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記録ID: 1638399
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ハイキング
白山

経ヶ岳 〜 冬が来る前に、紅葉と笹原の回廊を行く秋色ハイク

2018年11月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
おーちく その他5人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:53
距離
7.7km
登り
937m
下り
928m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:12
休憩
1:32
合計
6:44
8:05
8:06
52
8:58
9:03
45
9:48
9:54
15
10:09
10:12
14
10:26
10:27
35
11:02
12:07
32
経ヶ岳
12:39
15
12:54
12:59
14
13:13
13:18
37
13:55
46
14:41
14:42
3
14:45
銚子ヶ口展望広場・駐車場
天候 曇りと晴れが半分半分
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
アクセス;南六呂師の集落の手前から広域基幹林道・法恩寺線に入る。ブラインドコーナーが多く、道幅は狭いのですれ違いに注意。銚子ヶ口展望広場まで15分ほど。
駐車場;銚子ヶ口展望広場の駐車場を利用(無料,20台程度)。トイレはない。
コース状況/
危険箇所等
山頂まで、道は終始明瞭。
保月山〜杓子岳の間には木々に囲まれているものの、痩せ尾根になっている区間あり。難しくはないが、急階段、梯子あり。
中岳〜切窓(鞍部)〜経ヶ岳・山頂は泥で滑りやすい急斜面あり。また、刈払われた笹が滑って厄介だった。
今回は福井県の最高峰、経ヶ岳へ。六呂師から林道を登って、銚子ヶ口展望広場の駐車場からスタート。すでに素晴らしい紅葉です。
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今回は福井県の最高峰、経ヶ岳へ。六呂師から林道を登って、銚子ヶ口展望広場の駐車場からスタート。すでに素晴らしい紅葉です。
広場からは好展望。正面に大野盆地と銀杏峰、部子山。
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広場からは好展望。正面に大野盆地と銀杏峰、部子山。
朝日に輝くススキと荒島岳。
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朝日に輝くススキと荒島岳。
今回は山頂ランチのためにバゲットを持っていきます。ザックに差して登るのがちょっとした憧れ? だったので、自己満足(苦笑)。
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今回は山頂ランチのためにバゲットを持っていきます。ザックに差して登るのがちょっとした憧れ? だったので、自己満足(苦笑)。
歩きはじめはなかなかの急登。モザイク色の紅葉の中を登って行きます。
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歩きはじめはなかなかの急登。モザイク色の紅葉の中を登って行きます。
真っ赤な秋。
紅葉はすでに終盤でしたが、落ち着いた晩秋の雰囲気がいい感じ。
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紅葉はすでに終盤でしたが、落ち着いた晩秋の雰囲気がいい感じ。
30分ほどで「アダムとイブの木」に到着。ブナとナラが寄り添うように立っています。
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30分ほどで「アダムとイブの木」に到着。ブナとナラが寄り添うように立っています。
黄色いベールを纏ったような森を進みます。
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黄色いベールを纏ったような森を進みます。
オレンジ色の秋。
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オレンジ色の秋。
落ち葉を踏みしめる音も心地よいです。
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落ち葉を踏みしめる音も心地よいです。
1時間ほどで最初のピーク、保月山に到着。
1時間ほどで最初のピーク、保月山に到着。
保月山から少し進むと北西側の眺望が開けて、眼下の紅葉がすごい。もっと陽が当たってくれれば、より鮮やかなんだろうけど、これもで十分きれいです。
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保月山から少し進むと北西側の眺望が開けて、眼下の紅葉がすごい。もっと陽が当たってくれれば、より鮮やかなんだろうけど、これもで十分きれいです。
このあたりまで来ると落葉が進んでいて、冬の気配。天気予報は快晴のはずなんだけど、曇り空で寒々としています。
このあたりまで来ると落葉が進んでいて、冬の気配。天気予報は快晴のはずなんだけど、曇り空で寒々としています。
階段&梯子も登場。
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階段&梯子も登場。
大野盆地を見下ろすパノラマ。
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大野盆地を見下ろすパノラマ。
ちょっとだけ岩場の痩せ尾根がありました。この区間は慎重に。ちなみに、正面奥に見えているピークが目標の経ヶ岳です。
ちょっとだけ岩場の痩せ尾根がありました。この区間は慎重に。ちなみに、正面奥に見えているピークが目標の経ヶ岳です。
笹の中の急登を登るとふたつ目のピーク、杓子岳です。
笹の中の急登を登るとふたつ目のピーク、杓子岳です。
広場状になっている杓子岳から、ここではじめて経ヶ岳の全容を見渡すことができます。
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広場状になっている杓子岳から、ここではじめて経ヶ岳の全容を見渡すことができます。
ナナカマドの実。
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ナナカマドの実。
少し休憩して、次のピークである中岳を目指します。緩やかな笹原の稜線を辿ります。経ヶ岳は1600mしかないとは思えないスケール感です。
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少し休憩して、次のピークである中岳を目指します。緩やかな笹原の稜線を辿ります。経ヶ岳は1600mしかないとは思えないスケール感です。
急速に雲がいなくなって、青空が! 経ヶ岳は白山よりも古い時代に活動していた火山らしいです。ここから見ると火口壁が壮観。
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急速に雲がいなくなって、青空が! 経ヶ岳は白山よりも古い時代に活動していた火山らしいです。ここから見ると火口壁が壮観。
経ヶ岳を眺めながら、笹原の小径を行きます。
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経ヶ岳を眺めながら、笹原の小径を行きます。
杓子岳から15分程度で中岳に到着。写真だと分からないけど、日本海も見えていました。
杓子岳から15分程度で中岳に到着。写真だと分からないけど、日本海も見えていました。
経ヶ岳の本体に取り付く前に、一度大きく下ることになります…。
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経ヶ岳の本体に取り付く前に、一度大きく下ることになります…。
北側に見える尾根は、まだまだ紅葉がきれいです。
北側に見える尾根は、まだまだ紅葉がきれいです。
目の前に迫る経ヶ岳。これはかなり手強そうですね。
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目の前に迫る経ヶ岳。これはかなり手強そうですね。
鞍部の切窓に向かって急斜面を下ります。滑りやすく、少々難儀でした。
鞍部の切窓に向かって急斜面を下ります。滑りやすく、少々難儀でした。
さあ、最後の登りに掛かります。空模様はころころ変わって、また曇り空に。泥と刈り払われた笹で滑りやすく、なかなか大変な登りでした。
さあ、最後の登りに掛かります。空模様はころころ変わって、また曇り空に。泥と刈り払われた笹で滑りやすく、なかなか大変な登りでした。
杓子岳と中岳の稜線の下は大きな窪地になっていて、ここは火口跡の「池の大沢」。紅葉は残念ながら落葉済みでした。
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杓子岳と中岳の稜線の下は大きな窪地になっていて、ここは火口跡の「池の大沢」。紅葉は残念ながら落葉済みでした。
下りは苦戦しそうだなと考えながら急登をこなし、山頂がだいぶ近づいてきました。
下りは苦戦しそうだなと考えながら急登をこなし、山頂がだいぶ近づいてきました。
登るごとに、笹の稜線の浮遊感が増して行きます。
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登るごとに、笹の稜線の浮遊感が増して行きます。
最後は比較的穏やかな斜面を登って山頂へ。
最後は比較的穏やかな斜面を登って山頂へ。
ちょうど3時間で経ヶ岳・南峰に到着です。数グループの登山者で賑わっていました。
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ちょうど3時間で経ヶ岳・南峰に到着です。数グループの登山者で賑わっていました。
まずは眺望を。山頂の広場から少し北側に進むと、白山が良く見えます。ただ、御前峰や別山の上部は雲で隠れてしまっていました。すでに冠雪しているんですね。
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まずは眺望を。山頂の広場から少し北側に進むと、白山が良く見えます。ただ、御前峰や別山の上部は雲で隠れてしまっていました。すでに冠雪しているんですね。
南方面。池の大沢から続く唐谷は、紅葉が美しいです。あの中を登って来るルートもあるようですが、上級者向けの難路とのこと。奥には霞んでいるけど荒島岳や銀杏峰、部子山も。
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南方面。池の大沢から続く唐谷は、紅葉が美しいです。あの中を登って来るルートもあるようですが、上級者向けの難路とのこと。奥には霞んでいるけど荒島岳や銀杏峰、部子山も。
大野盆地の大パノラマと、そこに浮かぶ笹の稜線。
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大野盆地の大パノラマと、そこに浮かぶ笹の稜線。
福井の市街地方面。肉眼では日本海がはっきりと見えていました。
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福井の市街地方面。肉眼では日本海がはっきりと見えていました。
さてさて、今回の山行のメイン行事ともいえるランチタイムです。アヒージョを作ってみました。こちらはマッシュルームとエビver.です。バケットが大活躍でした。
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さてさて、今回の山行のメイン行事ともいえるランチタイムです。アヒージョを作ってみました。こちらはマッシュルームとエビver.です。バケットが大活躍でした。
ベーコンver.も。ミニトマトの酸味も良く合いました。山友が作ってくれたミネストローネも美味でした。
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ベーコンver.も。ミニトマトの酸味も良く合いました。山友が作ってくれたミネストローネも美味でした。
お腹が満たされたら下山です。お隣の法恩寺山はまだまだ紅葉が鮮やかです。
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お腹が満たされたら下山です。お隣の法恩寺山はまだまだ紅葉が鮮やかです。
鞍部の切窓に向かって一気に下ります。その後の登り返しがキツそう。
鞍部の切窓に向かって一気に下ります。その後の登り返しがキツそう。
対岸の斜面の紅葉はボリューム感たっぷり。
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対岸の斜面の紅葉はボリューム感たっぷり。
晩秋の彩りを見下ろしながら。
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晩秋の彩りを見下ろしながら。
ナナカマドが鈴なりに。
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ナナカマドが鈴なりに。
滑りやすい急下りは、やはり苦戦。自分は1コケでした…。
滑りやすい急下りは、やはり苦戦。自分は1コケでした…。
中岳へ登り返す途中から、振り返って見る経ヶ岳。コンパクトながらもアルペンムードたっぷりのいい山でした。
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中岳へ登り返す途中から、振り返って見る経ヶ岳。コンパクトながらもアルペンムードたっぷりのいい山でした。
唐谷を滑り落ちるように紅葉の斜面。
唐谷を滑り落ちるように紅葉の斜面。
池の大沢に広がる森。紅葉しているところを見てみたかったですね。
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池の大沢に広がる森。紅葉しているところを見てみたかったですね。
曲がりくねった登山道は「笹原の回廊」とでも呼びましょうか。
曲がりくねった登山道は「笹原の回廊」とでも呼びましょうか。
程よく染まったミネカエデ。
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程よく染まったミネカエデ。
法恩寺山方面の紅葉は、登りの時よりも陽の回りが良くて、鮮やかな錦色に。
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法恩寺山方面の紅葉は、登りの時よりも陽の回りが良くて、鮮やかな錦色に。
秋色のパッチワーク。
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秋色のパッチワーク。
雲でできた明暗が、紅葉の鮮やかさを引き立てます。
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雲でできた明暗が、紅葉の鮮やかさを引き立てます。
標高が高い部分の終わりかけた紅葉も良し。
標高が高い部分の終わりかけた紅葉も良し。
紅葉の眺望をしっかりと楽しめました。
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紅葉の眺望をしっかりと楽しめました。
登山道も紅葉ゾーンまで下ってきました。若いブナが多いけど、なんだかホッとする色合い。
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登山道も紅葉ゾーンまで下ってきました。若いブナが多いけど、なんだかホッとする色合い。
逆光でオレンジ色の眩しい下山路。
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逆光でオレンジ色の眩しい下山路。
時々、頭上を見上げながら。
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時々、頭上を見上げながら。
アダムとイブの木も見上げてみます。
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アダムとイブの木も見上げてみます。
ゴールまでラストスパート。
ゴールまでラストスパート。
葉っぱの状態はあまりきれいな個体ではないけど、色付きが素敵だったので。
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葉っぱの状態はあまりきれいな個体ではないけど、色付きが素敵だったので。
オレンジ色がいっぱい。
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オレンジ色がいっぱい。
駐車場に戻って。タイミング的に今年最後の紅葉かも。満喫できました。
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駐車場に戻って。タイミング的に今年最後の紅葉かも。満喫できました。

感想

今回は会社の同僚と総勢6名で秋山登山。初心者もいるので、ガッツリきつくはなく、でも、山らしい風景が見れて、紅葉も楽しめて…と、欲張りすぎて、なかなか行き先が決まりませんでした。そして、色々と探して選んだ「経ヶ岳」。福井最高峰のこの山は、あまり有名じゃないかも知れないけど、予想以上にいい山でした。山頂でのランチタイムも楽しみのひとつとして仕込んで行きます。

大野市の六呂師から林道を上がり登山口に着くと、すでにいい眺望といい色付きの紅葉。山頂までは計3つのピークを辿るので、そこそこのアップダウンがあります。序盤は晩秋の雰囲気の森を登って行きます。ひとつ目のピーク・保月山を過ぎるとところどころで眺望が開け、法恩寺山方面の紅葉が最盛期となっていてきれいでした。

目標の経ヶ岳は杓子岳で登場。白山よりも古い時代に活動していた火山である経ヶ岳は、立派な火口壁を持っていて、なかなかのスケール感でした。杓子岳から先は、笹原の茂る緩やか稜線をのんびり行きます。しかし、中岳から一度、鞍部に下って、最後の山頂アプローチは、急下りから急登で、なかなか骨が折れました。泥と刈払われた笹で滑りやすいのも難儀した理由です。でも、眺望は終始、開けていて、楽しみながら登ることができました。

3時間で到達した山頂からは、白山(上部は雲が掛かっていた)や大野盆地、荒島岳、銀杏峰などのパノラマ。そして、風もなく、のんびり穏やかな山頂で、お楽しみのランチ。マッシュルームのアヒージョ(エビ&ベーコンver.2種)を作ってみました。バゲットをザックに差して登るのは、ちょっとした憧れ?だったので、今回、達成して自己満足(苦笑)。山友の作ってくれたミネストローネも美味で、楽しい山ランチとなりました。

下山も眺望と紅葉を満喫しながら。紅葉は陽の回りが良くなって、登りよりもいっそう鮮やかでした。最後はそれなりに疲れたけど、充実した秋山ハイクとなりました。ひとり登山もいいけど、たまには大勢で楽しく登るのもいいですね。初心者のメンバーもこれをきっかけに、もっと山が好きになってくれるといいな、なんて思ったり。

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コメント

山頂でお会いした中年3人組(男男女)です
o-chikuさん、はじめまして。
我々が山頂から下りる時、うちの女性が経ヶ岳を振り返って「ありがとうございました」って言ったら、輪になって食事準備中の皆様が応えてくださり、微笑ましく下ることができました笑
風のないのどかな山頂での本格的なランチ、最高ですね。真横で羨ましくご準備拝見してました。いろんな紅葉も見事でしたし、山好きなメンバーが増えたら楽しいですね!
2018/11/7 22:52
Re: 山頂でお会いした中年3人組(男男女)です
pewa-lakeさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

山頂では騒がしくしてしまい、ご迷惑をお掛けしていなければいいのですが…

普段、ひとりや少人数で歩いている時は簡素な食事ですが、今回は特別です。
景色も紅葉も抜群で、初心者メンバーも山を満喫できたようです。

また、どこかの山でお会いできれば。
これからも良い山旅を!
2018/11/7 23:38
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