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Yamareco

記録ID: 163900
全員に公開
山滑走
北陸

猿ヶ山

2012年01月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:05
距離
12.5km
登り
1,318m
下り
1,321m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

下島(林道駐車場所)7:10-8:19尾根取り付き(標高530m)-10:11送電線下(880m)-11:58 1220mピーク-12:56猿ヶ山13:22-13:39東北尾根から登り返し13:48-14:09 1220mピーク14:14-15:17林道-15:33駐車場所
天候 曇り時々雨または雪
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
五箇山下島集落から上がる林道の除雪終点に駐車。標高350m
コース状況/
危険箇所等
標高530mまで林道歩き、後は尾根通しに1221mピーク経由で猿ヶ山往復。全て雪上。886mピークの西側に若干の痩せ尾根あり。
下島から林道を上がって最初の左カープの、除雪終点に駐車。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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下島から林道を上がって最初の左カープの、除雪終点に駐車。
反射板のあるのは大滝山。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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反射板のあるのは大滝山。
尾根取り付きの目印になる送電線が近づいてきた。雲行きが多少心配、ここでは雨。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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尾根取り付きの目印になる送電線が近づいてきた。雲行きが多少心配、ここでは雨。
送電線鉄塔周辺は刈り払いのため広い雪原になっている。
2012年01月21日 21:01撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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送電線鉄塔周辺は刈り払いのため広い雪原になっている。
886mピークの鉄塔と、1221mピークが見えて来た。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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886mピークの鉄塔と、1221mピークが見えて来た。
五箇山の谷を見下ろす。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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五箇山の谷を見下ろす。
886mピークの鉄塔のもう一つ手前の鉄塔から。1221mピークーの登路が見渡せる。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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886mピークの鉄塔のもう一つ手前の鉄塔から。1221mピークーの登路が見渡せる。
鉄塔下から、初めて目指す猿ヶ山が見えた。
この後ガスって見えなくなる。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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鉄塔下から、初めて目指す猿ヶ山が見えた。
この後ガスって見えなくなる。
1221mピークに付いたら、北東尾根からのスキートレースがあった。これで山頂まで楽ちん。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1221mピークに付いたら、北東尾根からのスキートレースがあった。これで山頂まで楽ちん。
山頂ま近か。先行者はもう滑って下りてしまっている。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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山頂ま近か。先行者はもう滑って下りてしまっている。
猿ヶ山到着。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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猿ヶ山到着。
広い平らな山頂、展望は今一つ。
2012年01月21日 20:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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広い平らな山頂、展望は今一つ。
帰り道の登り返しに立ちはだかる鉄塔。
2012年01月21日 21:02撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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帰り道の登り返しに立ちはだかる鉄塔。

感想

五箇山の西、富山・石川県境にある猿ヶ山(1448m)は、無雪期には南西のブナオ峠から道があるようだが、積雪期には東の五箇山方面から登られている。富山県内中級山岳ではこれまで僧ヶ岳、鍬崎山、大辻山、白木峰、仁王山、金剛堂山と雪の上を登って来たが、西部の山には初めての進出である。

五箇山ICから国道156を一旦南に進み、庄川を渡る新屋橋を渡って直ぐに右折し、下島の部落に入る。臼谷への林道は最初のカープまで除雪されており、除雪終点に車を止め、スノーシューで林道を歩き出す。大寒だというのに今日は妙に暖かく、体が温まっていない筈の最初からジャケットも脱いでアンダーウェア、手袋はインナーのみ、帽子もなしで丁度いい。積もった雪は湿り雪で春みたいだし、木の枝からは雪・氷ではなく雫が落ちてくる。ラッセル沈み量は踝程度だが、雪は湿って重い。送電線鉄塔直下の標高530mで林道を離れ、尾根に取り付く。送電線を3回くぐるが、一本目から一登りで660mのピークにつくと1220mのピークまでの登路が見渡せる。二本目は広々とした台地にあり、さらに一登りで880mの三本目の鉄塔、ここで初めて目指す猿ヶ山の頂が望めた。その後ガスで見えなくなるが。鉄塔直後のやせ尾根を越えるとブナ林の中の広い尾根道で、下の湿った雪よりは若干歩きやすくなった。1000m位から上で木から落ちるものも雪・氷になり、時折空から降ってくるのも雪になった。
1220mピークに着くと、そこにスキーのトレースがあるではないか。北東の尾瀬集落から登って来たようだ。これでラッセルから解放され、トレースを辿って広場の様な猿ヶ山の山頂に到着。先行スキーヤーはとっくに下っていて誰もいない。休憩の後を見ると、2,3人ずつの2パーティーが上がっていたと推測された。曇り基調ながら、山頂では遠方の山も雲の間に臨むことができた。
さて滑降は、山頂からの中斜面は樹間も広く好きなように滑っていける。その後緩斜面は、新雪上は滑らないので先行トレースに乗る。先行者も同じでシュプールは1本にまとまり、斜度が増すと分かれて行く。
調子に乗って滑っていたら、送電線鉄塔が見えて、あれおかしいな、あっ、やってしまったか。1220mピークで先行トレースと分かれて南に下らなければいけないのを、北東に下ってしまった。このことは意識はしていたのだが、時間的にまだだろうと思っていた。下りが快調だと早いものだ。
標高差100mを登り返して本来のルートに戻る。後は自分の登りトレースを辿ればいいだけ。下るほどに少しずつ雪が重くなってくるが、鉄塔前の登り返しまではまずまず順調。登り返しは板を担いでツボ足で、自分の足跡に乗ればそんなに沈まず、スノーシュー履くよりはスピーディーに越えられた。二本続きの鉄塔の辺りも広々と気持ちいいが、その後の林間は樹間も詰まり、急坂・崖上もあり、雪は重く、慎重に下りて最後の鉄塔に出会えば、エイヤッと気合で滑って林道に飛び出した。後は林道をトロトロと滑って駐車場所に到着。

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