猿ヶ山
- GPS
- 08:05
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,318m
- 下り
- 1,321m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨または雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高530mまで林道歩き、後は尾根通しに1221mピーク経由で猿ヶ山往復。全て雪上。886mピークの西側に若干の痩せ尾根あり。 |
写真
感想
五箇山の西、富山・石川県境にある猿ヶ山(1448m)は、無雪期には南西のブナオ峠から道があるようだが、積雪期には東の五箇山方面から登られている。富山県内中級山岳ではこれまで僧ヶ岳、鍬崎山、大辻山、白木峰、仁王山、金剛堂山と雪の上を登って来たが、西部の山には初めての進出である。
五箇山ICから国道156を一旦南に進み、庄川を渡る新屋橋を渡って直ぐに右折し、下島の部落に入る。臼谷への林道は最初のカープまで除雪されており、除雪終点に車を止め、スノーシューで林道を歩き出す。大寒だというのに今日は妙に暖かく、体が温まっていない筈の最初からジャケットも脱いでアンダーウェア、手袋はインナーのみ、帽子もなしで丁度いい。積もった雪は湿り雪で春みたいだし、木の枝からは雪・氷ではなく雫が落ちてくる。ラッセル沈み量は踝程度だが、雪は湿って重い。送電線鉄塔直下の標高530mで林道を離れ、尾根に取り付く。送電線を3回くぐるが、一本目から一登りで660mのピークにつくと1220mのピークまでの登路が見渡せる。二本目は広々とした台地にあり、さらに一登りで880mの三本目の鉄塔、ここで初めて目指す猿ヶ山の頂が望めた。その後ガスで見えなくなるが。鉄塔直後のやせ尾根を越えるとブナ林の中の広い尾根道で、下の湿った雪よりは若干歩きやすくなった。1000m位から上で木から落ちるものも雪・氷になり、時折空から降ってくるのも雪になった。
1220mピークに着くと、そこにスキーのトレースがあるではないか。北東の尾瀬集落から登って来たようだ。これでラッセルから解放され、トレースを辿って広場の様な猿ヶ山の山頂に到着。先行スキーヤーはとっくに下っていて誰もいない。休憩の後を見ると、2,3人ずつの2パーティーが上がっていたと推測された。曇り基調ながら、山頂では遠方の山も雲の間に臨むことができた。
さて滑降は、山頂からの中斜面は樹間も広く好きなように滑っていける。その後緩斜面は、新雪上は滑らないので先行トレースに乗る。先行者も同じでシュプールは1本にまとまり、斜度が増すと分かれて行く。
調子に乗って滑っていたら、送電線鉄塔が見えて、あれおかしいな、あっ、やってしまったか。1220mピークで先行トレースと分かれて南に下らなければいけないのを、北東に下ってしまった。このことは意識はしていたのだが、時間的にまだだろうと思っていた。下りが快調だと早いものだ。
標高差100mを登り返して本来のルートに戻る。後は自分の登りトレースを辿ればいいだけ。下るほどに少しずつ雪が重くなってくるが、鉄塔前の登り返しまではまずまず順調。登り返しは板を担いでツボ足で、自分の足跡に乗ればそんなに沈まず、スノーシュー履くよりはスピーディーに越えられた。二本続きの鉄塔の辺りも広々と気持ちいいが、その後の林間は樹間も詰まり、急坂・崖上もあり、雪は重く、慎重に下りて最後の鉄塔に出会えば、エイヤッと気合で滑って林道に飛び出した。後は林道をトロトロと滑って駐車場所に到着。
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