痛は周期的にやってきて殆ど我慢が
出来ない状態となった。急な岩斜面では渋滞が発生しており、隠れて
用を足すことも出来ず。もうどうにでもなれと思いその渋滞の人ごみの横を
忍者のように飛び跳ねながら何とか次の小屋に飛び込んだ。
ここのトイレは渋滞はなく、間一髪セーフ。
トイレは出来るときには余裕を持って必ずしておくことを再認識した。
やっと今日の宿泊予定である東洋館に16時20分到着した。
雨は強くなっていたが、その後もまだまだ上の山小屋を目指してどんどんと
登っていく。明日は早く出発しよう。
夕食をとっていると小屋のお兄さんが「明日の天気はよく解らないが今晩は
大雨になりそう、山頂を目指す方は無理をしないように」と。
布団に入って軽い眠りについたが、ものすごい雨音で目が覚める。明日が思いやられる。
一時に起床してみると、雨はどうやら止んでいるようだ。準備を整え、
ヘッドライトをつけて出発。
日の出までに山頂と思っていたが、とんでもなかった。休憩を繰り返し
ているうちに9合目手前で明るくなってきた。もうここで拝もうと
座れる場所を確保し、写真を取り捲った。
9合目を過ぎてからでも思うように体が動かない。東京からのツアー客と
一緒に山頂を目指すこととなったが、そのツアー客からも遅れそうに
なる始末。うー、体力のなさを痛感する。
やっとの思いで吉田口山頂にたどり着いたが、風が強く、また頭痛、寒気
で剣ヶ峰までどうしようかと思案。
しかしここで下山して富士山登頂といえるだろうかと思い直しお鉢めぐりを
することとした。
お鉢めぐりは思ったほど人は無く、剣ヶ峰頂上も待つことなく登れた。
ここが日本最高峰の岩の上に赤いペンキが塗られているポイントで
記念写真を撮って剣ヶ峰を後にした。
この赤いペンキのポイントは、テレビで野口健が説明をしていたことを
思い出し、確認できた。あのテレビをみていなければ、日本最高峰の
ポイント知らずに下山していただろう。
くだりは、だらだらと砂礫の道を下るので、非常に足に負担がかかる。
その横を金髪のねーちゃんが、ランニングをしながら抜いていった。
うらやましい。
何とか5合目に到着し、本日の宿泊予定である伊豆長岡温泉に向け帰路に付いた。
日本一の富士山にやっと登ることが出来た。富士山は見る山であると言われるが
山頂からの眺め、またお釜の雄大さは登らないと分からない。
非常に満足のいく山行であった。
翌日、伊豆長岡温泉ホテル「八景園」の屋上露天風呂から富士山を眺めながら
昨日の今頃はあそこに居たんだなと感慨に浸った。
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