霊仙山 - 西南尾根〜最高点峰〜山頂〜経塚山〜柏原道
- GPS
- 09:00
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 1,428m
- 下り
- 1,373m
コースタイム
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■多賀大社前駅〜今畑登山口 この区間は長い舗装路歩きになります。 終盤の道幅が狭い辺りで車をやり過ごす際に少し注意するぐらいでしょうか。 10km余りを歩き、今畑登山口に到着します。 ■今畑登山口〜笹峠〜西南尾根〜最高点峰 少し登った辺りからジグザグ道となり、廃村の今畑を経ると、明瞭な道となります。 先日の台風による倒木は少なく、問題なし。 笹峠を経て少し進むと樹林帯は途切れ、岩肌の露出した急斜面区間になります。 前半は砂地も目立ち、下りだと滑りやすそうに感じるけど、登りだと気にならない。 踏み跡は分散しており、自分なりの判断で進みます。 他に歩いている人がいる場合、落石を起こさないように注意しておきたいですね。 傾斜がやや緩む辺りからは踏み跡は分かりやすくなり、登り切ると近江展望台に到着です。 ここからは石灰岩が露出した尾根を主に歩きます。 雨水で浸食された石灰岩は独特の形状をしており、転倒して倒れ込むと痛そう。 と言うか、大きなケガに繋がりそう。 なので、注意して歩きましょう。 浮石も少なくなさそうです。 まあ、普通に歩いていれば問題のない区間が大半かも知れませんが。 南霊岳の辺りは巻き道もあるようだけど、まだ歩いた事はなく、詳細は分かりません。 砂地がむき出しの辺りを経ると、通常の道という感じになり、最高点峰へ至ります。 ■山頂一帯 ゆったりした道が大半で、岩が露出している所もあるけど、特に問題なし。 今回は一般の登山道以外も歩いており、そちらも特に危険な箇所はありませんが、西南尾根と同様に石灰岩が露出していて、転倒しないように注意して歩く必要があります。 ■経塚山〜柏原道〜柏原駅 標識に従って進み、まずは石灰岩の露出した斜面を下ります。 山頂一帯の一般ルートでは、ここが最も岩っぽいかな。 避難小屋を経て、少し先はザレた斜面で滑りやすそう。 やや歩きにくい道を経て、八合目からはトラバース道が多くなり、道幅は全般的に狭めという印象。 五合目の辺りは少し分かりにくいかも。 二本杉のある二合目からは谷ルートです。 山道は一合目までで、その後は林道歩きとなり、落石が多そうな所もあります。 名神高速の手前に登山道入口があり、程なくして柏原駅へ至ります。 何合目かの表記は現地でも混在しており、ややこしく感じます。 このレコでは、『旧』との表記がないもの以外は、『新』を指しているはず。 |
写真
感想
この週末は日曜のみが山行可能となり、週明けの事などを考えると、早めに帰宅したい。
当初の予定の霊仙山だと厳しく、待望のバス便の復活となった京都北山だとさらに遅くなりそう。
しかし、確実に好天となりそうなので、好展望が期待できそうな所をと思い、再検討。
結局、霊仙山に落ち着きました。
今畑登山口から多賀大社前駅まで、どれぐらいかかるのか知っておきたく、ルートを設定。
諸々の事を勘案した末、前夜の睡眠直前に予定を変更し、逆方向に進む事にします。
なので、今回は初めて西南尾根を登る事になり、ちょっとドキドキ。
昨年の8月以来となる多賀大社前駅に到着し、今回はここからスタートです。
趣きのある道を歩き、多賀大社の前を通過。
その後は前へ進むのみという感じで歩いて行きます。
川沿いの道になると、その芹川の流れの清らかさに目を引かれます。
河内風穴の駐車場を経て、権現谷を通る道との分岐を過ぎた辺りでは、道幅は狭まり、山間の道という感じ。
沢は伏流となっているのか、水流はなく、大きな岩が連なっているのみ。
乗用車のご夫婦でしょうか、登山口付近の駐車地について尋ねられるので、知っている事を伝えます。
長い舗装路歩きをようやく終え、今畑登山口に到着です。
さっきのお二人も準備をしており、別の二人組も加わり、ヤマビルの事などで少し会話を。
念のためにヤマビル対策をして、少し休んだ後、出発です。
廃村の今畑を通過すると、明瞭な道となり、ブナが群生している一帯を少し過ぎた辺りで倒木が見られるようになるけど、特に問題なし。
良い雰囲気の樹林帯を抜け、石灰岩の露出した急斜面区間に突入です。
下りでは滑りやすそうで気を使いましたが、登りでは気にならず、振り返っての風景を楽しみながら進むせいか、特にしんどさも感じず、逆に楽しいぐらい。
何人かの方が下って来られ、ご挨拶。
のんびりと進み、近江展望台に到着。
すでに十分に展望を堪能しているけど、ここからは西南尾根の前方にある山頂方面が見えています。
岩っぽい尾根を歩き、山頂方面へ。
南霊岳の辺りは巻き道があるようだけど、これまでと同様に尾根を辿ります。
この辺りが最も歩きにくく感じる所だけど、登りのせいか、苔に覆われて険しそうな辺りは知らず知らずに避けていたようで、その後は普通に進みます。
こちらからだとピーク間に乏しい南霊岳を経て、引き続き気持ちの良い尾根歩き。
砂地がむき出しの辺りを経て、程なくして最高点峰のピークに到着です。
先着者で賑わっているけど、空腹を我慢して歩いて来たので、ここで昼食です。
食後に気になっていた小ピークに立ち寄った後、ここに戻って来ます。
最高点峰のピークから霊仙山の山頂である三角点峰のピークまでへの道程はボーナスステージという感じで、柔らかな曲線を描く山容を眺めながらの贅沢な時間です。
遠くの展望も刻々と変化し、どうにでもして状態。
標識のある小ピークを経て、すぐに霊仙山の山頂に到着です。
風景を堪能しつつの撮影タイムです。
去るタイミングが難しいけど、意を決して、先へ。
小ピークを再び経て、その後はこんなに砂地がむき出しになっていたかなと思いつつ歩き、経塚山山頂に到着です。
榑ヶ畑道を少しだけ下り、一般のルートを離れ、北西に広がる丘陵へ向かいます。
これまでにも歩いており、今回ものんびりと歩き、この山らしさをさらに感じ取ります。
尾根筋を辿り、お池に到着。
榑ヶ畑道を通り、経塚山へ戻ります。
霊仙山らしさを感じる曲線美にうっとりしながら登って行くと、下山されて来る方とすれ違い、好天に恵まれたせいもあってか、にこやかな顔をされている方が多く、相乗効果で気分良く進みます。
ゆっくり歩いていたはずなのに、もう経塚山に到着してしまいます。
予定通りに歩いて来て、周遊も終えたので、これにて下山です。
これまで以上に去り難い気分に襲われてしまい、ちょっと動揺。
でも、ここしばらくの足の状態はあまり良くなく、早めに下山しなくては。
何度も振り返りつつ下り、避難小屋に到着。
その先のザレた斜面を下る辺りで気持ちを切り替え、安全に進むのに専念します。
いや、切り替わっていたかな?
まあ、足元に注意しておきたい道なので、きっちりと進みます。
今回はずっと一般のルートを進み、初めての時以来となる七合目を通ります。
あの時は2度も滑ってしまい、鈴鹿の山への恐怖感を植え付けられたんですよね。
順調に進み、二合目の二本杉に到着し、この先は谷ルートになります。
倒木は見られるものの、先月の台風による被害は特に感じられず、今まで通りですね。
一合目を過ぎると林道となり、アケボノソウを探しながら歩きます。
咲き終わりの株があり、もうダメかなと思いつつ歩くと、終盤ながらも咲き残っているのもあり、何とか間に合った感じ。
初めての六枚花弁にも出合ったし、満足としておきましょう。
登山道入口を経て、程なくして柏原駅に到着し、今回も無事にゴールです。
このレコの感想をほぼ書き終えた後、なぜだかデータが消失。
頭が真っ白になりましたが、何とか書き直し。
出来は悪くなっているはずだけど、疲労が蓄積しており、これで妥協しておこう。
それはそれとして、この日はとても気分良く歩く事ができ、こんなに霊仙山が好きだったのかと改めて気づかされた山行となりました。
季節ごとの変化を感じ取りたく、またの訪問を楽しみにしたいですね。
コメント
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多賀大社に、この時間にアプローチできるんですね。
日曜日は天気も良く、人気の霊仙山なら大勢の人でカットに入らない様に撮影するのも苦労するかと思いましたが、まったく写ってないような??
避難小屋下部ザレ場辺りの笹原も、またまた後退したような気がしますね。昔はあの辺り一面笹原だったように聞いております。
ここは好きなルートです。綺麗な写真堪能させていただきました。
この日は始発に乗ったので、多賀大社にも早めの時間に着いていますね。
帰路で通る時にお詣りできれば良いなと思っています。
霊仙山はまずまずの人出だったけど、大勢というほどではなかったかな。
駐車スペースも限られているし、公共交通機関を利用するにしても難しさがあったりで、程々で納まるのかも知れませんね。
ピーク時期にはどれぐらいになるのかは知らないのだけれども。
写真にはできるだけ人が写り込まないようにしており、その成果が出ているのかな?
まあ、何人かは写っていますが。
今回は砂地が露出している所が増えているように感じました。
何らかの保護をしないと、この傾向は続きそうな気がします。
短い期間でも山の風景は徐々に変遷して行くのだと改めて実感しますね。
この日は好天に恵まれ、撮影の腕前を青空が随分と補ってくれました。
実際の風景は写真とは比べようもないぐらいの素晴らしさでした。
no2さんはしばらく霊仙山を歩いておられないとの印象なので、この秋に是非。
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